AI関連銘柄8選 事業内容や財務データをまとめたよ

ナスダックの堅調さが際立つ最近の相場環境。オールドエコノミーからニューエコノミーへのマネーの動きは今後も続きそう。
恥ずかしながら、当方ITやハイテク銘柄は全くの不勉強です。時代に取り残されないように、まずはAI銘柄の知識を得ようと調査し、まとめてみました。

今回は推奨銘柄を紹介するわけではないので、セクターの理解のためだと思って読んでみてください。もっと知識が深まってくれば追加更新していきます。
(しかし勉強になりました。こんなサービスが世の中にあるなんて、まだまだまだ知らないことだらけです。)

①AI関連銘柄8選 基礎情報

ヤフーファイナンス等でAI関連企業をソートしながら、事業概要が面白そうだなと思った企業を8社選びました。全て時価総額500億円以下の企業となっており、ザ・大企業は個人投資家レベルでは中身がよく見えないのと、専門のアナリストもいると思いますので除いております。

以下記載の数値は直近の本決算のもので、時価総額は2017年5月2日時点、PERも5月2日の株価と会社予想のEPSを使っています。

FRONTEO(2158)
概要:人工知能「KIBIT」を用い、ヘルスケア(医師や看護師の判断を支援)、デジタルマーケティング(コミュニケーションロボット開発)、ビジネスインテリジェンス(メール監査、ビジネスデータ分析)、リーガル(電子証拠の収集・抽出等で企業法務等をサポート)といった事業を展開。2014年から2015年にかけて、米国で2社のリーガル関連企業を買収。
設立:2003年8月
売上高:10,553百万円
営業利益:69百万円
当期純利益:‐196百万円
時価総額:250億円
PER:-
総資産:129億円
株主資本比率:36%

オプティム(3694)
概要:「ネットを空気に変える」をコンセプトに、IOTプラットフォームサービスやリモートマネジメントサービスを展開。リモートマネジメントサービスにおいては、スマートフォンなどのカメラ映像を通し、作業現場とオペレーターをつなぎ業務効率化を図る。また、農業面でドローンと連携し、上空から農地をスキャニングしてデータの蓄積を行い、蓄積されたビックデータを解析して病害虫の早期発見や生育管理といったことも行う。
設立:2000年6月
売上高:2,620百万円
営業利益:538百万円
当期純利益:289百万円
時価総額:373億円
PER:85倍
総資産:27億円
株主資本比率:74%

セック(3741)
概要:リアルタイムソフトウェア技術に強みを持つ。サービスロボットの安全関連ミドルウェアや、GPSを用いた災害時のリアルタイムの安否確認システム等を展開。RTミドルウェア「RTMSafety」はロボット用ソフトウェアとしては世界で初めて安全性の国際規格の認証を取得。
設立:1970年5月
売上高:4,615百万円
営業利益:641百万円
当期純利益:446百万円
時価総額:91億円
PER:30.5倍
総資産:59億円
株主資本比率:83%

アドバンスト・メディア(3773)
概要:音声認識エンジン「Ami Voice」を用い、議事録や営業日報の書き起こし、コールセンターの顧客等との会話データ書き起こし、物流センターでの音声指示による商品仕分けといった業務効率化サービスを展開。
設立:1997年12月
売上高:2,291百万円
営業利益:-267百万円
当期純利益:-175百万円
時価総額:123億円
PER:-
総資産:62億円
株主資本比率:80%

メディカル・データ・ビジョン(3902)
概要:病院向けに経営管理システム、診療情報保管システム、患者の看護必要度チェックシステム等を展開。製薬メーカー向けには、日本最大規模の診療データベースをもとにした、薬剤処方等分析ツールを展開。
設立:2003年8月
売上高:2,632百万円
営業利益:430百万円
当期純利益:178百万円
時価総額:376億円
PER:121倍
総資産:31億円
株主資本比率:88%

ラクス(3923)
概要:クラウドサービスとIT技術者派遣を中心に展開。「Mail Dealer」という顧客のメール対応状況を共有できるサービスや、「楽楽精算」という経費や交通費の申請・承認・精算のフローをWeb上で処理できるシステムを展開。
設立:2000年11月
売上高:4,077百万円
営業利益:784百万円
当期純利益:526百万円
時価総額:457億円
PER:63.2倍
総資産:31億円
株主資本比率:72%

