今週の投資戦略(2018/1/29~ 反グローバルの再燃と円高)

先週は通貨や貿易関係での要人発言が相次ぎ、それに伴って為替も大きく変動しました。

昨年初は傍若無人なトランプ発言に右往左往しましたが、最近はそれにも慣れてきたマーケット。しかし今回はムニューシン米財務長官、ドラギ総裁、黒田総裁といった実効性のありそうな方々からの発言です。

さーて、今回も無難に生き残るため、マーケットの振り返りを行っておこうと思います。

スポンサーリンク

①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週1/26(金)の日経平均は2万3,631円で引け、先々週1/19(金)の2万3,808円と比べて177円安となりました。しかしグラフ見るとドル円の突っ込み方が半端ないっすね。

東証一部の売買代金は週を通して13.9兆円と前週の14.1兆円からやや減少。1日の売買代金平均は2.78兆円(前週2.82兆円)となっています。まあそこそこの商いですね。

日銀ETF買入れは合計1,542億円となり、1/24(水)に735億円、1/25(木)に735億円とREIT12億円、あとは日々の12億円の買入れが行われています。3ケタ台の下げになると日銀も入ってきていますが、今回は下げ幅を埋める効果は限定的だった模様。参考までに、以前日銀の買入れ発動について記事書いたことあるのでシェアしておきますね~。

ダウは1/26(金)にまた最高値(終値ベース)の2万6,616ドルを更新しました。

先々週から続いていた米債務上限問題により政府閉鎖が週初めの月曜日も継続。どうなるかと心配に思い、日経225を売り建てておきました。そうしたらNY時間に議会合意が採れ政府閉鎖は解除となり、並行してIMFのポジティブな世界経済見通しが発表され、ダウと翌火曜日の日経は爆騰。

IMFの参考記事はこちら。

おれの売り玉逝った-!!と思っていたら、ムニューシン米財務長官、ドラギ総裁、トランプ大統領、黒田総裁といったスーパー大御所発言により、為替はドル安方向に動き、その後の日経平均は軟調に推移しました(為替については後のパラグラフで言及しますね)。

その他にも日本では1/22(月)、1/23(火)で日銀金融政策決定会合が行われております。

上記記事内にもありますが、今回の会合での「予想物価上昇率の記述変更」という面が後を引くことになってるのかもしれません。1/27(土)夜間にダボスで黒田総裁は、2%の物価上昇目標に「ようやく近づいている」、と発言したそうで、それを受けドル円は109円台半ばから108円前半まで下落。ただでさえドル全面安トレンドなので傷口に塩を塗るような展開ですね。

また、後述の日米金利差とドル円プロットでは1/9の週から日米金利差拡大するものの円高方向に突っ込み始めていました。その時から何かしら見えない力がうごめいている感じがあり、円安トレンドにすぐ戻るのは簡単ではないように思えます(マーケットが落ち着いてくれば、世界的に金利上昇の流れなので、円キャリートレードで円安になる可能性は十分あると思っていますが)。

投資部門別売買状況でも海外勢は売り優勢、円高に伴う為替差益減少による企業業績(来期予想含め)の楽観論の後退を心配しています。また、2000年のITバブルが崩れ始めたのが1月~4月の間ということがアノマリー的に恐怖心を煽り、その次はsell in Mayと続きます。

よって、ビビリの私は差し当たり買いポジションはバリュー株中心にし、キャッシュ増やしながら、売り建て少々といったポジションに切り替えている最中です。ただ、これまでは売りで勝てない相場・ガチホが勝つ順張り相場なのでどうなることやらですが・・・。
twitterでは諸先輩方のツイートを投資検討する上で参考にさせて頂いております。
年初に退場されてしまった売り方の岐阜暴威さんの訓示によると「人間は逆張りをするように脳みそが出来てる」とのことです。肝に銘じます(´・ω・`)

※と言いながらもポジションは相場次第で臨機応変に変えて初志貫徹はしないので悪しからず・・・。今後の株価推移は米国政策金利次第かと思っています。ロング目線では、金利上がらずバブればダウ3万ドルもあり得るかと思います。

 ②国債利回り

日米の国債について、日本は先々週とほぼ動きはなく、また、アメリカも同様に2.65%付近でモミモミの展開となりました。

上述のとおり日本では日銀政策決定会合が行われ、緩和の継続が決定されました。
市場にうずまく緩和縮小論の火消しをしているようですが、物価見通しは従前より強気になっていることは間違いなさそう。海外投資家がどのように判断し、どのように日本株のポジションを取っていくのか、アンテナ高く張っておきたいと思います。

