今週の投資戦略(2018/3/19~ 財務省公文書書き換え・ホワイトハウス側近解任継続)

砂上の楼閣その2・・・。

アメリカ国務長官ティラーソン氏が解任されました。トランプ氏との不協和音は昨夏から取り沙汰されており、トランプ氏を「間抜け(moron)」呼ばわりしたことも当時は大きく報道されておりました。続いてマクマスター大統領補佐官もクビに。どんどん側近が居なくなって、取り巻きがどんな人がいるのかもう分かりましぇん。

また、日本では財務省公文書書き換え問題が巷を賑やかし・・・。
企業業績悪化で株価が下がる分には自己責任で納得できますけど、政治マターで株価が重くなるのは実に歯がゆいですねぇ。報道も大衆迎合的なものばかりではなく、何が悪かったのかの真髄を追及してもらいたいものです。

さて、先週のポイントはざくっと以下のとおり。
今回も振り返りを行いながら、明日からの相場に備えておきたいと思います。

  • 森友問題、財務省公文書書き換え(3/12 月)
  • 米国2月消費者物価指数(3/13 火)
  • ティラーソン国務長官解任(3/13 火)
  • 米国2月小売売上高3か月連続マイナス(3/14 水)
  • マクマスター大統領補佐官解任(3/16 金)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週3/16(金)の日経平均は2万1,676円で引け、前週3/12(金)の2万1,469円と比べて207円高となりました。

日経平均推移と出来事グラフはこちら。

ダウ・日経・ドル円のグラフはこちら。
ダウはどちらに行くのか何とも言えない典型的な三角持ち合いですな・・・。

東証一部の売買代金は週を通して11.9兆円と前週の14.0兆円から大幅減。1日の平均は2.38兆円(前週は2.81兆円)となりました。

また、日銀ETF買入れは合計1,530億円となり、3/14(水)、3/15(木)にそれぞれ735億円、あとは日々の12億円の買入れが行われています。ちなみに、直前の買入れは3/5(月)でしたので、6営業日行われていませんでした。この間隔は年末年始ぶりです。

週始めの日経平均は強い米株につられて一時502円高まで上昇しましたが、森友問題に関連する財務省公文書書き換えの内容が徐々に分かるにつれ上げ幅を縮小。大引けは始値とほぼ同値の2万1,824円で引けました。同日売買代金は見てびっくり、2.39兆円とこの値幅にしては超少なく、市場参加者も様子見姿勢なのかなあと思わざるを得ません。森友問題については、麻生財務相の辞任を促すようなマスコミの風潮になっており(週末時点では世論もそんな感じですね)、トップに責任を取らせるにしても、問題の本質である財務省という官僚組織の組織改善をきちんと訴えてもらいたいものです。

3/13(火)は週初弱含んだ米株の流れを受けて日経も弱く始まりましたが、大引けは+144円の陽線高値引け!けど売買代金はたったの2.3兆円・・・。
その晩は今後の金利推移に大きな影響を与えるであろう米国2月消費者物価指数の発表(後述)がありましたが、出た数値は予想通りの結果に!ゴルディロックス相場再来の雰囲気が漂い寄付き後のダウは197ドル高になるものの、ティラーソン国務長官の解任報道や、シンガポール拠点のブロードコムの米クアルコムの買収がトランプ氏の命令により阻止されたり、ダウはマイナス圏に沈み171ドル安で引けました。

週半ばも米国発の貿易摩擦懸念はくすぶり続け、米国の対中貿易赤字1,000億ドル削減要請といったアメリカの強硬姿勢を表す報道もあり、中国と大型取引のあるボーイングなどが下落しダウの下げを主導。3/14(水)もダウは249ドル安と3日続落となりました。

そんな中、意外に底堅かったのが日本株。
3/16(金)はマクマスター大統領補佐官更迭の報道もあり127円安で引けましたが、3/15(木)は弱い米株に連れ一時222円安まで沈むものの大引けは26円高。為替も円高傾向、後述の部門別売買動向でも外国人が大幅売り越しといった環境で、いつもなら崩れるところが何とか保ってます。

