今週の投資戦略(2017/9/25~ カギとなる米国金利動向)

今週は相場強そうだなーと思っていたら、ここで来たかよ衆院解散!年初来高値の更新は遠くないと思っていましたが、まさかの火曜日からぶっ飛んで、いとも簡単に日経平均は高値更新してきました。やったー(^^)

秋相場の波乱要因となり得た9月のFOMC。10月からのバランスシート縮小と年1回の利上げ見通し維持となりましたが、市場はうまく消化した感じかな?債務上限問題も一旦はクリアし、買い方からすると理想的なシナリオが続いています。ただ、くすぶる北朝鮮リスク・・・。先日アメリカが北朝鮮を空爆をする夢を見て焦ったよ(ノo`)アチャー

さて、今週も振り返りを行いながら、来週以降の相場に備えておきたいと思います。

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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週9/22(金)の日経平均は2万296円で引け、前週9/15(金)の1万9,909円と比べて387円高となりました。市場のセンチメントが回復しかけていた中、週末に衆院解散の報道もあって、週始めの火曜日から390円高となり、いとも簡単に年初来高値更新。衆院解散は過去の経験則上株高要因であり、海外勢が急いでショートポジションを踏み上げていったとの報道もありました。

東証一部の売買代金は、今週は4営業日でしたが週を通して合計11.2兆円。前週の11.4兆円に近しい水準で、9/19(火)は3.1兆円と6月16日ぶりの大商い。日経平均の価格帯別出来高は1万9,800円~2万円のレンジが特に大きかったので、突破にはかなりのパワーが必要だなぁと思っていましたが、うまくバクバクッと食べてくれました。日銀ETF買入れも9/22(金)に10営業日ぶりに行われただけでしたので良い流れです。

ダウもFOMCがあった9/20(水)に史上最高値2万2,412ドルをつけました。FOMC同日は弱めに推移していましたが、引けにかけて上昇しており、うま~くFOMCを消化したのではないでしょうか。ただ、それ以降は上値の重い展開となっていますが、小型株指数のラッセル2000は9/22(金)に史上最高値を付けており、悲観する必要はまだなさそう。

ところで、先週のweeklyでは年末に向けて2万1,000円!と書き残しましたが、いきなり序盤から飛ばしてくると、かえって怖いものがありますね。急に発生し得るリスクの心の準備はしておきたいですね。

先週は国連総会があり、トランプ氏の演説が国連HPでLIVEストリーミングされていたのでリアルタイムで聞いておりました。まあ確かに”Rocket man”やら”totally destroy”だの言っておりましたが、約30分間の演説の中、北朝鮮以外にもイランやらベネズエラやらテロやらその他の国々に対する言及も同じようにしていたので、北ばっかりフォーカスするの偏ってるなぁと思うところ。

ただ、挑発に即座に反応するカリアゲ君。水爆の太平洋上での実施なんぞ恐ろしすぎますが、わりと有言実行な彼なので何かしらはしてくるのかな。その一方、中露だけでなく、日米も制裁を強化すると言いながら対話の道を残した発言をしているので、水面下で進んでいると思われる交渉の中で、北朝鮮が条件を呑むことができるのか、それとも玉砕覚悟で仕掛けてくるのか真意は本人にしか分かりません。
中国と言うよりは、ロシアが北朝鮮の手綱をどれだけうまく引けるかだと思うのですが、ジワジワ制裁が効いてきているようにも思えますので、対話のテーブルにカリアゲ君が出てきてくれればと思います(ほんとはフルボッコにしてもらいたいけどね。しかし週末にこの記事を書いている間にも米朝の罵り合いがヒートアップしている・・・。さすがに不安になるなぁ。)。

②国債利回り

米国債利回りは前週末は2.20%台で引けていましたが、週初は2.23%台から始まり、FOMC後は2.28%まで拡大。北朝鮮の水爆実験の発言もあってか、急に売られ過ぎたせいもあってか、今週末は2.26%台まで縮小しています。

注目のFOMCは10月からの資産縮小の開始と年内1回の利上げ見通しを維持。Fedwatchも12月利上げ予想が前週55.6%だったところ、今週は71.4%まで上昇しています。普通に考えれば金利上昇の流れですが、こんな記事もありましたので気にはしておきましょう。

さてさて、金利上昇が予測されますが、米国債利回りチャートを見てみると、10年債は2.4%近辺で跳ね返されているので、今回はそこを抜けられるだけの良好な経済統計が続くかどうか注目したいですね。

JGBはいつもの通りスーパー低空飛行ですが、今週は日銀金融政策決定会合がありました。
金融政策は事前に予想されたとおり変わらずでしたが、新任の片岡審議委員が「まだまだ緩和が足らん」と現在の緩和策に反対票を投じております。更なる緩和ってどんなことするの!?と超絶気になりますが、マンネリ化が否めない日銀政策にスパイスをもたらしそう。実行可能性は置いておいて、来月の会合もどのような発言があるか楽しみになってきました。ちなみに、この片岡審議委員の報道を受けて、国内業務が中心の金融機関の株価は同日の前場堅調に推移していましたが、後場からは更なる金利収入の縮小懸念により軟調に推移しております。銀行株が復調してくればマーケットも明るいんですけどね~。

