今週の投資戦略(2018/4/23~ 日米首脳会談・米国1Q決算発表スタート)

先週は安倍首相がアメリカに行き、日米首脳会談という大きなイベントが行われました。

相手方のトランプ氏はツイッターで情報発信していて、それにはまあ色々と思うところもありますが、マスコミを介さない情報というのは歪曲されない一次情報として有用ですね。日本のメディアも真偽は分かりませんけど、全て真とは思えませんので、なるべく一次情報を扱いたいなと思います。

財務事務次官の辞任に関し、ホリエモンは過去マスコミによるハニトラ被害があったとツイートしてましたが、まあ酷い内容だこと。株については歪んだものはいずれは修正されますが、某メディア銘柄がやたら高くなっているように感じましたので売りからエントリーしてみました。どうなるかなー??

さて、先週の相場の主なポイントは以下のとおり。今週も振り返りを行いながら、月曜からの相場に備えておきたいと思います。

  • 米国企業1Q決算発表(4/16 月~)
  • 小型株死亡(4/16 月~)
  • 日米首脳会談(4/18,19 水・木)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週4/20(金)の日経平均は2万2,162円で引け、前週4/13(金)の2万1,778円と比べて384円高となりました。

ダウ・日経・ドル円のグラフはこちら。

東証一部の売買代金は週を通して11.8兆円と前週の12.0兆円から微減。1日の平均は2.36兆円(前週は2.41兆円)となりました。

また、日銀ETF買入れは合計60億円となり、行われたのは日々の12億円の買入れだけで、700億円規模の買入れは一度も行われていません。ちなみに、先々週も買入れは行われておらず、12営業日連続無介入というのは昨秋の総選挙の時以来です。

週始めの4/16(月)は週末に行われた米英仏のシリア攻撃の影響が懸念されましたが、攻撃は1回に止まることが公表されたこともあり、市場は過度なリスク回避姿勢とならず日経平均は続伸し57円高に。夜間NY市場も、地政学リスクの後退や、バンク・オブ・アメリカが市場予想とほぼ等しい好決算を発表したり、3月小売売上高が市場予想を上回るなどし212ドル高で大引け。

4/17(火)も日本時間は模様眺めの展開で日経平均は12円高と小動きでしたが、マザーズ銘柄や小型株が崩壊。ミクシィやそーせいが安値更新しました。銘柄リストで横に並べてるTKPとフィルカンパニーがともに仲良く10%超下げてるしw マザーズの名だたる銘柄が支持線を突っ込んで割ってきてましたので、毎度安定のオイシックス(3182)、弁護士ドットコム(6027)、JACリクルートメント(2124)を短期で鞘抜き。VIXも下がってきたので、この週は他にも馴染みのある銘柄を短期で回しました。そして夜間NY市場はネットフリックスが好決算で+9%高、ゴールドマンも予想を上回る決算で一時上昇するものの引けは1.6%安。ダウは213ドル高で引けました。

そして4/18(水)は日本の市場では特に注目された日米首脳会談。為替に関しトランプ氏から何か注文があるかもしれないという思惑があってか朝方からドル円が重い展開でしたが、寄付き後の日経平均は一目均衡表の雲の下辺の2万1,905円を上に突き抜け、そしてフシ目の2万2,000円も更新、為替も徐々に円安傾向になりながら、あれよあれよと大引け310円高の2万2,158円で引けました。米朝関係について、ポンペオCIA長官がトランプ氏の命を受け、極秘に金正恩氏と直接会談を行ったことも好感された模様です。NY市場では前日に悪決算を出したIBMが7%超安くなりダウを83ドル押し下げ、また、モルガン・スタンレーは市場予想を上回る決算を発表し株価は3%超上昇するものの大引けはほぼ横ばい。米国金融決算は良好なものばかりで株価は一時上昇するものの押されてばかりになっています。

4/19(木)は日米首脳会談中のアメリカから悪材料が出てくることはなく日経平均も当初は高く推移し202円高までなるものの、引けにかけて弱含み大引け33円高。日米首脳会談の主なテーマは北朝鮮対応と2国間FTAとなった模様です。その他、モルガン・スタンレーの決算を受けて同社を持分法適用会社としているMUFGが3%超の上げ幅となりましたが、結局は1.2%高でクローズし、アメリカの金融株と同じような上値の重い展開です。夜間NY市場もAMEXが好決算で7%高。その一方ハイテク株は軟調に推移しダウは84ドル安で引けました。

4/20(金)の日本株はこれまで5日続伸ということもあり、利益確定売りに押され一時115円安までなりましたが、円安の流れを受け70円高まで戻す場面も。大引けは29円安となりましたが、これまで弱含んでいた中小型株が少し息を吹き返してきたように思いました。NY市場はiPhoneの販売数が予想を下回るだろうと報道されたAppleが4%安となったり、10年債利回りが2014年1月ぶりの高水準(後述)に達したことも重石となりダウは201ドル安で引けました。

これまでは心臓に悪い高ボラティリティの相場でしたが、先週はVIX指数も低下し穏やかな週となりました。

目先の相場も決して悪くないようには思っているのですけど、いかんせん朝鮮半島次第の相場環境4/27(金)に南北首脳会談が予定されておりますが、韓国は融和政策を執っていますので恐らく穏便に終わるように考えています。ただ、その後待ち受ける米朝対話では、アメリカの超保守陣営たちが中朝(そしてロシア)に揺さぶりの口撃をしてくる可能性大!それに加え、米国金利の上昇リスクは2月に一旦消化したとはいえ、10年債は再度3%を窺う展開にあり要チェック。

