今週の投資戦略(2017/8/21~ トランプ氏の白人至上主義者擁護とスペインテロ)

お盆シーズンみなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。
東京で仕事をしていた頃は電車も超すいているし、クライアントもお休みが多いし、なんとなくまったりと仕事ができて嬉しかった覚えがあります。

今年はと言うと、実家から母・姉・甥っ子が来て、うちの2歳のチビも大喜びで怪獣スイッチ全開ON。家の中は嵐、相場も嵐が想定されたので、もう相場は知らん!と開き直って週半ばまでニュースすら見ておりませんでした(゜⊿゚)モウシラネ

しかし思いのほか日経225は週前半は下げ渋りましたね。後述の投資部門別売買動向も個人現金が東証一部銘柄で18週ぶりに買い越しとなったり、信託や事業法人が買い越したり、安くなれば長期投資家の買いが入ることが確認されました。

緊迫化した北朝鮮問題も一旦は沈静化?そしてアメリカ政治はいつもの如くゴタゴタ。
政治問題、地政学問題、テロといったuncontrollableな相場環境になってきましたが、来週に備え、相場の振り返りをしておきたいと思います。

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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週8/18(金)の日経平均は1万9,470円で引け、前週8/10(木)の1万9,729円と比べて259円安。2週連続して3ケタ台の下落幅となりました。
東証一部の売買代金は、週を通して合計10.6兆円(その前の週は4営業日で9.3兆円)となり、商いは活発ではありません。

北朝鮮問題の緊迫化で8/11(金)の夜間先物は1万9,300円台を付けていましたが、緊張緩和で1万9,824円まで反発するタイミングもありました。しかし、週半ばからは米国政治不安やスペインのテロもあり日経平均は5月ゴールデンウィーク前の水準まで下落しています。

以下チャートのとおり、2017年3月~4月の下落局面も地政学リスクと政治リスクが合わさって大幅下落となりました。今回も地政学リスク&政治リスク、そして金融政策の転換点となり得る9月が待ち受けているので、利確したり過熱銘柄をショートするにはとてもいいタイミングになったのではないでしょうか。

以下は日経225の一目均衡表。雲を下抜けて平均線も割り込み、サポートラインが見えません。ちなみに、ゴールデンウィークを挟んだ5/2から5/8にかけて大窓を開けており、そこをサポートとすると19,445円になります。
最終営業日の金曜日は迷いの十字線。安値では前日比269円となりましたが、一時159円安まで戻し買い意欲を感じましたが、結局終値は寄付きとほぼ同値。どちらに振れるか分からないので、とりあえず様子を見ておこうか、といった感じでしょうか。

こちらマザーズの一目均衡表。
マザーズは先んじて雲を下抜けて、下ヒゲを付け、一旦反発してきています。どんよりと厚い雲が覆ってきてしまいました。
マザーズに限らず、売られ過ぎ優良銘柄は押し目買い推奨だと思いますが、8月25日(金)のジャクソンホールまで待った方が無難かもしれません。

ダウも2万2,000ドル台から8/17(金)は2万1,600ドル台まで落ちてきました。
政治不安と言われていますが、これまで散々散々散々政治不安はありましたし、ロシアゲートの時も急落後はすぐ反発しましたので、政治以外のリスク要因を見い出して、投資判断した方が良いような気がします。ショートポジション作りたいところですが、トランプ氏の行動次第で騰げもあり得るので、売りからは入らず、下げたら買うのロングのみのスタンスで臨みたいと思います。

②国債利回り

まずアメリカですが、週明けは北朝鮮リスクが後退し、また、火曜日はアメリカ7月小売売上高が大幅増。前月比+0.6%と、市場予想の+0.3%を上回り、今年最大の伸びとなりました。併せて8月NY連銀製造業景況指数も+25.2(市場予想+10.0)となり2014年9月以来の高水準。10年債利回りは週末の2.19%から2.27%に上昇。
しかし、水曜日はFOMC議事録で物価の伸び悩みに言及があり、木曜日は政治リスクとテロにより金利はまた低下し元通りの2.19%に。金曜日は変わらずの2.19%で週を終えています。