昨年も相場の雰囲気が悪化し、オリャっ!と売りで入ることがしばしばありましたが、戻され涙目となることが多々ありましたw 最近もそんな感じで政治は不安定ですが、金利も落ち着きゴルディロックス相場Ⅱを期待してみたり。

あと、ちょっと気になったのが3/14(水)に発表された米国2月小売売上高
前月比-0.1%と3カ月連続でマイナスとなり、3カ月連続で落ち込んだのは2012年4月以来だそうです。
以下ロイターの記事にあるように、労働市場も環境は良好なので心配する必要はなさそうですが、米株下げたり、金利も下がったりと市場はファンダメンタルズの頭打ちを意識してるのかな~と思ったりもしたので書き残しておきます。

※と言いながら、3/16(金)発表の消費者信頼感指数は14年2か月ぶりの高水準となりました。ま、消費は大丈夫なのかな。

相変わらずポジションはロングでパンパンですが、本業の稼ぎでちっとは買い増せる状況になりました。期末配当・優待狙いで動きたいのですけど、日米中の政治や外交が不透明過ぎる故に新規で入るのは躊躇ってしまいますねぇ(静かにしている中国はどう出てくる!?)。ショートするほどではないと思ってますけど、弱気派が増えてきているように思いますので、改めてちゃんと考えとこうと思います。まあ、昨年が強すぎただけに調整期間というか、株なんてそもそも思うように簡単には上がらないので、こんなもんかと過度な期待はせず個別重視で・・・。

 ②国債利回り

まず米国債。先々週の3/9(金)は2.90%で引けたアメリカ10年債でしたが、先週は買い優勢となり3/16(金)は2.85%で引けております。

先週3/13(火)は注目統計の米国2月消費者物価指数の発表がありました。
結果は予想通りの内容で、金利も上昇することはなく、むしろ同日報道のあったティラーソン国務長官の解任やブロードコムのクアルコム買収の禁止措置などリスクオフの流れから、10年債利回りは2.84%まで縮小しました。

以下、詳細とグラフを載っけておきますね。

2月消費者物価指数(食品・エネルギーを除く):255.783
前月比:+0.2%(季節調整値、予想+0.2%)
前年同月比:+1.84%(予想+1.8%)
※食品・エネルギー含む総合指数は前月比0.2%の上昇(予想+0.2%)、前年同月比は2.21%の上昇(予想+2.2%)

週半ば以降も金利は低下し3/14(水)は2.81%で引けました。
通商摩擦懸念、政情不安といったリスクオフに基づくものでしょうけど、中国が対抗措置として米債売るないし脅しをかけるってことはないのかな~。トランプvs習近平の取引はどうなることやら。

そして今週3/21(水)はFOMCで金利発表されますので注意しておきましょう。市場にはある程度タカ派の耐性はついてきていると思うけど。

つづいて日本国債。先週の利回りは低下傾向にありました。

3/14(水)に黒田総裁は参議院予算委員会で藤巻健史議員の問いに答弁したようで、内容調べてみましたが当たり障りない内容。先週はあまり気になる動きや報道は見当たりませんでしたが、債券市場は毎度の動きで、日銀テーパリング観測→金利上昇→結局緩和継続しか道はない→金利低下→ステルステーパリング→金利上昇、を繰り返してばかりですw

③日米金利差とドル円

先週は米国金利の低下に伴い日米金利差もやや下方に拡大しました。
下表の赤の枠線が3/12~3/16の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

ドル円相場は105円台後半から一時107円台を付けることもありましたが、終値ベースでは大幅な変動はなく106円~106円半ばに位置しております。

最近は政情不安で円高論に耳を傾けざるを得ないように思っています。
株ロングでビクビクな俺なのでw、ヒストリカル上はどうかなと思い、日米10年債金利差から見た際のドル下値支持ラインをグラフ上に引いてみました。

このデータだけで見ると、今の日米金利差では104円くらいが下値となります。
ただ、これは5年スパンのデータであり、アベノミクスによる円安が表れていますので、安倍政権がゆらぎ、金融政策もゆらぐと、この限りではないのだろうと思います。

