CPI 消費者物価指数(2018年4月 日本は更に伸び鈍化、米国は2カ月連続2%超え)

2018年4月の消費者物価指数(CPI)を書き残しておきます。

日本のCPI(生鮮食品を除く)は+0.7%と2カ月連続で伸びが鈍化。また、アメリカのコアコア指数は+2.13%となり2カ月連続で2%超えとなりました。

以下でもうちょっと詳しく見ていきますね。

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日本のCPI(2018年4月)

こちらが日本の2018年4月の消費者物価指数となります(5/18発表)。日銀政策を踏まえる上で、生鮮食品を除くコアCPIとしております。

総合指数(生鮮食品を除く):100.9
前月比:-0.1%(季節調整値)
前年同月比:+0.7%(予想+0.8%)
⇒※日銀の誘導目標+2.0%

生鮮食品及びエネルギーを除く数値は、前月比 -0.1%(季節調整値)、前年同月比 +0.4%

前年比の物価上昇率の失速感が否めません。
2018年2月は+1.0%まで伸び(2015年3月ぶりの伸び)、3月は+0.9%、そして4月は+0.7%まで下がりました。前月も言及しましたが、2018年2月からの円高と、2017年1月から物価は上昇傾向にあったことから、上昇幅が伸び悩んできているようなイメージです。

主な変動品目について、総務省統計局の資料を貼り付けておきます。

エネルギー価格と診療代はこれまでどおり上昇傾向にありますが、それ以外が出てきません。
物価と関係性のある2018年3月の賃金上昇率は2.5%と急上昇しましたが、一時的なボーナスの部分が大きいので、恒常的な物価上昇は見込みにくいかなあ。

アメリカのCPI(2018年4月)

つづいて、こちらがアメリカの2018年4月の消費者物価指数(5/10発表)。こちらは食品、エネルギーを除くコアコアCPIとしております。

4月消費者物価指数(食品・エネルギーを除く):257.025
前月比:+0.1%(季節調整値、予想+0.2%)
前年同月比:+2.13%(予想+2.2%)
※食品・エネルギー含む総合指数は前月比+0.2%(予想+0.3%)、前年同月比は+2.46%(予想+2.5%)

項目ごとのテーブルも貼っておきますね(出所:U.S. Bureau of Labor Statistics)。

内訳としては、コアコア指数では住居や宿泊関連のシェルター項目、家庭用品、パーソナルケア用品、タバコ、メディカルケア、アパレルといった項目が上昇し、新車、中古車、レクリエーション、航空運賃といった項目は下落となりました。

アメリカでは2017年3月ぶりの2カ月連続2%超えとなりました。
5/23(水)にFOMC議事録が発表されましたが「インフレ率が2%付近で推移すると結論付けるのは時期尚早。特にここ数年2%を根強く下回っていたし(*)」と書かれてもいました。パウエル議長は冷徹に利上げしていくように感じましたが、案外FRBも慎重なんだなぁと思いました。
(*)”it was noted that it was premature to conclude that inflation would remain at levels around 2 percent, especially after several years in which inflation had persistently run below the Committee’s 2 percent objective.”

コアコア指数には関係ないけど先週は原油先物価格が急落しました。その半面、本格実施されるかどうかは置いといて、トランプ関税により商品価格は上昇するのではとも言われております。うーん、どっちに転ぶか分かりませんが、雇用自体は超強いので、今後もコアコア指数は2%前後で維持され、ゆるやかに金融正常化されてくるように思います。

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