今週の投資戦略(2017/12/11~ 少しずつ視界は明瞭に)

先週は税制改革法案、債務上限問題、トランプ発言、雇用統計、メジャーSQなどなど様々なイベントがありました。

Euronews見てたら、トランプさんの「エルサレムがイスラエルの首都」宣言の報道をやってまして、イスラム教国家の人々の激おこプンプン具合が半端ない感じ。これ大丈夫かいな?テロを起こそうとするもっともな理由になりますぜ・・・。

さて、今回も相場の振り返りを行いまして、明日以降の相場に備えておきたいと思います。

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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週12/8(金)の日経平均は2万2,811円で引け、前週12/1(金)の2万2,819円と比べて8円安となりました。

12/6(水)は今年最大の下げを記録し一時的に2万2,100円台を付ける場面も。同日は銅先物が中国経済鈍化の見通しから4.7%の下落、上海総合指数、台湾の加権指数も下げとなり、日経も先物主導で下げました。

しかし翌12/7(木)の日経平均は321円高、12/8(金)は313円高と急反発。チャートはサポートラインを大きく割って調整局面かと思いきや、大変見事に持ち直し!

なんというか、上がるも下がるも表裏一体ですね。有望銘柄を安い時に買っておいてガチホールドしておくのが最近の勝ち残る方程式のように思います。

東証一部の売買代金は、12/8(金)がメジャーSQとなりましたが、週を通して14.8兆円と前週の15.4兆円から減少。1日の売買代金平均は2.97兆円(前週は3.09兆円)となり、相場が弱含んだ週初は2兆円台半ばの取引となっていました。

日銀ETF買入れは12/5(火)、12/6(水)と708億円ずつ行われ、合計1,476億円の買入れが行われています。

ダウは12/8(金)に終値ベースで史上最高値の2万4,329ドルを達成。

税制改革法案も進展し、債務上限問題も一旦引き延ばしされ、リスクオンの巻き戻しでしょうか。アメリカで起こっている主な項目の要点を簡単ですが押さえておきます。

・税制改革法案
上院で51対47の賛成多数で可決。12/22(金)までに両院での最終調整を狙う。

・債務上限問題
12/22(金)までのつなぎ予算を上下両院で賛成多数で可決。

・ロシアゲート
→じわじわと政権中枢に。

・ハイテク株調整
facebook, amazon, Nvidia, Googleの3か月チャートを引っ張ってきました(NetflixでなくNvidiaでw)。
NVIDIAはまだ戻しが足りませんが、それ以外はそこそこ戻してきています。半導体は押し目と考えるか、調整局面と考えるか判断が難しいです。

・雇用統計、CPI、FOMC
雇用者数は堅調だが、給与伸び鈍化。CPIも緩慢となるか?
FOMCで利上げはあるが、低インフレで金利も抑制か。

うーん、問題が発生しても1つ1つ消化していってる気がしますね。
過度な警戒は不要でしょうかねぇ。

 ②国債利回り

アメリカ10年債は先週も2.3%~2.4%のレンジ相場。
トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都認定した12/6(水)は10年債利回りは2.33%まで縮小しましたが、雇用統計が発表された12/8(金)は2.38%まで上昇しています。

また、12月の利上げを織り込んだ形で短~中金利は上昇傾向。長短フラット化が著しくなってきました。1年債で利回り1.65%、10年債で2.38%、9年間も年限違うのに金利差0.73%しかないというのは驚きです。

さて、12/8(金)発表のあった11月雇用統計を頭に入れておきますかね。

2017年11月失業率 :4.1%(前月4.1%、前年4.6%、予想4.1%)
2017年11月平均時給 :26.55ドル(前月26.50ドル/+0.19%、前年25.91ドル/+2.47
%、予想 前年+2.7%)
2017年11月非農業部門雇用者数 :前月比+22.8万人(予想+19.5万人)

