日本とアメリカの雇用統計(2018年5月・6月 日米ともに強い結果に!)

2018年5月、2018年6月の日米の労働統計を書き残しておきます。

日本では2018年6月29日(金)に5月の失業率、7月9日(月)に賃金統計である月間給与が、アメリカは7月6日(金)に6月の失業率と平均時給が発表されました。

日本の失業率は前月から0.3ポイント低下の2.2%、月間給与は名目ベースでは+2.02%。アメリカの失業率は4.0%と前月より0.2ポイント上昇し、賃金の伸び率はほぼ予想に近い値となりました

以下でもうちょっと詳しく見ていきたいと思います。

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2018年5月 日本の雇用統計

まず日本の概況は以下のとおり。
月間給与の前年変動率は物価変動を反映させない名目ベースの値となっています。
(※給与は速報値なので今後変更があり得ます。)

2018年5月失業率 :2.2%(前月2.5%、前年3.1%)
2018年5月間現金給与 :275,443円(前月276,663円、前年269,968円/+2.02%)

失業率はまた下がり2.2%というのは1992年10月ぶりの水準。

月間給与はグラフを見てのとおり3月は急上昇し、4月は緩い数字になり、5月はまた伸びを見せました。物価変動を考慮した実質賃金は前年比+1.3%と久しぶりに高水準のように思います。

賃金の業種別内訳を見ても全般的にプラス。通常賃金で鉱業・採石業が+9.4%、金融・保険が+4.1%となり、特別給でも電気・ガスが+338%、金融・保険が+62%、それ以外も軒並み増加となりました。

田舎に身を置いているので都市圏の労働市場というのに疎いのですが、昔の同僚たちに話を聞いてみると勤務時間中心に相当待遇が改善しているようでビックリしました。人材獲得の熾烈な争いが起きているようで、逆に獲得できない企業は停滞していくんだろうなと思います。

2018年6月 米国の雇用統計

続いてアメリカの概況(速報値)は以下のとおり。
(※速報値なので今後変更があり得ます。)

2018年6月失業率 :4.0%(前月3.8%、前年4.4%、予想3.8%)
2018年6月平均時給 :26.98ドル(前月26.93ドル/+0.2%、前年26.26ドル/+2.74
%、予想 前年+2.8%)
2018年6月非農業部門雇用者数 :前月比+21.3万人(予想+19.5万人)

非農業部門雇用者数5月分は+22.3万人→24.4万人に上方修正。5月分平均時給も+2.70%→+2.74%と少しながら上方修正。

6月平均時給は予想にはやや届きませんでしたが、2カ月連続の+2.7%台となり安定的に強い結果が見て取れます。失業率も上昇しましたが、好条件を求めた自発的失業が出ているようで、雇用は好サイクルの模様です。ただ、今後はトランプ関税による業績悪化&レイオフがあるようにも思うのですが、それは杞憂に過ぎないのでしょうか。

これに関連してアライアンス・バーンスタインの村上さんがロイターのコラムで貿易戦争と世界経済について述べられていたのでシェアしておきます。貿易戦争が経済に及ぼす影響は未知数なのでエコノミストの解説を参考にするしかありましぇん。

雇用統計発表後の主な指数の動きは以下のとおり。

むう、結果論になりますが、ここ最近の株の反発はこの雇用統計に端を発した感も無きにしも非ず。為替も3営業日後には112円台入ってるし。サマーラリーが始まったのかなぁ~。

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