日本とアメリカの雇用統計(2018年4月・5月 堅調な米国と実質賃金は伸びない日本)

2018年4月、2018年5月の日米の労働統計を書き残しておきます。

日本では2018年5月29日(火)に4月の失業率、6月6日(水)に賃金統計である月間給与が、アメリカは6月1日(金)に5月の失業率と平均時給が発表されました。

日本の失業率は前月変わらずの2.5%、月間給与は名目ベースでは+0.74%。アメリカの失業率は3.8%と前月より更に低下し、賃金の伸び率は予想を上回る強い結果となりました

以下でもうちょっと詳しく見ていきたいと思います。

スポンサーリンク

2018年4月 日本の雇用統計

まず日本の概況は以下のとおり。
月間給与の前年変動率は物価変動を反映させない名目ベースの値となっています。
(※給与は速報値なので今後変更があり得ます。)

2018年4月失業率 :2.5%(前月2.5%、前年3.1%)
2018年4月間現金給与 :277,272円(前月284,367円、前年269,968円/+0.74%)

失業率は3ヶ月連続の2.5%。歴史的に低い水準をキープ。

月間給与は前月急上昇しましたが、今月は前年比+0.74%と通常の動き。物価変動を考慮した実質賃金は前年比±0%となりました。

賃金の業種別内訳を見てみますと、電気・ガス業が-10.6%、不動産・物品賃貸業が-4.6%と大きく下げていますが、特別給の大幅減によるもの。他のセクターは概ねプラスでしたので、電気・不動産のマイナスがなければもう少し全体を押し上げしていたかもしれません。

相変わらず実質賃金は上昇しませんので、消費者物価指数(特にコアコア)の上昇も残念ながら見込めません。オワタ\(^o^)/

2018年5月 米国の雇用統計

続いてアメリカの概況(速報値)は以下のとおり。
(※速報値なので今後変更があり得ます。)

2018年5月失業率 :3.8%(前月3.9%、前年4.5%、予想3.9%)
2018年5月平均時給 :26.92ドル(前月26.84ドル/+0.3%、前年26.21ドル/+2.70
%、予想 前年+2.6%)
2018年5月非農業部門雇用者数 :前月比+22.3万人(予想+19.0万人)

失業率は低下継続し3.8%に。これは2000年4月以来の水準です。グラフ見ても失業率は気持ちいい低下トレンドですね。

非農業部門雇用者数は予想+22.3万人で予想の+19.0万人から上ブレ。前月分は+16.4万人から+15.9万人に下方修正されています。

平均時給は予想をやや上回り+2.70%。前月分の変更はありませんでした。グラフを見ると2.7%付近で伸び悩んでいるように見えますが、前年比なので複利計算していくと2つ目のグラフのように、名目ベースではありますが着実に伸びています。

雇用統計発表後の主な指数の動きは以下のとおり。

金利の水準は前月の雇用統計と近い水準です。
前月はこの後堅調な小売売上高が発表され2.9%台から3.1%台まで急上昇しました。

今回もいい感じの数字になってくるとは思いますけどねぇ~。はてはて。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする