今週の投資戦略(2017/9/4~ 北のミサイル本州横断しJアラート発信!)

「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい。」

なんだ、また恒例の大雨洪水アラームかと思って目覚めた火曜日の朝。今回降ってくるのはミサイルかい!わお、村内放送のスピーカーからはウーウー空襲警報鳴っとるやないか!www

朝っぱらからトリハダ立つ感じでしたが、危機意識の欠落した日本、少しは目が覚めたのでは。

Jアラート発信後の日経先物は1万9,175円、ドル円も108円台に突っ込みましたが、場が引けてみると前日比87円安。案外市場は冷静に受け止めたようです。アメリカも金利は低水準をキープする中、水曜日の米GDP改定値は上方改定され、ADP雇用統計は予想18.5万人のところ結果は23.7万人と強く株は反発。地政学リスクを見越してショートに切り替えた売り方さんにはつらい展開。

そして金曜日発表の米国8月雇用統計はこんな感じ。

2017年8月失業率 :4.4%(前月4.3%、前年4.9%、予想4.3%)
2017年8月平均時給 :26.39ドル(前月26.36ドル/+0.11%、前年25.74ドル/+2.53%、予想+2.6%)
2017年8月非農業部門雇用者数 :前月比+15.6万人(予想+18.0万人)

市場予想には届かず、前月の非農業部門雇用者数も下方修正され、発表後は為替も109円台入ったけど、同日発表の8月ISM製造業指数は強く110円台に持ち直す展開。引き続き空売り泣かせの相場・・・。

さてさて、今週も振り返りを行いながら来週に備えておきたいと思います。

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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週9/1(金)の日経平均は1万9,691円で引け、前週8/25(金)の1万9,452円と比べて239円高。ミサイル発射の火曜日の日経は1万9,280円まで突っ込みましたが(2017/5/1以来の水準)、アメリカの好調な経済統計や、それに伴う為替の円安推移を受けて反発となりました。日経は週を通して3勝2敗で主半ばからは329円高。マインドはそこそこ強いような気もしないでもない。東証一部の売買代金は週を通して合計9.9兆円。前週の8.8兆円からは増加しましたが商いは低調です。

これは先々週から書き残しているのですが、3月から4月にかけての下落時は7%の下落となりましたが、今回は6/20高値2万230円から4.7%の下落で底堅くキープされています。

一目均衡表だとこんな感じ。

ダウはこちら。アメリカが強いんですよ、これが。
9月1日(金)のダウは節目の2万2,000ドルを超える場面もあり、また、ナスダックは史上最高値更新中。

日米では悪天候という環境要因があったり、アメリカでは議会の再開や債務上限の引き上げ、トランプウォール、対北朝鮮政策といったインパクトの大きい不安要素があります。その反面、米国金利が低水準の中、これら問題が解決されたときの反発や税制改革の進展といったプラス要因も多分にあり、これらがあった際の反発は取りこぼしたくない・・・。日本株については、後述の投資部門別売買状況も長期投資家が買っているのは割安感があるゆえ。私は投資余力は60%程度残しながら、ショートポジションは取らず、長期銘柄のホールド継続です。適温相場がまだ続くように考えています。

②国債利回り

アメリカの金利動向は利回り縮小継続中。

直近では7月7日に2.39%をつけてから、ずるずると利回り縮小(価格は上昇)しています。8月31日は2.12%をつけ、2016年11月9日(トランプ氏勝利の日!!)の2.07%以来の低水準です。

まさに低金利で経済指標もそこそこ良いという適温相場。
前述の雇用統計も予想には届かず利上げ見通しも遠のいた感じ。急な金利上昇はなさそうかな。また、賃金は前年+2.5%、インフレ率は前年+1.7%なので、これも心地良いと言える経済環境な気がします。

続いて日本。
8月に入ってからの金利縮小傾向に拍車がかかり9/1(金)はマイナス圏に突入しました。
北朝鮮情勢と短中期の国債需給ひっ迫が要因と報道されていますが、黒田総裁もジャクソンホールのインタビューでは緩和継続の旨を改めて述べていますので、買い手からすると安心なのでしょうかね。

日米ともに金利は低下し、次は昨秋のトランプ前の水準が見えてきます。
その時は日米金利差は今より小さく為替も100円~105円で推移していました。米国議会の進展も懸念材料の1つですので、金利低下に伴う円高もリスクシナリオの1つとして記憶しておいた方がいいかも。

