今週の投資戦略(2017/10/23~ 政権・FRB人事で地殻変動はあるか!?)

先週も記録的な週となりました!

ダウは史上初の23,000ドル超え、日経平均も1961年以来、歴代1位タイの14連騰で一時2万1,500円超え。わっしょいわっしょい!!

10/20(金)も前日夜間の日経先物は200円超のマイナスで、あぁ、上げ過ぎていたとは言え200円超の下げはテンション下がるな~、と高値圏での贅沢な悩みを抱えながら寝落ちたのですが、日中プラ転、大引けもプラス引けと、もう笑うしかない。

さて、今週も振り返りを行いながら来週以降に備えておきたいと思います。来週は波乱要因があるので、うまく消化して欲しいですけど。

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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週10/20(金)の日経平均は2万1,457円で引け、前週10/13(金)の2万1,155円と比べて302円高となりました。これで14連騰。この記録というのは1961年1月ぶり(56年ぶり)だそうです。引け間際はプラスマイナスどちらか!?と際どい状況でしたが、市場関係者頑張ってプラスに持って行ったような気がw いずれにしても株式市場にとってはめでたいですね。

東証一部の売買代金は週を通して12.3兆円と、4営業日だった先週の10.7兆円からは増加。先週も日銀ETF買入れはREITの買入が3回あったのと、日々の12億円の買いのみでした。

先週の流れとしては、週明け月曜日からロシアを仲介役に米朝高官がモスクワで会談の可能性との報道があり、市場はリスクオンで日経100円高。それに反して米韓合同軍事演習が並行して行われたりと軍需銘柄は超絶Highボラティリティ―。

10/18(水)には良好な経済指標や企業決算を支えに、ダウが終値ベースで史上初の2万3,000ドル台を突破。ただ、気になる指標としてアメリカ9月住宅着工がとても弱い値に。用地不足や熟練工の減少も影響とのことですが経過を見守りたいところ。米長期債もこの株高の中、売られることなく週後半までずっと持ち合っていたので気掛かり・・・、と思ってたら金曜日発表の中古住宅販売件数は予想超過。上述のとおり用地と熟練工不足なだけっすかね。。。参考までに記事シェアしときます。

また、この週は中国共産党大会が開かれております。
そこでは習氏が2050年までの中国繁栄のロードマップを表明。海外に門戸を開きながら、偉大な社会主義の現代国家を建設する!とのことですが、政権を固めながら安定的に、日本にとっては平和的に発展していってもらいたいものです。

最後にアメリカのチャートはこちら。

米主要企業のPERは18.4倍、日本14.6倍、英国14.5倍、ドイツ13.7倍、中国13.5倍と大和さんのアナレポで見ましたのでメモ残しておきます。アメリカさん、そろそろ止まってください。急に暴落とかはやめてくださいねw

②国債利回り

アメリカ10年債は2.3%台前半でウロウロと推移していましたが、18年度予算決議案が上院可決し、財政赤字拡大と税制改革進展の思惑もあり、金曜日は売られて2.39%台に。1日で一気に6bps利回り拡大。以下グラフは今週もトランプラリー時との金利水準比較のためピンク色のライン残しておきます。

そしてなんだか急に次期FRB議長の話が最終段階に入ってきました。
週始めは、トランプ氏が政策金利は現状の3倍であるべきだと独自論を展開するテーラー氏と面談し好印象を持ったと報道されたり、19日にはイエレン氏と面談をしたり、その同日にはイエレン路線を受け継ぐパウエル氏が有力と報道されたり。もうわけわかめ\(‘A`)/
また、土曜起きてみると、パウエル氏とテーラー氏が最終候補と報道されてましたが、当局としては市場がどう反応するか試しているのでしょうか。であるとしたら、パウエル氏が選ばれるということになりそうですが。

なお、目下の動きとしては、イエレン議長が15日の講演でインフレ率の低迷は「長続きするものではなく、労働市場の強まりに伴い、来年には高まっていく」と言っており、政策金利上昇がコンセンサス。パウエルさんになってもイエレン路線踏襲が見込まれているので、市場はうまく消化してくれるのではないでしょうか。パウエルさんは元カーライル出身なので、金融規制改革に肯定的に進めば株価的には良いのですが。

日本も金利上昇傾向。
衆院選次第ですが、緩和反対の政局になるのか、緩和維持継続となるのか。後者であっても政策や物価目標等軌道修正の良いタイミングであるとは思うんですけどね。

③日米金利差とドル円

先週は日米金利差が縮まり、前半は円高に振れましたがその後は米国経済指標も好調で円安方向になりました。下表の赤の枠線が10/13~10/19の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

週始めの月曜は111円60銭台に入り、水曜日は113円トライするものの押し返され112円10銭台に逆戻り。112円台が心地いいのかなと思いましたが、また金曜日は113円台に戻り、株価もそれに反応していました。衆院選後ドル円120円という声も聞こえてきましたが、さてどうなる。土曜日朝起きたら113円50銭に。今のところ円安基調だけど、これも衆院選・FRB次期議長次第。

