今週の投資戦略(2017/9/11~ 北朝鮮核実験とハリケーンが相場を重く)

ドカーンと日曜日に水爆実験やっちまって、ファンダメンタルズが意味を成さない地政学リスク相場になっちまいました。

もはや日本の相場は北朝鮮の展開次第。今週は長時間ドライブする必要があり暇だったので、運転しながら戦争について自分なりに考えてみました。

私が思うに戦争が起こる理由は大きく分けると、①イデオロギーの対立(宗教や資本主義・共産主義といった思想など)、②経済的理由(国家困窮や帝国主義的な資源略奪など)、③人的理由(独裁者の支配欲など)なのかなーとの結論に至りました。

そして今回の北朝鮮、これに全て当てはまっとるがな・・・。

しかも相手は保守派利己主義のトランプ氏。米朝間の激しい舌戦が繰り広げられ、いつ戦争が始まってもおかしくないような感じ。私も今回こそアメリカは武力行使するか!と思いました。

が、実際に戦争が起こるのかどうか、様々な報道を見ながら冷静に考えてみましたが、どうやら当事者たちは軍事衝突は避けたいような雰囲気。

まず日本。北朝鮮にとってミサイルを撃ち込む優先順位は、地上戦を鑑みても韓国>>日本でしょう。けど、どこに何発潜めているか分からない北のミサイル。いっぱいあるようなら何発か日本に叩き込んできてもおかしくありません。日本政府は一定のライン(グアム方面へのミサイル発射など??)を越えるまでは、先制攻撃は自制するようアメリカに要求するはず。

アメリカの事情を推察しても、超利己主義なトランプ氏。大統領就任当初は駐留米軍費の大幅増額要求や撤退などを言い放つなど、経済的便益が無ければ極東安保なんぞには関わりたくないくらい。アメリカ全土が弾道ミサイルの射程圏内に入ったり、グアムなど自国領近くにミサイル発射したりして、米国世論が怒り心頭の攻撃モードになってからの武力行使になるのでは。ここ最近、武力行使よりも対話に道を残すような発言も都度都度行っていますし。

中国も最大のビジネス相手、アメリカとの貿易に悪影響を及ぼしたくはない。トランプ氏は「北朝鮮は中国のメンツを潰している」とツイートしたり、チクチク中国の言われたくないことを絶妙に突っついていきます。カリアゲ君は習国家主席に挨拶にも行っていない模様だし、大国としての品格が求められる中国は徐々に国際社会の意見に耳を傾けざるを得ない状況になっているようにも感じます。

どうやら一番の黒幕のように思えるのがロシア。さすがのプーチン、国際社会の意見には簡単にはなびきません。ロシアの後ろ盾がある限りアメリカも無暗に北朝鮮を攻撃できませんし、中露を巻き込んだ第3次世界大戦になりますので、それは日韓も望みません。ロシアが北朝鮮をハンドリングできている限り軍事衝突は起きないように思いますが、狡猾なのか単なる狂人なのか分からないカリアゲ君。ちょっとした出来事がブラックスワンになり得るという不安が金融市場を覆っているように思います。

朝鮮半島有事は色々論評はされていますが、なるほどねぇとオモシロかった記事をシェアしておきます。

何だかんだで上手く交渉を進めている北朝鮮。我々の安全を脅かす許せないヤロウで肯定するつもりは全くありませんが、敵ながら見事と言わざるを得ない進め方。北朝鮮としては上手く体制を維持しながら、若いカリアゲ君、野心を持って国力を強めていくように思います。

さてさて、もはや相場は北朝鮮次第なので真面目に書く意欲が減退していますがw、今週も振り返りを行いながら来週に備えておきたいと思います。

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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週9/8(金)の日経平均は1万9,274円で引け、前週9/1(金)の1万9,691円と比べて417円安。9/3(日)に北朝鮮の核実験が行われてからは株安債券高の完全なリスクオフムード。大きな懸案であった米国債務上限の引上げに合意した9月6日(水)は場中125円高になることもありましたが、週を通してテンションガタ落ちの軟調な展開となりました。
また、東証一部の売買代金は週を通して合計10.6兆円。前週の9.9兆円からは増加しましたが、メジャーSQのあった9/8(金)は2.7兆円でしたので、全体的な商いは低調です。ドル円も107円台突っ込んじゃった!

日経ボリバンを見てみました。-3σで1万9,000円付近。これもしつこいようですが、前回の下げ(上表赤枠)の時が高値1万9,668円から1万8,224円へ7%の下落。今回に当てはめると高値2万318円から1万8,826円と-3σと近しい値。実際に戦争が起きて物理的なダメージでも受けた時には話の次元が全くもって変わるけど、いったん心の準備としてはその辺りまで下落の可能性ありとしておきましょうかね(その時買い向かうのも勇気いるけどw)。

中小型株は死亡しましたorz
7月末の調整のタイミングでは楽観的に考えていましたが、ここまで有事系で煽られると個人は売りますわな。戻るまで12月くらいまでかかるかなー。年末高値を目指してくれればマインド的にも明るくなれるのだけど。

最後にダウ。
朝鮮半島なんて太平洋をまたいだ世界の端っこの国くらいな感じでしょうか。ハリケーンの方が米国民にとっては重要よね。
しかしダウとドル円・日経チャートの負の相関具合がハンパない。隣国に狂人が居るという事実は覆しようがないので付き合っていくしかないのかな。癌に犯されて長い期間投薬をしながら特効薬を待ち続けるのか、いっそのこと大手術をして癌と生死を賭けた勝負をするのかといった感じすかねぇヤレヤレ ┐(´ー`)┌ マイッタネ

