夢と金利があったいい時代

ゴールデンウィークに湘南のカフェでくつろいでいたら、本棚に1970年代の雑誌が置いてありました。

「アサヒグラフ」や「毎日グラフ」、聞いたことはありましたが実際に目にするのは初めて。
表紙のスキーヤーなんて今と違って渋すぎるw

この雑誌には当時の時事ネタや文芸ネタ、その時代に流行した商品広告など色々載っていて、へぇ~と関心を持つ記事ばかりでした。旅行の広告は海外旅行なんてものはなく、地方都市の温泉旅館(今どれだけ残っているのか?)が多数掲載されていて時代を感じます。学生運動ネタも生々しく、現在の政治論争どころではないですね。

そんな中、目に留まったのが金融債の広告。

大学時代のゼミの教授(元日銀マン)が金融史が好きで、「ワリコー、ワリチョー、リッチョーがバカ売れしててね~」と冗舌に話していましたが、我々学生はポカーンとしていたことを思い出しました。

いざ広告を見てみてバカ売れしてた理由が分かりました。年利8.119%てどういうこと!?!?

これもヤバい。

拡大してみましょう。

「あなたにも・・・できるはずです 人より速く1千万円」なんて今言われたらどんな情報商材やと思いますが、これはホントの話。年率7.3%、複利計算すると10年で202%のトータルリターンになります。

広告にある頭金100万円、月間MAX積立で10年運用の場合、計算してみると掛金(元金)688万円で1,366万円に膨らんで償還されるようです。物価上昇があるにせよ、めちゃいい商品じゃないか・・・。

しばしば日本経済について、昔の高度経済成長の頃と現状について考えることがあります。
昔はなんでそんなに企業戦士・モーレツ社員として働けたのだろうと思うのですが、働きながらもこういった預金のように思われる商品に預ける感覚で投資し、10年後倍になると考えると、働いて稼いでいたらその後明るい未来が待ち受けているように思えます。

今はどうかというと、社会保障不安や日本の借金問題、少子高齢化など、残念ながら明るい未来なんて描けません。

ちなみに金利7%~8%を現状の水準で比較すると、フィリピン10年債が6.2%、インドネシア6.9%、インド7.7%、ブラジル9.6%となります。

成長率が高いから金利が高い、リスクが高いから金利が高い、様々な理由があるにせよ、これら国々を見てると夢がある国だなぁと思いました。

昔のイケイケの時代の意味が少しわかった気がしました。

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