日本も地政学リスク、スペインテロ、株安も相まって10年債利回りは0.035%に。
ゴールデンウィーク後の5月7日にフランス大統領選がありましたが、その時の水準まで利回り縮小しています。金曜日は特に銀行・保険株軟調でしたが、この金利水準を見れば納得ですね。

③日米金利差とドル円

日米金利差のレンジは前週とほとんど変わりませんが、北朝鮮情勢が緊迫化した金曜日にタイト化し、緊張緩和と米経済統計良好だった火曜日にワイド化。週半ばから米国政治不安やテロ等によりまたタイト化してます。日本の金利の変動幅が限定的なだけに、ドル円もアメリカの金利動向次第ですね。更なるリスクオフがなければ108円は割らないと思うのだけどね~。

下表の赤の枠線が8/11~8/17の日米10年債の利回り差、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

④投資部門別売買状況

8月7日(月)~8月10日(木)の投資部門別売買状況は、外国人と個人に目立った動きがありました。

外国人は東証一部現物で2,790億円、先物2,480億円、合計5,270億円と超大幅売り越し。現物は3週連続の売り越しで、直近3週間の動向は以下のとおり。ぎゃぁぁぁ~!!!ですよ、ホント。

外国人売買動向(左から、~7/28, ~8/4, ~8/10)
東証一部現物:-1,207億円, -196億円, -2,790億円
株式関連先物:-2,375億円, -1,107億円, -2,480億円

その反面、とても嬉しい兆候が!
個人現金が東証一部銘柄を18週間ぶりに買い越しました!!!最後に買い越したのは3/31の週でしたので、4か月超ずーーーっと売っていた感じ。まあ、買い越し額も27億円ぽっちなので際どいラインなのですが、マインド的には嬉しいものです。今週は売り越しに転じてぬか喜びになったりしてw

その他、目立つものとしては事業法人が483億円の買い越し、信託が257億円の買い越しと、安くなれば実需の買いが入っているのは安心感につながります。

なお、この期間の日銀ETF買入れ額は2,271億円となり前週から745億円の増加となっています。

月単位のグラフも作ってみたので載っけておきますね。
赤い棒が外国人なのですが、外国人主導で日経が動いていることがよく分かります。
外国人サマサマ。これが現実ですね。

⑤今週のスケジュール

今週以降のスケジュールはこんな感じ。

8/21(月) 米韓合同軍事演習
8/22(火) 8月リッチモンド連銀製造業景気指数(米)
8/23(水) 7月新築住宅販売件数(米)
8/24(木) 7月中古住宅販売件数(米)
8/25(金) 7月全国消費者物価指数(日)、ジャクソンホール会合(米)
9/1(金) 8月雇用統計(米) ← はやっ!w

わお、25日はCPIの発表なのね。もう8月も終わりに近づいたのか・・・。CPIに関連してですが、7月までは猛暑だったのに、どうやら東京は雨続き。個人消費中心に経済活動のシュリンクが気になります。
また、CPIと同日のジャクソンホールではイエレン議長とドラギ総裁がシンポジウムで講演するのですが、米・欧ともに金融緩和から引締めへのスタンスを取り始めているので、どのような発言となるか見逃せません。

弱小投資家の私は、北朝鮮&政治動向、ジャクソンホール、米国議会再開(9/5?)後の債務上限引上げ過程、9月のFRBバランスシート縮小などなどの見通しを立てることができず、更に下にも振れやすそうなので1万9,000円割るまでは買い向かわず様子見姿勢です(既にNK2万円台でのポジション持ってるしorz)。
なお、政治動向に関して、トランプ氏の言動については、当初は金融市場も都度都度反応していましたが、最近はある程度冷静に判断しているように思いますので、過度に悲観しすぎる必要はないように感じています。

最後に、近所をランニングしていたら、小川が超綺麗だったので写真撮りました。天候悪いとは言え暑い日が続きますので、みなさまご自愛くださいませ。山水なので冷たくて気持ちいいですよ~。

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