エルテス(3967)
概要:SNS等を対象に、独自の炎上データベースを活用した検知システムを用い、ソーシャルメディアの炎上リスクを検知。リスク顕在化後は独自のノウハウにより顧客に対策を提示。画像検知システムの開発や自然言語解析にも取り組む。また、「インターナルリスク」として、内部要因による情報セキュリティ事故予防に着目した、内部不正検知システムも提供。
設立:2004年4月
売上高:1,379百万円
営業利益:183百万円
当期純利益:104百万円
時価総額:184億円
PER:115倍
総資産:19億円
株主資本比率:82%

ロゼッタ(6182)
概要:自動翻訳機「熟考」により、オンライン上で日本語⇔英語・中国語・韓国語の自動翻訳サービスを提供。人工知能とインターネットを融合させるという世界初の翻訳ロジックを採用し、「前後の文脈を判断する」ことで高い翻訳精度を実現。顧客企業毎の独自の社内表現や言い回しを学習したテーラーメイド型の翻訳機サービスも展開。
設立:2004年2月
売上高:1,908百万円
営業利益:226百万円
当期純利益:169百万円
時価総額:181億円
PER:90.5倍
総資産:28億円
株主資本比率:76%

②財務データ詳細

BSやPLを一覧にまとめました。表は拡大してご覧ください。また、ディスクレーマーとして以下を読んでご利用ください。

  • 趣味でGWの合間に2日くらいで仕上げたデータです。間違いあるはずですので、本気で投資検討や分析する方は、ちゃんと決算短信や有価証券報告書等を読んでおいてください。何度かデータ再チェックしてますが正確性は保証しかねます(各社のIR情報から全て手打ちで作ってやったぜwww)。
  • 発行済株式数について、ストックオプションの行使等、細かい株数まで全て追い切れていない点留意ください(PER等の指標計算においては誤差の範囲だと思いますけど)。
  • 繰り返しますが自己責任で!

③各社財務データ ヨコ比較

さて、上記のAI関連企業8社の財務データをグラフで視覚化しました。
一番右側は会社予測値であり、実績値ではない点ご留意ください。

まず売上高。セックを除き、どの会社も増収傾向です。

つづいて営業利益。
FRONTEDについては償却費負担が重く、EBITDA(減損含む)で見ると直近期は10.7億円となっています。
アドバンスト・メディアについてはEBITDAで見てもマイナス5,600万円となっており、増収傾向にありますが、利益面ではまだキツイ感じです。

純利益はラクスの伸びが顕著ですね。オプティムも予想値は前期比50%増となっています。

つづいて営業利益率。
直近期実績ベースで、FRONTEOとアドバンスト・メディアを除いた6社平均は15.9%となりました。

同様に純利益率。
こちらも直近期6社平均は9.5%となっております。

こちらは時価総額とPERです。
銘柄によってはPER100倍超えと、かなりの成長期待が表れています。うかつに手を出すのは恐ろしいので、ちゃんとビジネス分析しなければですね・・・。
(なお、赤字企業はPERゼロとしています。)

最後に、財務安全性指標です。
FRONTEOを除き、どの会社も株主資本比率は70%を超えています。
有利子負債もほとんど無く、今のところ財務の健全性はとても高いと言えそうです。

④各社株価推移

それぞれの企業の2016年1月4日時点の株価を1.0としてグラフ化しました。日経平均もインデックスとして、参考までに入れております。また、エルテスについては、上場が2016年11月のためグラフから除いております。

こうやって見てみるとメディカル・データ・ビジョンの強さが浮き彫りですね。

メディカル・データ・ビジョン、ロゼッタ、ラクスの株価が強く他の銘柄の値動きが見づらいので、それらを除いたのが以下のグラフです。セックとFRONTEO以外は日経平均をアウトパフォームしております。

このように見てみると、まずはざくっですが特徴が分かってきました。
しかし株式を購入するとなると、多くの銘柄が高PERということもあり、もっと調べないと大やけどをしてしまいそう。まだ手は出せなそうです。

私はハイテク・IT銘柄はど素人なのですが、調べてみると大変興味深く、知的好奇心をかき立てられました。会社によっては製品の展示会などを時折やっているようなので、行ってみようかな。良い銘柄に当たれば、株価2倍3倍は当たり前な世界のようです(また逆も然り??)。

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