日本とアメリカの雇用統計(2018年1月・2018年2月 株には好材料となった米統計)

2018年1月、2018年2月の日米の労働統計を書き残しときます。

日本では2018年3月2日(金)に1月の失業率、3月9日(金)に月間給与が、アメリカは3月9日(金)に2月の失業率と平均時給が発表されました。

日本の失業率は1993年ぶりの2.4%まで下がりましたが、月間給与は物価を反映した実質ベースで昨年よりマイナスに・・・。アメリカの失業率は4.1%と5カ月連続で同値となり、非農業部門雇用者数は予想を超過するものの、賃金の伸び率は予想を下回り、急速な利上げ懸念後退で市場は安堵!

以下でもうちょっと詳しく見ていきたいと思います。

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2018年1月 日本の雇用統計

まず日本の概況は以下のとおり。
月間給与の前年変動率は物価変動を反映させない名目ベースの値となっています。
(※給与は速報値なので今後変更があり得ます。)

2018年1月失業率 :2.4%(前月2.8%、前年3.0%)
2018年1月間現金給与 :271,640円(前月551,896円、前年269,790円/+0.68%)

失業率2.4%というのは1993年4月の2.3%以来の低水準です。大雪などの天候不順の復旧に人手が必要だったという理由もあるようですが、まあ相変わらずの低い数値。

月間給与について、名目賃金は+0.68%となっていますが、物価上昇を加味した実質賃金は-0.9%に。前月も実質賃金はマイナスでしたので日本経済どうなっとんじゃいと。

賃金の内訳を見てみますと、これまで上昇傾向にあった金融・保険業が-0.1%に下落していて驚きましたが、運輸・郵便は+2.1%とこれまでどおり伸びています。マイナス面では、複合サービス業が-6.3%(特別給が大幅減)となっていました。

また、一般労働者は昨対+0.9%、パートタイムが昨対+1.4%とアルバイトの方が伸び率は高い数値となっています。

2018年2月 米国の雇用統計

続いてアメリカの概況(速報値)は以下のとおり。
(※速報値なので今後変更があり得ます。)

2018年2月失業率 :4.1%(前月4.1%、前年4.7%、予想4.0%)
2018年2月平均時給 :26.75ドル(前月26.71ドル/+0.15%、前年26.07ドル/+2.60
%、予想 前年+2.8%)
2018年2月非農業部門雇用者数 :前月比+31.3万人(予想+20.5万人)

失業率は10月から5か月連続して4.1%となっています。3か月連続同じことを書いていますがw、失業率4.1%というのは2000年12月の3.9%以来の低水準です。まだタイト化していきそうな気もします。

そして今回最も注目されたのが、1月は著しい上昇を示した平均時給。結果的に予想を下回り、また、前月分も下方修正され市場はひと安堵となりました。また、非農業部門雇用者数も予想20.5万人のところ結果31.3万人!雇用者数は多いけど賃金は抑えられているということで、急速な利上げは不要だろうということでリスクオンの株高となり、金利は翌日以降低下傾向になっています。

雇用統計発表後の主な指数の動きは以下のとおり。

雇用統計の翌週に発表された消費者物価指数も予想通りの数値となり、いったんインフレ指標は落ち着きを取り戻したように思います。

目下マーケットの材料は米国政治動向や日本国内政治動向。こればっかりはシナリオの想像はできても当てることは至難の業ですな・・・。

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