今週の投資戦略(2017/10/16~ 祝!日経2万1,000円超え!)

おめでとうございます。日経平均1996年11月以来の高値更新となりました!

この景況感を正に表しているリリースが10月10日にIMFより出されたのですが、その序文がこちら。

「2016年半ばに始まった世界経済の循環的上昇局面は力強さを増している。わずか一年半前、世界経済は成長が足踏みし、金融市場の混乱に直面していた。しかし現在状況は大きく変化し、欧州や日本、中国や米国で成長が加速している。世界全体として金融環境は依然軽快で、米連邦準備制度理事会が金融正常化を進展させ、欧州中央銀行もその方向に一歩前進し始めたものの、金融市場が今後混乱するという兆候は見られない。」

超前向きですね。ただ、その後は「これらの好ましい展開は、経済へのより強い信頼感への正当な根拠となるが、政策担当者も市場も自己満足に陥るべきではない。」などなど、注意を喚起する文章が続いております。

日本株も高値更新ですがリスクには備えたいところ。
今週も振り返りを行いながら来週以降に備えておきたいと思います。

①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週10/13(金)の日経平均は2万1,155円で引け、前週10/6(金)の2万690円と比べて465円高となりました。10/13(金)の終値ベースでは1996年11月27日に2万1,345円をつけて以来の高値!10月に入ってから9連騰のお祭り状態。この水準が維持されてたら今年の証券会社の大納会とかめちゃ楽しいんだろうな。

東証一部の売買代金は4営業日ながら週を通して10.7兆円と前週の11.0兆円と近い値。金曜日はSQだったこともあり3.28兆円の大商いです。先週も日銀ETF買入れは10/13(金)にREITの買入が13億円あっただけで、それ以外は日々の12億円のETF買いのみとなっています。10月に入ってから連騰中なので700億円規模の買入は一度も行われておらず、日銀も余力維持。

先週も相場のネタは色々ありました。月曜日は日本市場は休場で火曜日の朝鮮労働党創立記念日の威嚇行為が懸念されましたが、火曜午後になっても何も行動はなく、終わってみれば+133円の高値引け。それ以降も夜間の日経先物は前日同水準の値が多かったのですが、日本の市場がオープンすると高値グイグイ更新し、珍しく日本時間主導での動きが見られました。これも政局が自民優位に転じた報道が相次いだことや、IMFの世界経済見通しが上方修正され、その中でも日本の景気の好調さが言及されていたことも起因しているように思います。

9月のweeklyで年末までの目標株価は2万1,000円とエイヤー!!で書きましたが、いとも簡単に突破しました。安倍ちゃんありがとう。おかげさまでMy portfolioは年金資産の日本株投信が熱くなってきたので欲はかかず一旦利確。ちょっと現金にしておいて、また押し目があったらエントリーしようと思います。

選挙後はこの調子での高値追いは難しいような気もしますが、11月上旬から始まる2Q決算次第では2万1,500円くらい目指すかも。それには後述の米国金利と為替水準も物を言ってきますので、グローバルな政治経済動向も並行して見なければです。自民勝利の円安維持を願いたいところですが。

米国株も連日の高値更新。
後述のインフレ率も予想に届かずで低金利の適温相場が続くことになりそう。ここ最近、ダウの上昇幅が3ケタ台となることは少なくなってきましたね。

②国債利回り

アメリカ10年債は10/6(金)に一時2.4%にヒットしたけど、それからは縮小気味。

トランプラリーの際に10年債が2.4%を付けたタイミングを起点に、他の年限もどのように推移しているか見てみました。利上げは確実なので、やっぱり年限が短くなるほど金利上昇幅は大きいですねぇ。いわゆる「金利のフラット化」なので長期的な景気見通しが弱気なのか、それともトランプラリー時の政策期待が強すぎたのか。後者であると思いたいのですが実際はいかに・・・。

あと、10月13日(金)にアメリカの消費者物価指数が発表されましたのでメモっておきます。
この指標、9月の賃金の伸びや、ハリケーンを受けての自動車販売が超好調だっただけに、期待していたのですが大して強くない・・・。
総合指数は前年対比+2.2%と4か月ぶりに2%台を超えたのですが、食品・エネルギーを除く指数は1.69%とここ半年間1.7%付近で停滞気味。