④投資部門別売買状況

10月9日(月)~10月13日(金)の投資部門別売買状況は、これまでと同じ傾向で、外国人が買って他主体は総じて売りの展開となりました。

証券自己は東証一部現金・信用合わせてで583億円の買い越し、先物は2,639億円の売り越し。

つづいて外国人は、東証一部現物で4,547億円の買い越し、先物も3,083億円の買い越し。前回も現物・先物合わせて1兆円の買い越しでしたが今回も7,000億円規模の買い越し!このセクターが今後もキモになることは間違いなし。

次に個人。毎度の売り継続で、東証一部現金と信用合わせて3,438億円の売り越し。先物は159億円の買い越し。個人は5週間で現金・信用の売りが1.69兆円まで膨らみました。

投信は現物298億円の売り越し、先物は620億円の売り越し。信託は現物432億円の売り越し、先物は2,520億円の売り越しとなっております。信託の先物売りの大きさがウギャッァ!!!!て感じなのですが、9/25~9/29の間で3,809億円買い越しており、SQのタイミングで清算したのか説明のつく範囲内。

この週の日銀ETF買入れ額は61億円となり、前週の72億円から微減。日々の12億円の買入れとREITの13億円の買入れ1回のみでした。

あと、今週も月次の部門別を出しておきます。

春先は4月・5月と外国人が連続して買い越してきており、今回も2ヶ月くらい買いが続けばと考えていましたが、前回よりはペースが速い気が。

今後の外国人が抱えた玉の売りと選挙結果をイメージしておくと、

①自公大勝 ⇒ 外国人の買い継続 or 売り買い拮抗
(一時的には材料出尽くしで売るかもだけど数か月スパンでは弱くはないはず)
②自公なんとか政権維持 ⇒ 外国人売り or 売り買い拮抗。政策面から円高に
③自公負け ⇒ 外国人売り。政策面から円高に。更なる外国人の売りスパイラル

てな感じでしょうか。
③は絶望的ですが、①、②については一旦調整があっても、第二四半期の企業業績を見て、売り越し基調の投信・信託などが買いに入り下値は強いことを願いたいです。また、個人も前回の下げのタイミングでは1万9,300円~1万9,700円付近での買いが確認されていますので、段階アップして2万500円近辺では下値支えの買いが入るのではないかと期待しています。日銀もETF買入れ予算6兆円のうち10/20(金)時点で4.56兆円(消化率76%)なので、まだ余力十分ありです。その他、原油価格が50ドル付近で安定しているのも、継続した中東マネー流入につながっているのではないかと妄想しています。

⑤今週のスケジュール

今週のざくっと大きな統計類はこんな感じ。

10/24(火) リッチモンド連銀製造業指数(米)
10/25(水) 7-9月GDP速報値(英)、9月新築住宅販売件数(米)
10/26(木) ECB政策金利・ドラギ総裁会見(欧)
10/27(金) 9月消費者物価指数(日)、7-9月期GDP速報値(米)

各国で7-9月GDPが出始めました。アメリカはもちろんのこと、Brexitで揺れる英国の経済状況はどうなっているか。不安定さが増せば世界のリスクネタとしての売り方投機筋の動きに注意。

日本のCPIも発表されます。前月はエネルギー価格の上昇に押されてコアCPIは前年+0.7%の比較的高い水準で、今月もガソリン価格上昇中なので今回も上昇か。コアコア指数は変わらずですかねー。

最後に、改めて株の話。
短期急上昇の日経2万1,500円はさすがに過熱感はあるのですが、2017年の前半時点で2万500円くらいはトライするはずと考えていました。ただ、2017年初頭からトランプ氏のトヨタ批判やドル高批判、メキシコ批判(俺のマツダ株死亡w)、詰めに詰めてきたTPP白紙撤回などトランプ氏は日本経済に水を差しまくってきていました。ところがこの夏以降、北朝鮮リスクが深刻化し、トランプ氏も日本を批判することは軍事結束上したくてもできない状況。北朝鮮情勢が落ち着くまでは、日本を経済的にも名指し批判はできないのかなーと思います。北朝鮮リスクは依然として残りますが、意表を突くツイッタ―攻撃を受けにくくなったという点では、ファンダメンタルズを適正に評価しながらリスク資産の価値を考えられる環境にようやくなってきたように思えます。

月曜からは相場も新しい展開になっていることでしょう。自民優位とのことですが、相場というモンスターはどう反応するか。こればっかりは相場のことは相場に聞くしかありませんね。金曜夜間は円安に振れたので、海外主導で円安に振れてくれれば選挙後も株価は明るいのですが。

来週もほどほどに頑張りましょ~!

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