ちなみに、米国債務上限に関連してですが、2011年8月5日にS&Pが米国債を格下げした際の米国10年債利回りは、8月5日の2.58%から翌8月6日は2.4%に、翌週の8月12日は2.24%まで低下しています。格下げされてもリスクプレミアム増加するどころか、買われる展開になるのねwww あーこわいこわい、相場よりも議会の進展を見ていた方がよいかもしれません。

③日米金利差とドル円

日米金利差のレンジは前週から下方に縮小しました。
下表の赤の枠線が8/25~8/31の日米10年債の利回り差、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジで、緑の枠線が8/18~8/24のそれとなります。

おやおや、日米金利差は前週に比べ縮小してきたのですが、ドル円はややドル高方向に位置しています。これまでドル円はグラフの線形付近にプロットされていたのですが、ここ2週間ほどは下方に位置するようになっていたので、それが戻ってきた感じ。

理由は分かりませんが、米国債が買われ過ぎと言えばそうかもしれないし、有事となれば円買いだけど、隣国北朝鮮の問題だから円よりもドルが選好されたりしたのでしょうか。

④投資部門別売買状況

8月21日(月)~8月25日(金)の投資部門別売買状況は、先週、先々週と同様に外国人が大幅売り越しとなる中、投信、信託、事業法人といった実需買いが継続。個人は今回も買い越しです。

外国人は東証一部現物で1,592億円、先物1,780億円、合計3,373億円の売り越し
外国人が売り越し始めた7月末からの状況を書いてきたのだけど横幅がもう限界・・・w

外国人売買動向(左から、~7/28, ~8/4, ~8/10, ~8/18, ~8/25)
東証一部現物:-1,207億円, -196億円, -2,790億円, -2,140億円, -1,592億円
株式関連先物:-2,375億円, -1,107億円, -2,480億円, -3,268億円, -1,780億円

さて、2週連続で買い越しとなってきた個人ですが今週も買い越しとなりました。
現金で180億円、信用で24億円の合計205億円の買い越し!ただ、先物では517億円の売り越しとなっていますので強弱まちまち。

また、先週は事業法人が483億円の買い越しでしたが、今週も538億円の買い越し。買い越しは8週連続で合計3,010億円にも及んでいます。また、信託が先週467億円の買い越しのところ、今週も223億円の買い越し。投信も347億円の買い越しです。

なお、その期間の日銀ETF買入れ額は817億円となり、前週から733億円の減少。

先週も同じことを書きましたが、海外勢が売って、ここ2,3週は国内勢が買うという構図。外国人が買い転換したときは高値更新を期待してしまいます。また、長期投資家がパクパク買っているので、長期ホールド予定であれば高配当優良銘柄など同調していいと思います。

⑤今週のスケジュール

今週以降のスケジュールはこんな感じ。

9/5(火) 4-6月期GDP確定値(欧)
9/6(水) 7月毎月勤労統計(日)、8月ISM非製造業(米)、ベージュブック(米)
9/7(木) ドラギ総裁定例会見(欧)
9/8(金) 4-6月GDP改定値(日)
9/9(土) 北朝鮮建国記念日

米国株は、悪くない経済指標と低金利に後押しされてジリジリ上昇中。
また、株だけでなく、債券も強く、ゴールドも強くなっています。日本もファンダは弱くないけど、外国人が売ってきて疑心暗鬼になったり、米朝の政治リスクが差し水となっている感じ。

さあどうする・・・、もう、ワケワカメ\(‘A`)/なので、こういうとき私はさわかみ老師に学びます。漢文に翻訳されたら更に威厳が感じられそうな内容ですわw

ということで、ちょっと上でも述べましたが、私は無理して売買はせず長期銘柄のみホールド継続で様子見のスタンスを取っています。本業と育児が忙しく最近は個別銘柄の分析もできてないので、この荒波に飛び込んでいったら溺れてしまいそう。
ただ、1万9,000円割り込めば買い増すし、現在ポジションゼロと仮定したら、日経が1万9,500円付近なら高配当銘柄中心に4割くらいまでポジション増やすと思います。残りは米国政治リスクの余裕として待機させながら・・・。

ところで、本ブログ、先週は多くの方にアクセス頂いておりました。ご紹介頂いた方ありがとうございますm(_ _)m 御礼申し上げます。
そもそも本ブログ、自身が勉強して得た知識・情報を自分だけで抱えるのも勿体ないのでシェアできればな~と思ってやっているものですが、ちょっとでも有益なものになればと思いますので、今後ともご愛顧よろしくお願いいたしますです。マイペースな更新になる点はご容赦くださいませ。

うちのエリアは寒冷地なので庭の木の実も赤く色づいてきました。秋の到来も早そうです(実は昨日寒すぎてストーブ出したという悲劇w)。来週もほどほどに頑張りましょ~。

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