オイシックス 大幅上昇も近い!?

~ポイント~
・財務内容は健全!最高益更新中!
・M&Aで業界最大手に、目指せ株価3,000円!
・東証一部昇格も目の前!? 配当も期待!?

※2017年5月14日 3月決算を受けてページ最下部追記更新しています。
※2017年8月10日 1Q決算を受けてページ最下部追記更新しています。
※2018年1月30日 らでぃっしゅぼーやのM&AとNTTドコモからの出資というとんでもないリリースが出ました。すごい会社になりまして、アナリストもカバーしてくれることになると思いますので本格的な更新はこれで一旦ストップします。国内最強の体制が整い、中国への展開も考えると、まだまだ成長余地はあると思います。以下、初稿2017年3月からの記事ですが良かったら参考にしてください。

現在ホールド中の銘柄オイシックス(3182)。今回はこちらの投資メモを記したいと思います。

オイシックスはネットで農産物や無添加加工食品の販売・宅配を手掛け、産地と消費者をウェブで繋ぐ役割を担っている会社です。最近は様々なIRネタも出てきており、日々の動きが楽しみな銘柄です。

ちなみにこんな感じでウェブで有機野菜の販売を行っています。

私も取り寄せたことがあるのですが、品質としては間違いない商品をリーズナブルな価格で取り寄せることができるのでかなりオススメ。気に入って再度取り寄せた、産み立て卵の「たまかけごはん」は、卵ってこんな味がするんだ!と感動を覚えました。

さて、前置きはこれくらいにしてオイシックスの定量・定性情報を見ていきましょう。

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①定量データ ~健全な財務内容~

過去4年分のPL、BSなど財務指数を以下表にまとめてみました。

売上は毎期連続増収、利益は2015年のみ下がる(同期に減損損失1.1億計上)ものの、2016年は過去最高益となり、着実に毎期成長している会社です。

BSを見てみると有利子負債はゼロで、現金も着実に積み上げてきています。投資余力が十分にあり今後幅広い投資戦略を打って出ることのできる会社だと思います。株主資本比率は60%弱ですが、負債の内訳は買掛金と未払金で81%を占めており、正常な経営活動に基づくものと判断できます。

②定性データ ~他社との業務提携により事業拡大~

オイシックス社長の高島宏平氏は東京大学大学院卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー入社、Eコマースグループのコアメンバーの一人として活動。2年後に「一般のご家庭での豊かな食生活の実現」を企業理念とするオイシックス(株)を設立しました。
高島社長の記事を検索すると様々な特集記事が出てきます。現地の農家に足しげく通い信頼を築くなど、組織内外で高いカリスマ性を発揮しているのだろうなと思います。

最近の同社の営業内容としてはEC(全体売上の92%)を中心にして、実店舗やシニア向け移動スーパーも展開しております。
また、他社との提携も積極的に行い、2016年9月には三越伊勢丹と食品宅配事業の合弁会社を設立することを発表。DEAN & DELUCAにも1.4億円を投資、アグリテックベンチャーの(株)ルートレック・ネットワークスにも3,000万円の出資を行っております。

そして最大規模の提携が2016年12月にリリースされた「(株)大地を守る会」との経営統合です(後述)。

その他、決算説明資料からも「シニア」、「ヘルスケア」、「アグリテック」といった日本社会の構造変化に対応する言葉が見て取れます。将来に向けた様々な種まきをしており、今後の同社のニュースが楽しみです。会員数の推移や客単価など、オイシックスの営業情報は決算説明資料に詳しく書かれているので投資検討される方はご覧になってください。

ちなみに、先日恵比寿三越に行って買物をしているとOisix店舗を発見!実店舗が恵比寿三越にあることを忘れていました。

店舗をのぞくと・・・、ありました、Kit Oisix!
価格は1,000円前後で、忙しいけど健康にも気を付ける恵比寿の高給取りにはマッチしそう。

オーダーメイドサラダの販売カウンター。
店作りもかなり綺麗で雰囲気出てますね。

システムは写真のとおりですが、ベースの野菜にトッピングを加える感じ。
ここは迷わずLargeサイズを注文!へへへ、株主だからな。ロスになりそうな他の売り切り半額商品も買ったぜぃ(゚∀゚)

出来上がりはこんな感じ。
オススメ野菜はもちろんのこと、モッツァレラチーズやサーモン、ポテサラなどをトッピングし、ドレッシングは「完熟とまと」と「玉ねぎしょうゆ」の2種類をチョイス。
文句なしの激ウマ!これだけでお腹いっぱいになるので、ダイエットにも効きそうですね。

