日本とアメリカの雇用統計(2017年10月・11月 雇用はタイト・賃金は弱めが継続)

2017年10月、11月の日米の労働統計を書き残しておきますね。

日本では2017年12月1日(金)に10月の失業率、12月8日(金)に月間給与が、アメリカは12月8日(金)に11月の失業率と平均時給が発表されました。

日本は5ヶ月連続の失業率2.8%ですが賃金上昇率(名目)は先月からやや減少。また、アメリカは非農業部門雇用者数は良い数字でしたが、平均時給の伸びは予想に届かず。それに加え、10月の平均時給と非農業部門雇用者数は下方修正という結果でした。

以下で詳しく見ていきますね。

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2017年10月 日本の雇用統計

まず日本の概況は以下のとおり。
月間給与の前年変動率は物価変動を反映させない名目ベースの値となっています。
(※給与は速報値なので今後変更があり得ます。)

2017年10月失業率 :2.8%(前月2.8%、前年3.0%)
2017年10月間現金給与 :268,392円(前月267,248円、前年266,658円/+0.65%)

しっかし給料上がらねぇ~!
この失業率の低さ、堅調な企業業績の中どうしてだろうと思います。

ちなみに内訳を見てみますと、金融・保険業は前年比+5.0%、運輸・郵便は+2.7%となっていますが、複合サービス業が-2.7%、飲食サービス業が-1.95%、不動産・物品賃貸業が-1.95%となっています(それぞれパートタイム含む)。特にサービス業ほど人手不足のように耳にするのですが、この賃金だと人材獲得厳しいですねぇ。

また、ヤマト運輸など賃上げの報道がされていましたが、経済統計にも表れてきたようです。

2017年11月 米国の雇用統計

続いてアメリカの概況(速報値)は以下のとおり。
(※速報値なので今後変更があり得ます。12/11のweekly記事で既に言及してますが内容同じです。)

2017年11月失業率 :4.1%(前月4.1%、前年4.6%、予想4.1%)
2017年11月平均時給 :26.55ドル(前月26.50ドル/+0.19%、前年25.91ドル/+2.47
%、予想 前年+2.7%)
2017年11月非農業部門雇用者数 :前月比+22.8万人(予想+19.5万人)

10月も失業率は4.1%でしたが、11月も同じでした。失業率4.1%というのは2000年12月の3.9%以来の低水準です。

非農業部門雇用者数が予想を超えたのは嬉しいのですが、10月の平均時給が26.53ドルから26.50ドルに下方修正、10月の非農業部門雇用者は+26.1万人から+24.4万人に下方修正されました。

アメリカの雇用統計発表後の主な指数の動きは以下のとおり。

報道では非農業部門雇用者数は好調となる一方、賃金の伸びが弱いため、利上げペースは緩いままで株にはポジティブと言われたりしていました。10年債利回りも2.4%近くでしたが、税制改革の進展期待があったことが金利を押し上げた要因だったように思います。

現在12/19の0時過ぎですがダウは200ドルも上げてるよ~!
昔は雇用統計で一喜一憂していましたが、最近は雇用統計なんて関係なしに上げていきますね。税制改革による企業業績向上という理由なのでしょうけど・・・。

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