今週の投資戦略(2017/7/3~)

先週は意表を突かれました、まさかヨーロッパから相場が動いてくるとは・・・。

先週の日経平均は6/23(金)終値2万132円から6/30(金)終値2万33円の-99円(-0.49%)となり、週初は東証一部売買代金も1.75兆円と商いが少なかったのですが、週半ばからはドラギ総裁などの要人発言があったり、EUがGoogleに3,000億円の制裁金を科したり、米銀が全行ストレステスト合格してソッコー株主還元策実施したりと、目まぐるしい展開となりました。

ちなみに、要人発言のポイントを箇条書きにするとこんな感じ。
(ブルームバーグやロイターなどのニュースより。)

  • 6/26(月) ニューヨーク連銀ダドリー総裁:
    株価の過去最高値更新、債券利回りの低下はFRBが金融引き締めを進める上で心強い
  • 6/27(火) ECBドラギ総裁:
    デフレ圧力はリフレに変わった
  • 6/27(火) イエレン議長:
    一部の資産価格は幾分高くなった
  • 6/27(火) サンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁:
    トランプ政権の減税政策が企業利益を押し上げるとの想定のもと米株に買いを入れている投資家がリスクに対し過度に無頓着になっている可能性がある
  • 6/27(火) ミネアポリス連銀カシュカリ総裁:
    インフレ率が低く、賃金が急上昇する兆しも見えない。FRBは利上げすべきではない
  • 6/28(水) イングランド銀行カーニー総裁:
    近く利上げを開始することが必要になるかもしれない
  • 6/29(木) セントルイス連銀ブラード総裁
    金利に関してFRBがなすべきことはもはやない。次の一手はバランスシートの縮小開始となる

上記は端折ってる部分もありますけど、カシュカリさんを除き、これら発言を聞くと金利上昇にBetですわな。アメリカの1-3月GDP確定値も上方修正だったし。ドラギ総裁の「リフレ」発言は切れ味抜群です(笑)

ということで、今回も振り返りを行いながら次週の相場に備えておきたいと思います。

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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週の日経平均の動きは冒頭に述べたとおりですが、海外の金利上昇に伴い、ドル・ユーロともに円安方向に振れ、輸出銘柄中心に買われる展開。また、貸付金の利ザヤ改善期待から銀行株も相場を牽引しました。金曜日は日経平均大幅安となる中、銀行株は健闘。輸出関連ではいつもは弱いマツダさんもプラスで引けております。また、これまで上げていたハイテク銘柄は後述のナスダックの下げに合わせて大幅安。移動平均線を下回る銘柄もチラホラ出てきております。

ちなみに先週は短期ポジで下値で指していたら何銘柄か買えてました。コカコーラ(2579)は上昇してたので権利確定日前に利確し権利落ち後3,230円で買戻し。これはまだ下値ありそうだけど、天候次第・・・。帝国ホテル(9708)は2,160円で指してたら運よく買えてその後利確、JAC-R(2124)は1,621円で指してたら約定し、反騰したので利確しようと考えたけど思うところあり持ち越し。

というのが、日本の5月失業率が6/30(金)に発表され、2017年2~4月の3ヶ月連続の2.8%から、5月は3.1%に上昇しました(雇用統計はこちらの記事ご参照)。この上昇は予想外だったのですが、自発的失業が増えているということでしたので、人材仲介銘柄にとってはプラス材料だと思います(報道ではリクルートなどの人材サービス株が失業率上昇で下落って言ってたけどw)。
その他にもハイテク・IOT銘柄が下げているので、オプティム(3694)やセック(3741)など押し目あれば勉強も兼ねて持ってみたいところ。

つづいて、ダウは100ドル単位で上がったり下がったり。

そもそも過熱感のあったナスダックですが、EUがGoogleに対して3,000億円の制裁金を科す報道以降は全般的にハイテクは弱い感じ。イノベーション産業なので押し目あれば反発するだろうと予想していますが、AmazonなんてPER180倍くらいあることを知り、慎重に考えなければと思うところ・・・。

経済統計は強弱まちまちで、金利の方向感がまだ決まったようには思えませんが、金利はジリジリ上がっていきそうな気も。そうなると、米株の上昇パワーも少しは弱まると思うのですけどね。ただ、金利上昇&ストレステスト合格に伴う株主還元の合わせ技を繰り出した銀行株は強そうです。規制緩和も重なって長期ポジで仕込んでる三菱UFJが早く1,000円くらいにならないかと願うばかり・・・。

