米国金利と国内銀行株

~ポイント~
・2015年以降は米国金利と銀行株に相関あり
・5年スパンで見ると米国金利と銀行株の影響は小さい
・銀行株、今が仕込みどき?

3月1日、世界が注目するトランプ大統領演説も無難にこなし日経平均は高く終わりました。
米国では株価指数も12連騰し、良好な経済統計も続いており、過熱した相場を落ち着かせるためにも3月FOMCでの利上げも可能性を帯びてきました。今年は良好な米国景気とそれに伴う金融引き締めが大きなトピックとなることは間違いないでしょう。

今年の2、3回の米国利上げは所与の事項。今回は米国利上げをネタにして、金利をビジネスとしている国内銀行株を物色してみることにしました。

今回対象としたのはメガバンクとして三菱UFJ、三井住友FG、みずほFG、そして新生銀行です。
まずは早速、米国金利と銀行株のヒストリカルチャートを調べてみました。

株価を左軸に、米国10年債利回りを右軸に。
こちら三菱UFJ FGですが、ところどころ乖離もあり、全体的にはそんなに似通っていないですね。↓

こちらは三井住友FG。比較的似通った動きが見て取れます。↓

こちらみずほFG。こちらも比較的似通ってます。↓

新生はこのような感じ。↓

相関係数を見てみましょう。
数値でも長期的に見ると強い相関は見られませんが、2016年以降では大変強い相関が見られます

単年ごとの相関係数。


相関が無いと言える年や完全な相関と言える年も。しかも銘柄によって差があり、新生にいたっては海外比重が小さいせいか全般的に相関は低いです。

しかし、やはり見逃せないのが2016年からは全銘柄ともにトレンドができていることです

直近1年の傾向で見れば、金利の先高感が見えた現状は銀行株を買い向かっても良いのかもしれません(もっと言うなら各行の海外融資残高調べたり、国内金利動向も比較した上で、ですけど。)。
但し、この期間は、米国景気上昇とトランプ大統領就任に伴うドット・フランク法の見直し言及による金融株上昇が影響している可能性も見逃せません。とは言え、トレンドとしては相関を持っており、高配当かつ現状の株価水準であれば大負けもしないでしょうから私はコツコツ拾うようにしています。

ちなみに今回取り上げた4銘柄の比較チャートは以下表のとおり。三菱UFJが強いですね。モルガンスタンレーが持分法適用関連会社となっていることも影響として大きそう。

その他、銀行株を売買する上でとても重要なトピックスとして踏まえておかなければならないのが「東芝問題」です。これも上記チャートに各行の融資高として表れている気もしますが、このリスクについては次回調べていきたいと思います。

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