③特殊要因 ~大地を守る会との経営統合~

2016年12月に「(株)大地を守る会」との経営統合が発表されました。

大地を守る会も有機野菜、自然食品の販売及び宅配という同様のビジネスを行っています。オイシックスと統合することで、売上高は337億円となり、業界2位のらでぃっしゅぼーや(売上高223億円)を規模で大きく離すことになります

顧客ターゲットはオイシックスが30代、40代前半、大地を守る会が40代以降と抱える層も異なり、ロジスティクスやカスタマーサポートの共通化、共同マーケティングなど大きなシナジーが見込まれます

また、オイシックス(左側)と大地を守る会(右側)の株主構成は以下のとおり。

今回は株式交換による経営統合のため、大地を守る会の株主であるローソンもオイシックスの株主となります

統合後は、ローソンの理事執行役員、マーケティング本部副本部長兼商品本部副本部長である野辺一也氏を役員として迎え、オイシックスの経営に参画します。同氏はSGローソンやローソンフレッシュの代表取締役など、ローソンの様々な要職を務めております。

また、大地を守る会社長の藤田和芳氏はオイシックスの会長となり、同氏の保有するコネクション、知見・ノウハウが大いにオイシックスにもたらされることと思います。今回の経営統合により、オイシックスは人的にも相当な強みを持つかたちとなります。

さて、合併後の財務数値を試算してみました。単純合算では売上高365億円、営業利益でも11.8億、純利益で8.0億円、1株利益も100円を超えることになります。

ただし、注意しないといけないことが、統合によりのれんが発生する可能性があり、それの償却費負担が会計の見た目上出てくることが考えられます。(→編集後記。モロに露呈しましたorz まあ、「見た目」だけの問題なのですけど。)

とは言え、M&Aに現金支出を伴っていないためEBITDAでメリットが感じられ、また、新株発行によりその分自己資本が厚くなり、自己資本比率の見た目が良くなるという点も考慮する必要があるでしょう。

(※新株の発行価額など、具体的な統合手続きは確かなことが言えませんので、こちらは参考までとしてください。以下表では直近の株価水準で新株発行したとして試算しています。)

統合後のPER(単純合算)は現時点の株価2,270円で22倍程度となり、現在の23倍と大きく変わりませんが、シナジー次第で十分割安感の出る値にもなるでしょう。

④美味しい今後の投資材料

・東証1部昇格

オイシックスは統合前の財務数値で見ると、株式の流動性(出来高など)以外の面では東証一部基準に適合しています。M&Aによる新株発行により流動性が高まり、また、業界再大手となり、企業の社会的存在を鑑みる上でも東証一部への鞍替えは会社としても検討していくのではないでしょうか

統合後は売上300億円、利益10億円規模の会社となるため、東証一部昇格後は投信など機関投資家もポートフォリオに組み込みやすくなることが想定されます。
(一部昇格基準や昇格後の株価推移についてはこちら

・配当の開始

前期の1株利益は88.8円(会社開示は90.26円)。会社予想でも1株利益100円は今期達成となっています。マザーズ銘柄であり成長投資が必要とはいえ、この利益水準になってくると少しばかりは配当に回してくる可能性も考えられます

ちなみに余談ですが、優待はと言うと、9月末の100株以上保有株主に対して「限定商品」が送られてきます。毎年お米のようですが、2016年9末は岐阜県下呂市ののお米、「銀の朏」1kgとフリカケが送られてきました。食べてみると甘みが口の中にフワッと広がり余韻も楽しめる味。地元のスーパーで売っていた農家直の「お米で育てた平飼い卵」と一緒に食しました。

⑤目標株価

最後にオイシックスの株価推移を見たいと思います。以下は日経平均との比較チャートとしております。

2013年に上場し公募価格1,200円、初値3,700円を付け、高値の7,280円を付けてからは下落基調となり、ここ1年間は1,775円~2,680円で推移しております。

基本的には日々の変動は小さい銘柄で間欠泉のような動きもありませんが、前述のM&Aのリリースの際には4営業日で最大28%株価は上昇しました。その後株価は下落傾向にありましたが、ここ最近は2,200円付近で売り枯れジリ高傾向となっています。

