CPI 消費者物価指数(2017年8月 日米ともに物価上昇)

2017年8月の消費者物価指数(CPI)を今月も書き残しておきます。

日本のCPI(生鮮食品を除く)は8月も前年対比プラスで、8か月連続のプラスとなりました。
アメリカは7月までは3ヵ月連続して市場予想を下回っていましたが、8月の総合指数は予想を超える結果となりFRBも安堵したのではないでしょうか。

前月分はこちらにまとめていますので、ご参照くださいませ。

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日本のCPI(2017年8月)

こちらが日本の2017年8月の消費者物価指数となります(9/29発表)。日銀政策を踏まえる上で、生鮮食品を除くコアCPIとしております。

総合指数(生鮮食品を除く):100.3
前月比:+0.1%(季節調整値)
前年同月比:+0.7%(予想+0.7%)
⇒※日銀の誘導目標+2.0%

生鮮食品及びエネルギーを除く数値は、前月比 +0.1%(季節調整値)、前年同月比 +0.2%

前年同月比+0.7%となり、2015年4月以来の強い値となりました。エネルギーも除いたコアコアになると+0.2%なので、エネルギーの寄与度が高かったことがわかります。

主な上昇項目としては、前年同月比でガソリンが7.8%(寄与度0.14)となり前月に続き上昇昇。電気代は7.0%の増加、ビールも7.4%の上昇となり、これらも上昇が続いています。

また、主な下落項目としては、携帯電話通信料が5.4%(寄与度-0.12)の下落。生鮮野菜も前月に続き3.4%(寄与度-0.06)の下落となっています。
生鮮野菜は8月長雨の影響で高くなっているイメージがあったので詳細を見てみました。すると、イモ類やダイコン、ニンジン、タマネギといった地中の野菜は大きく値を下げる一方、ホウレンソウ、ハクサイ、サヤインゲンといった地上の野菜類は高めの傾向がありました。日照不足→野菜高騰と短絡的に考えていましたが、とても奥が深い。勉強になりました。

アメリカのCPI(2017年8月)

つづいて、こちらがアメリカの2017年8月の消費者物価指数(9/14発表)。こちらは食品、エネルギーを除くコアコアCPIとしております。

8月消費者物価指数(食品・エネルギーを除く):252.460
前月比:+0.2%(季節調整値、予想+0.2%)
前年同月比:+1.68%
※食品・エネルギー含む総合指数は前月比0.4%の上昇、前年同月比は1.9%の上昇(それぞれ予想超過)

アメリカのコアコアCPIは予想どおりでしたが、食品・エネルギーを含む指数は予想を上回ったこともあり一時円高傾向に。しかし、北朝鮮リスクが意識される地合でしたので同日の金利は変わらず、為替も元の110円台に戻りました。

ただ、その後のFOMCではこの結果も影響してか金融政策正常化に向けての動きに。イエレンさんもその後の講演で、物価の伸びの鈍化は「おそらく一時的なものだ」と述べております。

またまた前月と同じコメントを残しますが、グラフを見てのとおり、コアコアCPIは2015年11月から2017年3月まで17ヶ月連続して前年同月比+2%を超える値でしたが、2017年4月・5月・6月・7月・8月と連続して2%を切る結果となっています。いつ2%を超える値になってくるか要注目です。

世界的に金融政策正常化に向けての動きとなってきました。
アメリカの物価見通しもFRB内で意見が分かれるものの、底堅く動くとの見方が強まっているように思います。このまま金利上昇してくれれば日本株にとってもプラス材料なのですけどね。

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