東証一部指定替えと株価推移 ~東証一部昇格後の騰落率を調査~

~ポイント~
・東証の「指定替え基準」を理解して有望銘柄を探そう

・指定替えリリースのタイミングは決算期が多いが、別のタイミングも普通にある

・リリース後は基本的にはプラス推移、過熱銘柄は即売却も選択肢に

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さて、前回の記事ではマザーズ銘柄の一部昇格の可能性について言及しました。
今回はマザーズから東証一部指定替えの基準や、そのタイミング、リリース後の株価推移について調べてみました。

まずこちらの表がマザーズから一部または二部への指定替え基準をまとめたものとなります(※2017年3月10日時点)。
読んでのとおりなので個別コメントは割愛しますが、より詳しい説明が東証のホームページ上の「新規上場ガイドブック」及び「有価証券上場規程」に書かれていますので興味のある方はご覧になってください。これを読んだだけでは分からないことが書かれており、より理解が深まるかと思います。

続いて、実際に指定替えがあった銘柄はどんな動きをするの?と気になりましたので、2016年のマザーズから東証一部に昇格した銘柄を10件ピックアップして調査してみました(※編集後記:次のチャプターで2017年に昇格した全銘柄の推移を表にまとめています。)

まず、昇格のタイミングは決算期なの?半期なの?と、キリの良い時期といったルールがあるのかどうなのか、一部昇格を期待するホルダーとしては疑問に思うところです。実例を見てみると、決算月の発表が多い傾向にありますが、必ずしもそうではなく、ファーストコーポレーションのように5月決算なのに12月にリリースがあったり、オープンドアのように3月決算なのに12月にリリースがあったり、といった事例も見受けられます。
その他、リリースから変更日(実際に指定替えされた日)まで1週間程度が多いようですが、それも銘柄によって異なっていますので、正直いつ出るか分からん、と考えておいた方が良さそうです。

また、指定替えがあると株価上昇のイメージがあり、大半の銘柄はそうなっていますが、銘柄によっては下落しているものもあります
相場環境にも依ると思いますので、比較として日経平均とRSIも銘柄ごとに取ってみました。指定替えリリース後に下げている銘柄は日経平均に連れ安しているというよりは、RSIが比較的高く、銘柄自体に過熱感があったように感じ取れます

なお、平均騰落率で見るとリリース翌日は3.23%上昇、5営業日後は0.63%上昇、1か月後は4.94%上昇となっていますので、指定替えリリース後は基本的にはホールド&セルと理解しながら、過熱感があった銘柄の場合は欲をかかず、速やかに売却することも選択肢に入れた方がよさそうです。

一部昇格を見据えてホールドする上では中長期投資となりますので、日々トレーディングに時間を取ることができない方は、一部昇格期待銘柄をホールドしてみてもいいかもしれません。新興銘柄をホールドするのは特に企業に対しての思い入れも強いでしょうから、昇格時は喜びもひとしおでしょうね!

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随時更新(2018/3/8 update)

2017年に指定替えのあった24銘柄を総ざらいしてみました。

今回はマザーズから東証一部だけでなく、ジャスダックから東証一部の銘柄も加えています(銘柄名の最後に”J”と記載がジャスダック)。

なお、上の表もそうなのですが、場中の開示有無までは追い切れていません。つまり、場中に開示があり、直後に株価が跳ねたので、翌営業日の株価はそんなに強くない、ということも考えられますので、その点ご留意ください。

上述のとおり均してみると、日経平均よりはアウトパフォームしてますが、爆騰しているわけでもないですね。個別に見ながら投資判断することが重要そうです。

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