日経平均と比較してみてもまあ見落とされ感がありますねぇ。もっと連動して騰がってもいいはずなのにひっそりと動いています。

今後の展開として、プラスにとらえると材料期待のジリ高継続マイナスに捉えるとなかなか材料が出ないことによる失望売り、そしてオランダやフランスの大統領選挙によるリスクオフといったことも短期的には想定されます。

ただし、前述の一部昇格や配当開始のニュースは時間の問題だけと私は思っており、ホールド&安値では拾う戦略が望ましいと考えております。また、材料次第では3,000円もすぐにトライできると考えております。3,000円の場合は時価総額にして、この規模でたったの237億円なのです。

その他にも天災時の生産者支援や、途上国の子供への食糧支援といった社会的活動を積極的に行っているオイシックス。いち投資家としてはキャピタルゲイン、インカムゲインを望むだけでなく、社会的な会社としての成長も応援したいと思える会社です。

(データ出所:オイシックス、大地を守る会ホームページ、会社四季報)

※投資は自己責任でっ!

※2017年4月24日追記

Amazonが「Amazon フレッシュ」なる生鮮食品の宅配サービスを開始しました。
おぉっと、、、これはオイシックスとめちゃ被るじゃないか!!超競合やんけ!!と焦りましたが・・・。

なんと、トップページにオイシックスが大きく掲載されているではないか!

Amazonへの手数料もかかるでしょうけど、「Amazon」の販売チャネルはかなり大きい。これは来期以降かなり期待できるのでは・・・?

平成29年3月期決算と来期予測の評価

2017年5月11日(木)に決算発表が行われました。

分割の発表なり、来期以降の経営戦略の発表なり、プラス燃料投下してくれるかと期待したのですが、上で言及した「のれん」が会計上露呈。同日はEBITDAが連呼される短信がリリースされるだけで、決算説明資料は翌日にリリースされ、財務会計に明るくない個人投資家さんはけっこう混乱したのではないでしょうか・・・?
株価も金曜日は5%安となり、PTSでは2,000円台で値も付いていましたし、ちょっとIRが下手だなぁと思った決算でした。決算説明資料は分かりやすかっただけに・・・。

さて、前置きはこれくらいにして、投資判断を改めてしておきたいと思います。
結論から言うと2,100円台であれば買い増しで良いのではないかと考えています。

要点は表に記している通りですが、EBITDAの伸びは大いにプラス評価。一般的にはPERで評価すべきところですが、会社説明のとおり、一株当たりEBITDAで今後は評価した方が良さそうです。
また、17/3末決算もMA費用約1億計上されているので、それが無ければ当初計画よりはプラス推移という結果です。

フィスコの「オイシックス<3182>のフィスコ二期業績予想」なる記事が決算発表後に出ていましたが、3カ月後予想株価は2,500円となっておりました

過去3期分の株価/1株EBITDAの平均は14.4倍。今期の1株EBITDA予想が175.1円なので、掛け合せると2,521円。いったん目先の目標株価は2,500円くらいかなぁと私も思います

あとは決算説明資料に期待させるようなこと色々書いてありました。
ローソンとの協業や移動販売事業、台湾や香港事業など。ホルダーの方や投資検討されている方は一度お目通しオススメします。

簡単ですが月曜から市場も開きますので、さくっとリライトしておきます。

平成30年3月期 1Q決算の評価

2017年8月10日(金)にオイシックスの1Q決算が発表されましたのでメモを残しておきますね。主に以下3点を考えておきます。

  • 大地のARPU(1人当たり月間売上高)、購入頻度の減少は特にネガティブ
  • 1株EBITDAは上昇。プラス評価だけど、わざわざM&Aするなら当たり前。でも、ちゃんと数値を見てみると・・・
  • 東証一部昇格はまだなのか・・・

まず、1つ目の「大地のARPU(1人当たり月間売上高)、購入頻度の減少は特にネガティブ」について。

ARPU(1人当たり月間売上高)が前年同期対比10%程減少しています。購入頻度が下がることによるものですが、1割の減少というのは結構つらい・・・。以下、決算説明資料を抜粋していきますが、購入頻度を見てみると前々期の2.92回をピークに減少傾向にあることが特に怖いです。

こちらARPUの推移↓

こちら購入頻度の推移↓

ただ、進捗率で見ると大地の売上高は25.7%の達成率(下表参照)となり、4分の1は達成。
そもそも、予想をしていての数値なのか、それとも保守的に予想をしていて、上振れを狙っていたのかは分かりません。
また、下表に関連して、Oisix本体の利益率の計画未達もゲゲッ・・・と思ったのですが、原因は新規獲得による原価率の高いおためしセットが増加したからとのこと。ふむ、会員数が7.3%も増えているのは高評価ですが、次の購買に繋がるかどうか。