その他、先週3/14(水)に次期NEC委員長に任命されたラリー・クドロー氏が「強いドルを大統領は支持している」旨の話をしております。クドロー氏はレーガン政権でアドバイザーを務め、また、ウォール街とワシントンの両方から信頼を得ていると受け止められているそうです。

まあ、様々な要因で106円近辺で均衡が取れているようですが、取りあえず3月末決算に伴う本邦事業会社のドル売り円買いも終わってくるところ。新年度で気持ちを切り替えたいところですが、国内外ともに長引く政情不安は勘弁ですね・・・。

④投資部門別売買状況

3月5日(月)~3月9日(金)の投資部門別売買状況。
外国人売りは9週連続、その間の東証一部&先物の売り越し額は7.7兆円に上りましたよwww

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで1,121億円の買い越し、先物は3,794億円の買い越し。
  • 外国人は東証一部現物で3,706億円の売り越し、先物も4,585億円の売り越し。
  • 個人は東証一部現金で890億円の買い越し、信用で127億円の売り越し。先物は503億円の売り越し。
  • 投信は東証一部現物で888億円の買い越し、先物は2,190億円の買い越し。
  • 信託は東証一部現物で393億円の買い越し、先物は136億円の売り越し
  • 日銀ETF買入れは合計819億円。3/5(月)に735億円、3/5(月)と3/9(金)にREITがそれぞれ12億円、あとは日々の12億円の買入れ

今回も、「外債評価損の埋め合わせの株売りをしている」と言われている都銀・地銀の動向を見ておきたいと思いますが、この週も6億円の売り越しに止まっています(その前の週は52億円の買い越し)。

需給面では外国人の売りを国内勢と日銀が受けていた感じですが、政情不安を受けて個人のマインド悪化とならなければいいですが。

⑤今週のスケジュール

さて最後に、今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

3/20(火) FOMC1日目
3/21(水) FOMC2日目(政策金利発表、パウエル議長発言)、2月中古住宅販売件数(米)
3/22(木) イングランド銀行金利発表
3/23(金) 2月消費者物価指数(日)、2月新築住宅販売件数(米)

今週は日本のCPIが発表となります。
1月CPIは総合指数は昨年対比+1.4%、日銀が+2.0%を目指す生鮮食品を除く指数は+0.9%となっています。野菜の高騰継続、原油価格は昨年から約20%増加、1月の実質賃金はマイナス、などなどを理由に、総合指数は伸びながら、コア指数は微増または変わらず、コアコア指数は大した伸びはないって感じでしょうかね。

また、週末に世論調査による内閣支持率が出てきました。
FNNの調査(3/11)で支持は45.0%、読売(3/11)で48%、時事通信(3/12)で39.3%、共同通信(3/18)で38%、毎日(3/18)で33%にということで、前回から5~12ポイントほどの支持率ダウン。日増しに支持率が落ちてますけど、まあ当たり前か・・・。

個人投資家目線では、麻生さん辞任は為替がクラッシュしてしまうので継続してもらいたいところですが、世の中道理が通らないことはいずれ綻びが出るので、辞める辞めないどちらにしても、最適な解を早いとこ示してもらいたいですね。今回の一件で消費増税先送りといった話題も出てきたり、日朝対話検討もあったりと、政策の変動もあったりするかな~。

さて、今週末も快晴でしたので例によって外でまったりしました。
散歩してると、ふきのとうもいっぱい出てきてました。春ですねぇ(*´ω`*)

いつものアウトドアクッキング。
今日は手羽元の甘酢煮ですが鶏肉は底に隠れて見えません・・・。

6時間ほど煮て食してみると、、、ぬおっ!!!超絶トロトロになって骨がスルっと抜けるではないか。なんと美味いこと!今日は生しぼりレモンサワーと一緒に!

さて、明日からも相場が始まりますが、上値重そうなのでほどほどで頑張りましょーーー!!!休むも相場(*´ω`*)

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