私は2月からエイヤー!!でフルポジ逆張りナンピンしてきましたが、さすがにリスク取り過ぎてましたので、少しずつ利確しポジション外し始めました。あと、某マスコミ銘柄と某建設銘柄を売りエントリー。まだ先になると思ってますが、景気後退局面に入る前に柔軟に対応できるようオワコンビジネスのリサーチを開始したり、ヘタクソな売り建てトレードの腕を上げられるよう鋭意努力中でつ。

 ②国債利回り

まずアメリカの国債推移はこちら。

アメリカ10年債は、前週の流れのまま2.8%台前半からスタート。4/18(水)は2.87%、4/19(木)は2.92%まで上昇し、最終営業日の4/20(金)は2.96%まで上昇し週を終えました。
4/20(金)の朝起きてみると株は下げていたので金利も下がったかなと思っていたら、2014年1月以来の水準まで上昇していてちょっと驚き。株も金利上昇を嫌気して下げたようです。

グラフを見てのとおり10年債以上に1年、3年といった短いタームの利回りの伸びが著しいです。それもそのはず、長短金利差は2007年9月来の水準になっていて、「リセッションの恐れがあるのでは」といった報道を最近はよく目にするようになりました。

これには私も心配していまして、過去のデータを引っ張ってきて簡単に検証しましたので、記事をシェアしておきます。自分的には急いで手仕舞う必要はないだろうと踏んでいますけど・・・。

つづいてJGBのグラフはこちら。

先週の10年債利回りは0.03%台で推移していたところ、4/20(金)に0.05%台半ばまで急上昇しました。理由は19日(木)実施の20年債入札の不調、米国金利上昇、来週以降行われる日銀オペの減額予想というものだそうです。

また、4/20(金)に消費者物価指数が発表されておりますのでデータ書き残しておきます。

総合指数(生鮮食品を除く):100.6
前月比:-0.1%(季節調整値)
前年同月比:+0.9%(予想+0.9%)
⇒※日銀の誘導目標+2.0%

生鮮食品及びエネルギーを除く数値は、前月比 -0.1%(季節調整値)、前年同月比 +0.5%

前月比でマイナスとなっていますが予想通りの結果となりました。
またCPIは個別に記事書きまして、物価変動要因の内訳を見ておこうと思います。

政治動向次第ですが、10年債利回りはいつもどおり0.1%まで向かって、指値オペを試す展開になるような気がします。黒田総裁2期目の出だしですので、マーケットが出してくるチョッカイに日銀がどう反応してくるか見ものです。

③日米金利差とドル円

先週は米国金利が上昇し、同様に日本の金利も上昇しましたが、米国金利の方が上げ幅が大きいため日米金利差は前週に比べ拡大しました。

下表の赤の枠線が4/16~4/20の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

ここ最近言及していますが、貿易戦争懸念、国内政治不安、米政権のゴタゴタといったネタに起因する円高は過ぎ去り円安傾向は継続中。4月の外国人買いが続けばそのまま為替も円安方向になるだろうと思っています。ちなみに、上表は2013年からデータ取っていますが10年債利回り差は4/20(金)にそれ以来最大の2.9%となっています

④投資部門別売買状況

4月9日(月)~4月13日(金)の投資部門別売買状況。この週も4月のアノマリーどおり外国人の買戻しが進みました。よかったよかった。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで1,295億円の買い越し、先物は3,857億円の売り越し。
  • 外国人は東証一部現物で820億円の買い越し、先物は4,884億円の買い越し。
  • 個人は東証一部現金で1,332億円の売り越し、信用で260億円の売り越し。先物は1,044億円の売り越し。
  • 投信は東証一部現物で107億円の売り越し、先物は70億円の売り越し。
  • 信託は東証一部現物で89億円の売り越し、先物は122億円の買い越し
  • 日銀ETF買入れは合計72億円。4/11(水)にREITが12億円、あとは日々の12億円の買入れ。

4/16(月)の週も2万2,000円のフシ目を凄い勢いで超えてきたので、おそらく外国人は買い越しでしょう。逆張っていた個人は売り越しですが、流れとしては上々な出来ではないでしょうか。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

4/23(月) 3月中古住宅販売件数(米)
4/24(火) 3月新築住宅販売件数(米)
4/26(木) ECBドラギ総裁会見(欧)、金融政策決定会合1日目(日)
4/27(金) 金融政策決定会合2日目(日)、3月失業率(日)、1月-3月期GDP(米)

この他にも4/27(金)は朝鮮南北首脳会談が実施されたり、4/25(水)からキヤノンや東京エレクトロンといった国内企業の決算発表がスタートします。

先週は相場も落ち着いてましたので記事書くのも楽でした。2月からVIXショック、パウエル議長就任、貿易戦争、米政権要人離脱、モリカケ、北朝鮮、シリア等々とネタがありすぎてキャッチアップつらかったなぁ・・・。

そんなこんなで記事を書き終えた週末の外は春陽気。花もようやく咲いてきました。

シバザクラ、

スイセン、

カタクリなどなど。

各社本決算が始まりまして、投資家の皆様は心落ち着かない日々になりますね。
いい決算でゴールデンウィークも気前よく過ごしたいですが、不透明な為替動向や人手不足により保守的な来期見通しになって、売り叩かれる例も少なくないように思います。まあ高くなっている銘柄は利食い千人力で一旦利確しといて、売り叩かれた銘柄を買いなおせば良いかなと思っておりますが。

来週もほどほどに頑張っていきましょー! これから花見に行ってきます~。

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