まあ、大地の状況は気になりますが、株式交換から3ヶ月で損益上目に見えた結果を出すのは財務的なテクニカルな技を使わない限り難しいでしょう。実際の統合は2017年10月1日ですので、コツコツと施策を積み上げていくことを期待していきます。
その他、様々な取り組みが決算説明資料には記載ありましたのでご一読をお勧めします。

2つ目の「1株EBITDAは上昇。プラス評価だけど、わざわざM&Aするなら当たり前。でも、ちゃんと数値を見てみると・・・」について。

1株EBITDAは40.12円となり、前期から4.3%増加しました。これだけ見ると株価上昇要因ですけど、営業利益や純利益は減少なので、イメージ悪く売られた感じ。「1Q純利益昨対39.4%減」これだけ見るとシビレます。また、1株当たりEBITDA 4.3%増加というのは、M&Aに伴う企業成長に期待している身からすると物足りなさがあるのは事実で、失望売りしたホルダーさんもいるのでは。

ただ、キャッシュが大きく増えていくというのは特筆すべき点で、償却費増に伴う税務上のメリットもあるはずなのでプラス評価されるべきなんですけどね。
統合の効果について、簡易的にですが、税務面と、配当余力について試算してみたのでご参考まで。いろいろと仮置きした上でですが、節税効果は1.5億円程度出るように試算されました。(図表内の注釈読んでおいてくださいね。あくまで考え方の例示なので実際どうなるかは全く保証できません。本社移転費用とか見えないもの色々ありますし。)

あと、配当について、今回は【EBITDA-法人税等】の値を配当原資と見立てて計算してみました。
そうすると1株当たり144.2円稼ぐんですよね。税引後ですよ、税引後!10円配当した場合、1株利益(予)は49.13なので配当性向20%、これは高く見えます。しかし、上記算式に基づくものだと、配当性向7%。10円くらいは余裕で配当できると思うんですけどね。1投資単位あたり1,000円しかもらえないけど、長期ホルダーからするともらえるだけでも嬉しい。統合に伴う記念配も期待しちゃいますよ。

「一部昇格はまだなのか・・・」について

大地を守る会と合併し、会社の格も上がりました。

大地の藤田会長も我が子のような創業企業をM&Aにより更に羽ばたかせるなら東証一部を目指すはず。高島社長もスーパー経営者ばかりの経済同友会で頑張っている様子ですので、マザーズにとどまることなく昇格を目指してもらいたいものです (けど昔の楽天やmixiみたいに、あえて新興市場に残ったりしてw)。

昇格基準には3か月間の月平均売買高が200単位以上という要件があり、2017年春先は日々2万株以上売買あったのですが、最近は1万株をきる寂しい日も多々。秋の統合に合わせた昇格を目指し、流通量増加のための分割でもあるかと期待していましたが、まだありません。今分割したら9月末株主優待の商品のストックに影響をきたすためか!?と相変わらず能天気にポジティブに解釈していますがw

ちなみに、今年の優待は「経営統合米」をもらえるそうです(オイシックスの優待リリースページはこちら)。

・・・と、もう、オイシックスとは1年超付き合っていますので期待よせまくりで書きました。

短期的にネガティブな面としては長雨による収穫量減・仕入価格上昇、配達料金値上げ、大地の購入頻度の減少、営業利益の進捗率、統合効果の遅れ、などなどあるので買い煽るわけではありませんw流動性も低いので、ネガティブニュースで下押せば20万円割れてもおかしくないです。「フィスコ二期業績予想」では「退職金制度見直しで特損」といったことも書かれてましたしね~。

ただ、私はどうなろうと3182は一部昇格なるまでガチホで付き合いますけどね!www
頼みますよ、高島社長!!!

※上記は個人的な見解であり、制度の理解不足等による誤り等あり得ます。本情報に基づいて行われる判断について、当サイトは一切の責任を負いません。投資は自己責任でお願いします。

p.s.
2017年9月末の半期報告書の大株主に超著名投資家の五味大輔氏が名を連ねました。

その他にもカナダのファンドのTempered Investment managementが大量保有報告書を出し、2017年12月8日時点で9.26%のシェアを持っていることが判明しています。

これまで以上に長期保有して安心な銘柄になってきました・・・。

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