以前もリンク載っけましたが、過去の戦争と株価の関係についても調べました。

戦争の空気が漂ってきたら売り、開戦後、西側諸国が優勢な状況になりさえすれば騰がるという展開。リスクオフの流れは数か月間続きジタバタしてもストレス溜まるばかりですので、反転まで無為の境地で臨みましょう。

②国債利回り

米国債利回りは一気に縮小(価格は上昇)。地政学リスク、ハリケーン、要人発言のトリプルパンチ。

祝日明けの9月5日(火)は北朝鮮リスクとブレイナードFRB理事の「追加利上げには慎重になるべき」発言があったりして、10年債利回りは前日の2.16%から2.07%に。翌6日(水)は債務上限を12月中旬まで引き上げることで一旦合意し利回り拡大。そして7日(木)以降は大型ハリケーンがまたまた接近し2.05%に低下しています。トランプ勝利前の水準まで利回り低下してきていますので、次の水準がどこなのか検討つけるのが難しい。

あと、金利に関連して、この記事は興味深かったのでシェアします。
「より根本的な構造変化」、これはごもっともですね。

JGBについても北朝鮮リスクを織り込む形で利回り縮小。そのまま一気にマイナス圏に突き進むかと思いきや、ちょっと足踏みしてる感じ。これだけリスクオフの雰囲気となっている中ですから突っ込んでいく気もしますが、北朝鮮が隣国ゆえにJGBが買い進められないのか、玉がないのか、ただ単に小休止しているだけなのか。

③日米金利差とドル円

日米金利差のレンジは前週から特に大きく下方に拡大しました。

下表の赤の枠線が9/1~9/7の日米10年債の利回り差、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

7月あたりは10年債利回り差も2.2%付近、8月に入り2.1%台に、9月に入り2.0%台にと規則正しく縮小してきました。ドル円も108円を割るのは厳しいかと思っていましたが地政学リスク、ハリケーンと外部要因も絡み107円台に突入。

焦点は米国金利がどこまで下がるか。今は外部要因により国債買いが進んでいるように思えるので一時的なものかもしれません。が、ハリケーンが実体経済に影を落としたり(短期的でしょうけど)、北朝鮮リスクが更に拡大したりすれば更なる金利差縮小も。被害からの復興にはドル高の方が米国としてはメリットがありそうですけどね。また、ハリケーン後は財政出動となるのでインフレ後押し要因といった記事も目にしました。

④投資部門別売買状況

8月28日(月)~9月1日(金)の投資部門別売買状況は、これまでのトレンドが変わってきました。外国人の現物売りが小さくなり、先物は買い越しに。その反面個人は売りに転換しました。そろそろ外国人売り尽きてきたから買うぞー!と明るい気持ちになりかけていたのですが、地政学リスクの厚い雲が折角のタイミングをぶち壊し・・・。

さて、具体的に見て行きましょう。
外国人は東証一部現物で624億円の売り越しとなりましたが、先物は1,542億円、合計917億円の買い越し。

ちょっと前から外国人の売り越し具合を以下に書き残していますが、好転するまで書き残すようにしますね~。
外国人売買動向(左から、~7/28, ~8/4, ~8/10, ~8/18, ~8/25、~9/1)
東証一部現物:-1,207億円, -196億円, -2,790億円, -2,140億円, -1,592億円、-624億円
株式関連先物:-2,375億円, -1,107億円, -2,480億円, -3,268億円, -1,780億円、+1,542億円

さて、3週連続で買い越しとなってきた個人ですが今週は比較的大きく売り越しに。現金で806億円、信用で67億円の合計874億円の売り越し。それに加えて、先物では927億円の売り越しとなっています。若干相場が好転してきてたのでスイング勢が利確してきたのでしょうか。

また、先週は事業法人が538億円の買い越しでしたが、今週も152億円の買い越し。買い越しは9週連続で合計3,163億円に。また、信託が先週223億円の買い越しのところ、今週も63億円の買い越し。

その期間の日銀ETF買入れ額は805億円となり、前週の817億円から減少しています。

⑤今週のスケジュール

今週以降の個人的に押さえておきたいスケジュールはこんな感じ。

9/11(月) 7月機械受注(日)、国連安保理北朝鮮制裁決議
9/13(水) 8月卸売物価指数(米)
9/14(木) 8月消費者物価指数(米)
9/15(金) 8月小売売上高(米)

そうですね~、まあ冒頭に書き尽くしましたが北朝鮮次第の相場展開になることは間違いなし。11日に国連の制裁決議がありますので、関係各国がどう動いてくるかギリギリまで交渉は続きそう。水面下での米朝間の駆け引きはあるように思うのですが。

相場全般的にはネガティブなイメージで下方圧力強そうですが北朝鮮の進展次第では上にも下にも大きく行くリスクがありますので私は様子見継続。こんな荒波の中、片手間でトレードしてたら溺れ死んじまいます。あと、ここ最近の反省点としては債券モノもポートに組み込んでおくべきだったなーと思っています。まあ、アセットアロケーション考えるほど資金無いのですけどねwww

さてさて、話は変わりますが土曜日はまた七輪ディナー@湘南となりました。
肉の中で一番好きな葉山牛。これサイコーなのです。来週もほどほどにがんばりましょ~!世界平和を願う!!!

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