CPIの結果を受けて、上グラフのとおり、アメリカ10年債利回りは2.33%台から2.28%台に縮小、ドル円も112円台から111円台に。12月の利上げはコンセンサスながらもFedwatchの利上げ見通しは前週の88%から83%に減少しています。

つづいて日本。
政局に絡めて金利があーなる、こーなるといった報道があったりしますが、そんなことは目下関係なく低位推移です。株高も全く効きませんw 日銀政策の急変はないにしても、年明けまで株高続いたら何かしら政策変化のほのめかしなどあったりしないかねぇ。とは言え、インフレ率2.0%目指す上では株高ウェルカム、消費増税時の景気腰折れ懸念も踏まえると緩和維持ですかね。

③日米金利差とドル円

前週の日米金利差はほぼ変わらず。よって為替もかなり狭いレンジで推移しています。
(※日銀の国債金利データ発表が10/12分までなので10/13の米国金利低下分は未反映です)。

米国金利もやや低下基調なのが気になるところ。
上述のCPI以外にも時期FRB議長としてハト派のパウエル氏が有力ということも影響かな?
その一方で、トランプさんは候補の1人であるスタンフォードのテイラー教授とも面談を行ったとのことですが、そのテイラー氏の理論に基づくと、政策金利は今の3倍の水準であるべきだそうです。げげっ、私は金利上昇を希望しているタチですが、そんな急上昇なったら株価崩れるんだろうな。

④投資部門別売買状況

10月2日(月)~10月6日(金)の投資部門別売買状況は、外国人が買って他主体は総じて売りの展開となりました。

証券自己は東証一部現物で1,874億円の売り越し、先物も1,337億円の売り越し。これまでの買い玉消化中でしょうか。

つづいて外国人は、東証一部現物で6,589億円の買い越し、先物は4,572億円の買い越し。出ました合計1兆円超え!超絶売り越しのときはこのクソ外資がっ!!と思うのですが、爆買いしてくれると神のように思えますm(_ _)m まあいずれ無慈悲な売りを仕掛けてくるのでしょうが・・・。

次に個人。ここは売りが続いており、東証一部現金と信用合わせて3,801億円の売り越しで、先物は146億円の売り越し。個人は4週間で現金・信用で1.35兆円売り越しています。このお金、どこに向かうの??

投信は現物33億円の売り越し、先物は992億円の売り越し。信託は現物247億円の買い越し、先物は165億円の買い越しとなっております。

前週は投信が現物1,843億円の売り越し、先物で1,483億円の買い越し、信託は現物180億円の売り越し、先物は3,809億円の買い越しとなっており、先高感のある強気相場かとイメージしていましたがその通りとなりました。

また、この週の日銀ETF買入れ額は72億円となり、前週の1,586億円からは大幅減。

ちなみに月次で部門別を出すとこんな感じ。
外国人がいつまで買い続けるかがポイントですが、春先は4月・5月と連続して買い越していました。今回は7月から9月にかけて1.6兆円売ってきているので、まだ買い余力は十分ある気が。下値が強いことを願いたい。

⑤今週のスケジュール

今週のざくっと大きな統計類はこんな感じ。米国企業決算も出てきますね。

10/18(水) 共産党大会(中)、9月住宅着工件数(米)、ベージュブック(米)
10/19(木) 7-9月GDP(中)、10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(米)
10/20(金) 黒田総裁発言

日経平均も連騰で過熱感は否めません。更なる株高を見込む上ではグローバルな経済動向を吟味しなければと思い、冒頭で述べたIMFのレポートを隈なく読んでみました(レポートはここで見れますのでご参考まで)。

そこでは主に、

・インフレ率が低い。
・賃金上昇率も低い。これを伸ばす環境を推進せよ。
・金利低下し、中央銀行の利下げ余地減少はよろしくない。
・景気後退に備えて財政調整によるバッファづくりを政策担当者は現好況のうちにせよ。

的なことが述べられています。

うーん、財政は緊縮方向にしたらインフレ率低いままなので、順序としては賃金増、インフレ率増、財政緊縮の流れとなるのだろうか。やはし賃金動向とインフレ率は殊更注目して見ないとですね。

現在日曜AM5時過ぎ。
日中は2歳のチビ怪獣が暴れてPCなんて使えたもんじゃないので久しぶりに徹夜で書きました。まだまだ書きたいことあったけど、スミマセン、もうおやすみなさいです・・・。来週も火傷しないようにほどほどに頑張りましょ~!

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