あと1/26(金)発表の12月消費者物価指数のデータを残しておきますね。

総合指数(生鮮食品を除く):101.2
前月比:同水準(季節調整値)
前年同月比:+0.9%(予想+0.9%)
⇒※日銀の誘導目標+2.0%

生鮮食品及びエネルギーを除く数値は、前月比 同水準(季節調整値)、前年同月比 +0.3%

コア指数の前年対比は12か月連続の上昇となり、上昇幅も1%近くになってきています。エネルギー価格の上昇が主な原因とは言え、正常化に向けた動きになっているというか、正常化しない場合の弊害が大きいので、この流れが続いて欲しいなあと思うばかりです。

③日米金利差とドル円

先々週の米国金利は2.54%~2.64%で推移していたところ先週は連日2.65%で推移。日本は先々週とほぼ変わらずで、日米金利差は週を平均するとやや上方に拡大しました。
しかしドル円相場は要人発言を受け更に円高方向に。下表の赤の枠線が1/22~1/26の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。いやー、また異次元の領域に突っ込んだ!

事の発端はムニューシンさんのドル安誘導発言でした。

次いでドラギ総裁。

トランプさんはムニューシンさんと反対のことを説くという、読むことが不可能な相場展開www

最後に黒田総裁。
ずーっとデフレだった日本なので、この発言は海外から見ると結構インパクトあるような気がしますけどねえ。

2017年9月8日にドル円は一時107円31銭をつけました。
為替はトレードしないのでテクニカルなことはよくわかりませんが、為替は一方向に行くときは行きますので、昨年のドル安値ラインも頭に入れておきたいと思います。

あと、このパラグラフには関係ありませんが、これもよく報道されました。
国家間のフリクションがネタになりやすい時勢ですね。こわいこわい。

④投資部門別売買状況

1月15日(月)~1月19日(金)の投資部門別売買状況。前週に続き外国人が売り越し基調です。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで2,043億円の買い越し、先物は121億円の売り越し。
  • 外国人は東証一部現物で1,991億円の売り越し、先物は323億円の買い越し。
  • 個人は現金で498億円の売り越し、信用で87億円の買い越し。先物は491億円の売り越し。
  • 投信は東証一部現物で117億円の売り越し、先物は1,130億円の買い越し。
  • 信託は東証一部現物で493億円の買い越し、先物は549億円の売り越し
  • 日銀ETF買入れ額は807億円(前週1,518億円)。1/17(水)に735億円の買入と、12億円の日々の買入れ。

投信は現物を9週連続買い越しとなっていましたが、この週は売り越しとなりました。
前の週は外国人は先物超絶売り、現物は少々といった感じでしたが、今回は現物もまとまった売りを入れてきています。売るときは継続的に売ってきますので次の週もどうなるのか注目です。需給芳しくない気がしてはいますが・・・。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

1/29(月) 12月個人消費支出(米)
1/30(火) FOMC1日目、12月雇用統計(日)、10-12月GDP速報値(欧)
1/31(水) FOMC2日目、12月鉱工業生産(日)、12月失業率(欧)、1月消費者物価指数速報値(欧)、1月ADP雇用統計(米)
2/1(木) 1月ISM製造業景況指数(米)
2/2(金) 1月雇用統計(米)

今週はけっこう重いものが続きますね。
特にアメリカは緩和継続で上げてきた相場だと思ってますので、逆に経済統計で良い数字が出て政策金利上昇期待とかなると株価にネガティブだと思います。特に米国雇用統計の賃金の伸びがどうなるか注目ですね。

ところで先日某テレビ局の取材を受けました(株とは全く違いますがw)。

15分くらい受け答えをしたのですが、結局使われるのは10秒程度でしょうかねぇ。もともと出る予定ではなかったので、短い方がありがたいのだど・・・。

急なインタビューだったので微妙な回答ばかりでしたが、キャスターの方は「素」を引き出すのが上手だなぁと感じました。どうやら全国放送らしいので地元のかーちゃんに伝えといてあげるかなぁ。

さて、今週も面白い相場展開となりそうですので、楽しみながら生き残っていきましょー!!!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする