自動車株と為替

~ポイント~
・自動車株には外部要因が満載!
・為替変動、政治家発言、製品不具合は突然に・・・
・少なくとも為替相場を読んでから投資しよう

世界をリードする日本の自動車メーカー。自動車関係のニュースやTVCMは毎日見ますし、知名度も高いので株初心者でも取っ付きやすい銘柄かと思います。

ただ、この業種は外部環境の影響を特に受けやすく、必ずしも企業自体の営業状況が良いからといって株価が上がる訳ではなく、外部要因にヒヤヒヤしなければならない心労の多い銘柄と考えています。

直近ではトランプ大統領のトヨタ批判やメキシコへの貿易干渉により、自動車銘柄の多くは一時下落し上値の重い展開となっています。また、フォルクスワーゲンの排ガス不正や三菱自動車の燃費データ不正、タカタのエアバック問題等、自動車のユーザー自体が多く、かつ、生命の安全に関わる製品なだけに問題が大きくなりやすく、沈静化に時間がかかる(その分上値を抑制され塩漬けになってしまう)リスクを持っています。

これらの突発的な出来事はわれわれ投資家が事前に知り得ることはほぼ不可能ですので、企業業績は良好に見えるものの、理不尽な価格変動に振り回されることも多い銘柄と考えています。

また、為替の影響が特に大きく、【自動車銘柄=為替相場を張る】ようなものだと思います。果たしてそれは数値的にどうなのか、今回はドル円と自動車銘柄の関係性を調べてみることにしました。

今回対象とするのは日産(7201)、トヨタ(7203)、マツダ(7261)とし、2013年1月から2017年2月までの株価推移とドル円の推移を比較してみました。

下のグラフのとおりですが、マツダを除き、株価と為替は概ね近しい推移となっていることが見て取れます。

日産自動車ほぼ一緒・・・。

トヨタ自動車これもほぼ一緒・・・。

マツダはところどころ違いますね。

相関係数は同期間で日産が0.79、トヨタが0.87、マツダが0.47。マツダが比較的低い値となっているため、期間を2015年1月から2017年2月にしてみると、日産:0.81、トヨタ:0.86、マツダ:0.86、2016年1月から2017年2月にしてみると日産:0.76、トヨタ:0.71、マツダ:0.72となりました。

マツダは期間を2015年からにするとチャートはこのような感じです。似通った動きが見て取れます。

簡単な分析ですが、見てのとおり自動車銘柄は為替の方向性を同時に推測し、判断した上でなければインしてはならない銘柄だと再認識しました(各社為替変動への取り組みはやっていますけどね・・・)。

ちなみに、1円きざみの為替水準と、これら銘柄の過去の平均株価は以下表のとおりです。
(※データ上、為替・株式の休場日は補正をしていますのでご参考まで。)

日産が相対的に強くマツダの弱さが目立ちます。週足のRSIも日産:49、トヨタ:45、マツダ:36と似た傾向ですね。

今後の株価動向も言わずもがな、為替動向及びトランプ大統領の対日政策、対メキシコ政策に大きく振り回されるものと考えます。米国利上げは見えており、それだけを鑑みると円安材料となるのですが、まだまだ政治や為替に振り回される期間は続きそうです。

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