今週の投資戦略(2017/5/1~)

先週末から約600円上昇の日本株。フランス選挙に北朝鮮問題と世界の方向性にも少なからず影響を与えるイベントを一旦通過しました。この一週間を振り返りながら来週以降の相場を考えてみたいと思います。

①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週の日経平均は、前週終値18,620円から19,196円まで576円(+3.1%)の上昇となりました。月次で見ても3月31日終値の18,909円から287円(+1.5%)の上昇となっております。
以下表のチャートを見てのとおりですが、4月は米国政策懸念、シリア・北朝鮮の地政学リスク、フランスの政治リスクといった分厚い雲が市場を覆い、それらが晴れるとともに市場にも明るさが取り戻されたかたちになったと思います。
月次のチャートでは長い下ヒゲを描き、マインド的にも少し安堵といったところでしょう。

ダウも前週末の20,500ドル近辺から一時21,000ドルまで反発。これまでトランプ政策の実行性疑義が取り沙汰されることが多かったですが、大幅な減税案や政府機関の閉鎖も回避でき政治面も少しはポジティブに映ったように思えます。
ただ、まだ方向感が定まらず、不安感を映しているのが、次の金利動向のように感じております。

②国債利回り

先週の米国債は売られ利回りは上昇しましたが、まだ利回りの上昇幅には力強さを感じられないところ。ダウが21,000ドル付近だった3月上旬から中旬は10年債利回りも2.5%~2.6%程度。現状が2.3%程度なので、まだ相場には不安心理が働いているようです。

JGB10年債は前週はほぼゼロを付けていましたが、0.02%台まで切り返しています。3月CPIも特にサプライズがあるわけでもなく、北朝鮮動向も引き続き緊迫していますので、まだこんな動きが続くでしょう。

③日米金利差とドル円

2013年1月からの、日米10年国債の利回り差と、その時点のドル円をプロットしてみました。
先週の日米金利差の幅が赤線枠の部分で、ドル円のスポットがピンクの透かしの部分です。
まあドル円のプロット見ても幅は大きいので参考程度ですが、この金利差なら110円前後が心地良い場所なのかなって感じですね。

④投資部門別売買状況

前回に続き投資部門別売買状況は海外投資家の良い数値が出てきました。東証一部銘柄の現物は2,883億円の買い越しとなり、3週連続の買い越しとなっています。なお、日経225先物は2,242億円の売り越しとなっていますが、これまで現物の激しい売りが続いていたことを鑑みると安心するところです。
なお、個人の現金は655億円、信用は334億円の売り越し。外国人が底で買って、今後は個人が高値を順張りで買っていくような気が・・・。ちなみに、投信は2017年始まって初めての買い越しとなっています。

⑤今週のスケジュール

今週の特に気になるイベントは以下のとおり。

5/1(月):3月個人消費支出(米)、4月ISM製造業(米)
5/2(火):日銀・金融政策決定会合議事要旨
5/3(水):4月ISM非製造業(米)、4月ADP雇用統計(米)、FOMC(米)
5/5(金):失業率(米)、平均時給(米)、イエレン発言(米)
5/7(日):フランス大統領選 決選投票日

おぉ、、、日本が休場のなか結構重いのありますね。最近は米国指標も良好なものと、時折足踏み感のあるもの両方が出てきていますので、あまり楽観視はできない感じ。金曜日には雇用統計とイエレン発言がありますので、6月の利上げに関連し、ドル円も振れやすくなることを心得ておいた方が良いでしょう。

また、もちろん北朝鮮有事を忘れてはなりません・・・。昨日も失敗に終わったものの長距離弾道ミサイル撃っちゃったし。フランス海軍も佐世保に入り日米英仏で合同演習したりと、ここまで世界(中露含む) vs 北朝鮮の構図が明らかになってくると戦争になっても瞬時に収まるような(戦争と株価の記事も書いていますのでご参考まで)。

最後に、証券会社のレポートでは近々に日経平均20,000円目指すような記事も出てきました。セルサイドレポートは鵜呑みにしないようにしてますが、地政学面と米国経済指標をそこそこ無難にこなせば年初来高値更新も期待したいな~と思うところです。

みなさま良いゴールデンウィークをお過ごしください。

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