③日米金利差とドル円

先週も日米金利差はリスクオフの巻き返しで拡大していましたが、今週もFOMCを受けて更に日米金利差拡大し、為替も円安傾向に振れています。下表の緑の枠線が9/8~9/14、赤の枠線が9/15~9/21の日米10年債利回り差と、薄緑と薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。この2週で金利差が拡大してきていることが分かりますね。

今後の日本株のカギは米国金利、これが上昇するか否かで為替レートが超重要な日本株の推移も決まるように思っています。

つい先日、日経モーニングプラスを見ていたら野村AMの方が年末為替予想105円と言っていました。マジかよ・・・、俺はドル円115円目線なので天下の野村さんがこんなこと言うんかいと不安に思っていると、野村本体のストラテジストの方はこんなことを仰っております。

私もシナリオとしてはこの通りかなーと思っていまして、世界を揺るがす事態がなければドル円115円目線を持っています。ただ、誰もが思う北朝鮮リスク。さすがに通知なしで水爆を公海上にぶっ放つのは多国籍軍結成されて半島に攻め込むレベルよねえ。航海中のタンカーや漁船に被害出る確率十分あるし、全世界を敵に回しますけどホントにやるのかいな?

④投資部門別売買状況

9月11日(月)~9月18日(金)の投資部門別売買状況。この週はケタ違い、ぶっ壊れデータでした。東証の開示情報をはじめ見たときは目をこすって見直しましたw
要点としては、東証一部現物で証券自己が1兆1,582億円の買い越し、外国人と個人はそれぞれ4,000億円ほど売り越しましたが、外国人は先物を1兆2,446億円買い越し。もう、下のグラフの過去分は小さくなって分かりませんorz

さて、具体的に見て行きましょう。
いつもは外国人から言及しますが、今週は証券自己から。証券自己は東証一部現物で1兆1,582億円の買い越しとなりました。とても驚きましたが冷静になって先物を見ると7,565億円の売り越し。そりゃさすがにヘッジするわな。

続いて外国人。外国人は東証一部現物で4,275億円の売越しとなり、あれ、この堅調な地合の中大幅売り越し・・・!?と最初は思いましたが、これも先物を見てみると驚きの1兆2,446億円の買い越し。
大幅な外国人売りが始まった7/24(月)~9/8(金)まで、外国人は現物・先物合わせて2.2兆円ほど売り越してきていました。ショートポジションもかなり積上げていたようなので、総選挙報道もあり、急いで買戻していったのもあるかも。いつもは機関に好き勝手にやられますが、たまには痛い目見てもらいたいですねw

つづいて個人。ここ1ヵ月ほど買い越しの傾向でしたので今週は大幅売り越し。東証一部現物で4,246億円の売り、先物でも1,945億円の売り越しです。北朝鮮リスクをモロに感じる主体ですので売る気も頷けます。

投信は現物471億円の買い越し、先物で2,131億円の売り越し、事業法人は現物771億円の買い越し、先物124億円の売り越し、信託は現物1,033億円の売り越し、先物も467億円の売り越しとなり、個人と同様ここ1ヵ月ほど買っていた主体が売りに動いてきた傾向が見て取れます。

なお、この週の日銀ETF買入れ額は日々の12億円の買入れと2回のREITの買入れの84億円のみで、前週の2,313億円から大幅減です。

⑤今週のスケジュール

今週以降の個人的に押さえておきたいスケジュールはこんな感じ。

9/26(火)  日銀金融政策決定会合要旨、イエレン議長発言、8月新築住宅販売件数(米)、9月消費者信頼感指数(米)
9/27(水) 8月耐久財受注(米)
9/28(木) 4-6月期GDP確定値 (米)
9/29(金) 失業率(日)、消費者物価指数(日・欧)、8月個人消費支出(米)

注目の米国金利に影響を与える統計がぽつぽつ出てきます。

ここ2週間日本株はとても強かったので気持ち的には上値や利食い売りの調整が心配になってくるもの。
ただ、9/22(金)の日経は安値で前日比98円安(-0.48%)にも関わらず日銀ETF買入れが容赦なく入ってきており、下値サポートの強さがうかがえます。引き続き北朝鮮といった政治動向に振り回されそうな展開ですが市場は慣れてきており、北の威嚇による下げも押し目のタイミングと捉えられている感もあります。

引き続き米国金利動向を一番のファクターとして、年末までの希望シナリオとしては米国金利上昇(10年債2.5%程度)、米国株上値重い(ダウ2万1,500~2万3,000ドル)、円安維持(年末114円~115円トライ)で日経2万1,000円トライ、短期的にも総選挙があり、日本株は北朝鮮のリスクを意識しつつも底堅いシナリオを私は考えます。

さて、うちの近くも稲刈りの時期になりました。5月に田植えをして9月に収穫。約5か月間の生育です。株も短期で儲かるに越したことはありませんが、中長期で臨める心を維持したいですね。

今週は飲み会続きで疲れてしまい更新遅れました。季節の変わり目ですが元気にやっていきましょ~!来週は配当や株優といった秋の果実をいただきますかね。

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