非農業部門雇用者数は良い数字に見えますが、平均時給の伸びは予想に届かず、また、10月の平均時給と非農業部門雇用者数は下方修正されていますので、ニュートラルに判断しています。平均時給の伸びのグラフも強いとは言えないので、今週発表されるCPIも例によって強いわけではなく、適温相場が続くことになるのかなぁ。

JGBもほぼ変動なし。

12/5(日)の話ですが、黒田日銀総裁が安倍首相と会談をしたそうですが、総裁人事については何も話はなかったとのこと。適切な後任がいないこともあり、黒田路線継続の可能性が最も高そうですね。

③日米金利差とドル円

先週は米国金利、日本金利ともに大きな変動はなかったため、日米金利差も先々週と大きく変わらずです(詳しく言うと5bpsほどタイト化しました)。しかしドル円相場は112円前半~113円50銭付近で推移し、先々週の111円前半から112円前半から円安方向に推移しました。

下表の赤の枠線が12/4~12/8の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

ここ最近のドル円は線形(グラフ内の直線)の下部で推移していましたが上部に移動してきました。ややトレンドが変わってきたかもしれません。アメリカの政治動向はイスラエル問題とロシアゲートはあるものの、経済にダイレクトに影響を与える税制改革と債務上限問題を一旦はクリアしたようなので、少しリスクオンの流れになるかもしれません。税制改革も債務上限も12/22(金)がポイントのようですが、クリスマス前なので波乱無くクロージングさせるような気がしますけど如何に。

④投資部門別売買状況

11月27日(月)~12月1日(金)の投資部門別売買状況。外国人が売り、個人売り、日銀買い、の構図が続いています。

主要部門の先物の状況はこちら。

証券自己は東証一部現金・信用合わせてで2,531億円の買い越し、先物は252億円の売り越し。日銀ETFで1,494億円の買入れを行っているので、実質的には800億円を切る程度の買い越し。

つづいて外国人は、東証一部現物で1,980億円の売り越し、先物も452億円の売り越しとなりました。過去の現物・先物合計も上表に入れましたのでご参考まで。

次に個人。ここもこれまで通りの売り越しで、現金で1,492億円の売り越し、信用で778億円の買い越しの合計714億円の売り越し。先物は553億円の買い越しです。

投信は現物375億円の買い越し、先物も417億円の買い越し。現物は3週連続の買い越し(その前は7週連続の売り越し)となっています。信託は現物300億円の売り越し、先物も308億円の売り越しとなっています。

この週の日銀ETF買入れ額は1,494億円となり、前週の1,482億円とほぼ同値。REITの買い入れは10/30以来行われていません。

月次の部門別売買状況も載っけておきます。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

12/12(火) FOMC1日目
12/13(水) FOMC2日目、10月機械受注(日)、11月消費者物価指数(米)
12/14(木) BOE金利発表(英)、ドラギ総裁定例記者会見(欧)、11月小売売上高(米)
12/15(金) 10-12月日銀短観

今週は大きな潮流を生む出来事がありますね。
FOMCでは利上げがほぼ確実ですが、来年の利上げ回数が何回となるか。また、11月消費者物価指数の発表がありますが、鈍い賃金上昇率に呼応するかたちとなるか。

税制改革、債務上限と懸念されていたことが少しずつ明瞭になってきたので、なんとなく巻き戻しの展開になってきているのかなぁと感じます。外資もクリスマス休暇に入り、商いが薄くなる時期ですので、突発的な地政学リスクなどには引き続き注視したいと思います。

まあ私は仕込んだ銘柄を醸造中なので高値追随はせず、年末まで残す3週間ほどは様子を見ておこうかなぁと考えております。

ところで、家の裏を散歩していると動物の足跡を見つけました。
形からして鹿でしょうか。日が暮れると獣の世界になりますので田舎の夜は怖いです。

残すところあと3週。無理せずプラスで締めくくりましょ~!
(今週末は子どものお守りなのでチビの昼寝中に簡単に書き終えさせていただきます。)

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