日本とアメリカの雇用統計(2017年6月・7月)

2017年6月、7月の日米の労働統計が発表されましたので書き残しておきます。

日本では2017年7月28日(金)に6月の失業率、8月4日(金)に月間給与が、アメリカも8月4日(金)に7月の失業率と平均時給が発表されました。

アメリカの前月の統計は比較的強い結果でしたが、今月も予想を超える数値が出てきました。日本は失業率が低下する一方、月間給与は前年比下落となっています。今月もそれぞれ概況を見ておきたいと思います。

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2017年6月 日本の雇用統計

まず日本の概況は以下のとおり。
月間給与の前年変動率は物価変動を反映させない名目ベースの値となっています。

2017年6月失業率 :2.8%(前月3.1%、前年3.1%)
2017年6月間現金給与 :429,686円(前月270,241円/-%、前年431,262円/-0.37%)

月間給与の過去のトレンドは、2016年6月からは2017年3月を除き連続してプラスで推移していましたが、この2017年6月はマイナスとなりました。

あらら、労働市場は逼迫しているのに賃金はマイナスかい!と思うところですが、深掘りして見ると、一般労働者(パートタイム除く)の固定給は前年比0.16%の増加、特別給は1.37%の減少となっていますので、ボーナスが減少していることが窺えます。
以前から、今期はベアアップしているのでボーナスは減少か、と報道がされていましたので、その結果を受けた数値でしょうかね。

失業率は先々月の4月と同じ水準の2.8%まで減少しました。有効求人倍率も1.51倍と1974年2月以来の高水準となっており、引き続き労働市場は逼迫状態です。

2017年7月 米国の雇用統計

続いてアメリカの概況(速報値)は以下のとおり。
(※速報値なので今後変更があり得ます。)

2017年7月失業率 :4.3%(前月4.4%、前年4.9%、予想4.3%)
2017
年7月平均時給 :26.36ドル(前月26.27ドル/+0.34%、前年25.71ドル/+2.53%、予想+2.4%)
2017年7月非農業部門雇用者数 :前月比+20.9万人(予想+18.0万人)

7月も前月に続き、直前に発表されるADP雇用統計は予想18.5万人増のところ結果は17.8万人増と弱い数値でした。しかしながら、労働省発表の統計は、非農業部門雇用者数は予想を超える伸びでADPのマイナスを打ち消した感じ。

賃金は前年比2.53%のプラスとなり、4か月連続で2.5%前後で推移しています。前月比は0.3%増で名目賃金は上昇し続けています。

アメリカの雇用統計発表後の主な指数の動きは以下のとおり。
米国債についてはISM製造業・非製造業指数や個人消費支出が弱く金利低下の流れでしたが、雇用統計が好感されたかたちになりました。

またUPしますが、雇用統計発表の1週間後に米国CPIが発表され、あまり強い値ではありませんでした。雇用は強いけど物価は思ったほど強くないという中央銀行を悩ませるファンダメンタルズはもう少し続きそうです。

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