その他、ベア相場に入ったと言われた原油先物価格推移を警戒していましたが一旦反発。中東マネーのことを考えるとまずはほっと一息なのですが、綺麗な上値抵抗線書けそうなチャートなので油断は禁物ですね~。

②国債利回り

債券動向については、ドラギ総裁の発言を契機に世界的に利回り上昇の流れとなりました。
その他の要人発言も冒頭のとおりですが、世界的に金融引き締め(と言うより正常化と言った方が適切??)の流れとなっております。

チャートを見てのとおり利回りは急上昇。

今週は7/7(金)に米国雇用統計が控えているので、結果次第で上昇に弾みがつくかもしれません。

JGB10年債も6/30(金)は一時0.08%台をつけました。0.1%を超えるようなら、さすがに日銀もオペしてくるだろうと市場では言われているようです。米欧と日本の金利差拡大で、教科書的に考えると今後は円安方向な気がするんですけどね~。
(グラフのソースは日銀公表データで開示が1営業日遅れのため、6/30分反映できておりませんm(_ _)m)

③日米金利差とドル円

日米金利差は前週のレンジから大きく広がりました。下表の赤の枠線と薄ピンクが6/23~6/29、緑の枠線と薄緑が6/16~6/22の日米10年債の利回り差とドル円のプロットとなるのですが、ご覧のとおり赤枠がかなり大きく広がっております。

これも前述の高官発言等によるものですが、まさかこのタイミングで為替が動くとは意表を突かれました。ユーロ、ドルともに徐々に円安に振れていきそうな気はするのですがどうだろう。ついつい出遅れ&来期保守的予想のトヨタとか買ってしまいたくなるけど、いつも自動車株買うとトランプ砲が炸裂したり、不正ニュース出るので我慢すべきか・・・。

④投資部門別売買状況

6月19日(月)~6月23日(金)の投資部門別売買状況は、1ヵ月ぶりに金融機関部門が794億円の買い越しとなり、その内訳で大きなものとしては、年金基金の動きを表すとされる信託が1,245億円の買い越しとなっております。

また、外国人は東証一部現物で105億円の売り越しとなりましたが、株式関連先物では3,323億円の買い越しとなっています。自社株買いなどを表す事業法人部門は先週は1,372億円の大幅買い越しでしたが、今週も302億円と買い越し継続。

個人現金は相変わらず12週連続の売り越しで金額は-2,154億円。日経が2万円台に入ると個人の売りが大きくなるような傾向があるように思います。個人もこの水準なら利益は出てるでしょうから、出遅れ銘柄にマネーが向かったり、ぜいたく品の消費などに使われたりするのかな?消費面で統計に表れてくるか興味があります。

なお、この期間の日銀ETF買入れ額は、836億円と先週と同じように少額に止まっております。

直近週 外国人売買動向
東証一部現物:-105億円
株式関連先物:+3,323億円

⑤今週のスケジュール

重要指標目白押しの月初1週目がやってきました。

7/3(月) 4~6月 日銀短観、ISM製造業景況指数(米)、米国市場休場
7/5(水) FOMC議事要旨(米)
7/6(木) 6月ADP雇用統計(米)、ISM非製造業景況指数(米)、ECB理事会議事要旨(欧)

7/7(金) 6月雇用統計(米)

先週・今週は2017年下半期の金利動向決定付ける重要な起点になりそう。
経済指標ありきですが、各国中央銀行は早く金融政策を正常化させたいのでしょうね。また、個人的には米国株は割高のように従前から思っているのですが、ハイテク銘柄は調整中とはいえ、この低金利水準ではまだエクイティマーケットの勢いは衰えないような雰囲気があります。金利上昇で相場がどう動くか楽しみです。

さてさて、改めて今週の大まかな投資戦略ですが、上記「①日経平均、ダウ平均、ドル円」で述べたとおり、ハイテク銘柄に魅力的な押し目があるかと、銀行株の動向を見守りたいと思います。銀行株はエクスポージャーMAXなのでもう買い増しできませんけど(笑)

最後に例によって超余談ですが、近場のジビエ料理屋さんでランチしてきました。
頼んだのはローストビーフのサンドウィッチとジビエソーセージプレート。野菜は目の前の自家製農園で採ったものなのでスペシャル感があります。ウマウマ。

無農薬の自家製農園。田舎ならではの贅沢さ!

さて、本記事も金曜深夜中にほぼ書き終えれたので土日はゆっくりしよう。
みなさま良い週末をお過ごしくださいませ。

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