日本とアメリカの雇用統計(2017年9月・10月 アメリカの統計は肩透かしに・・・)

2017年9月、10月の日米の労働統計が発表されました。

日本では2017年10月31日(金)に9月の失業率、11月7日(火)に月間給与が、アメリカは11月3日(金)に10月の失業率と平均時給が発表されました。

日本は相変わらずの低失業率。賃金上昇率(名目)は世界的に見てまだ低いものの、2016年7月以来の高い値となりました。また、アメリカはハリケーン一過で雇用者数も大幅増加と思いきや市場予想には届かず、賃金の伸びも緩慢な結果に。今月もそれぞれ概況を見ておきたいと思います。

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2017年9月 日本の雇用統計

まず日本の概況は以下のとおり。
月間給与の前年変動率は物価変動を反映させない名目ベースの値となっています。
(※給与は速報値なので今後変更があり得ます。)

2017年9月失業率 :2.8%(前月2.8%、前年3.0%)
2017年9月間現金給与 :267,427円(前月273,886円、前年264,820円/+0.98%)

失業率は2017年5月は3.1%でしたが、それを除き2017年2月から9月まで、ずーっと2.8%です。すげーな日本。賃金の伸びは名目で前年比+0.98%となり、伸びてきたじゃんと思いきや、実質ベースでは-0.1%ということです。ちなみに、この賃金の伸び率は2016年7月の+1.21%以来の高さなので、個人的にはポジティブに評価しています。

人材銘柄は大概どこも強いですね。JAC-R(2124)がお気に入りでしばしば売買するのですけど、押し目ができたときに買っておけば、まあ負けない良い子です。

2017年10月 米国の雇用統計

続いてアメリカの概況(速報値)は以下のとおり。
(※速報値なので今後変更があり得ます。)

2017年10月失業率 :4.1%(前月4.2%、前年4.8%、予想4.2%)
2017年10月平均時給 :26.53ドル(前月26.54ドル/-0.04%、前年25.90ドル/+2.43%、予想 前年+2.7%)
2017年10月非農業部門雇用者数 :前月比+26.1万人(予想+31.1万人)

9月の非農業部門雇用者数はハリケーンの影響で大幅減でした。その反動で10月の市場予想は前月比30万人を超える値となっていましたが、全くの肩透かしに終わりました。

失業率は低下したものの平均時給の伸びが弱く、先進諸国で見舞われている低失業率、弱い賃金の伸び、弱いインフレ率が体現されたかたち。前月の賃金の伸び率が比較的高かった(確定値でやや下方修正されたけど)だけに残念な結果。直近24か月の伸び率の平均値は+2.60%で、また、2016年2月につけた+2.38%以来の低水準なので、けっこう弱いです。その一方、失業率4.1%というのは2000年12月の3.9%以来の低水準という・・・。

アメリカの雇用統計発表後の主な指数の動きは以下のとおり。

金利については、ちょうど次期FRB議長がややハト派のパウエル氏優勢、そして確定と報道されていた時期だったこともあり低下基調。その最中に弱い雇用統計が出てきており、ちょっとマインド的には金利上昇を期待しにくい気がします。

また、米国株については適温相場で市場高値更新中と言えど上げ幅がかなり鈍化しており、さすがにそろそろ一旦調整になってもいいのではないかと思います。

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