今週の投資戦略(2018/5/14~ 企業決算発表・米国のイランと北朝鮮政策)

ゴールデンウィーク中はまったりしましたが、場が開いてないと何とも張り合いが出ないものですね。

そして、米朝首脳会談(6月)、日朝首脳会談(6月??)、自民総裁選(9月)、米国中間選挙(11月)など超絶大きな材料が待ち受けていますが先行きが見通せましぇん。また、本決算シーズンですが来期予想も控えめなのが多く、売り買いともに手を出しづらい状況・・・。

などなど、ちょっとボヤっとしておりましたが、先週末には米朝サミットが決定したり、後述の売り建て銘柄が意に反し急騰したりとアドレナリンが出てきました(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ

さて、先週の主な相場を動かしたイベントは以下のとおり。
それぞれ言及しながら振り返りを行い、来週以降に備えておきたいと思います。

  • 本決算ヤマ場(5/7 月~)
  • 米国イラン核合意離脱(5/8 火)
  • 米国4月消費者物価指数(5/10 木)
  • 米朝首脳会談6/12(火)シンガポールで開催決定(5/11 金)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週5/11(金)の日経平均は2万2,758円で引け、前週5/2(水)の2万2,472円と比べて286円高となりました。

ダウ・日経・ドル円のグラフはこちら。
ダウはトリプルボトムを形成していますが、今後上抜けるかBOX推移となるかどうか。
イラン・北朝鮮、中間選挙、金利推移など不確定要因が多く見通しが超難しい・・・。

日本株は独自に見ると悪くなさそうに思っているのですが、米国市場に足を引っ張られないよう願いたいところ。

東証一部の売買代金は週を通して13.4兆円と前週(4/23~4/27)の13.1兆円から増加。1日の平均は2.69兆円(前週は2.63兆円)となりました。

また、日銀ETF買入れは合計1,500億円となり、5/7(月)、5/9(水)にそれぞれ720億円、あとは日々の12億円の買入れが行われています。

GW明けの5/7(月)の日経は高値+41円、安値-122円、終値-5円の2万2,467円。
日本株は久しぶりの取引で商い少しは膨らむかなと思いきや、東証一部売買代金は2.3兆円ぽっち。寄り天でマイナス幅が3ケタ台まで拡大しましたが、日銀の買いが入り持ち堪え。この日はどこも退屈な動きをしていました。NY時間のダウは216ドル高まで上昇するも引けは94ドル高。イラン核合意についてトランプ大統領が翌日意向を表明するとし、上げ幅縮小し様子見姿勢が強まりました。

5/8(火)の日経は高値+99円、安値-44円、終値+41円の2万2,508円。
上値が重く2万2,500円付近での揉み合い継続。この日は商社決算のピークで、三菱商事、住友商事、丸紅が好決算で勢いづきましたが、勝ち負け分かれ三井物産は反落。NY時間のダウはトランプ大統領がイラン核合意からの離脱を表明し、一時158ドル安までなりましたが引けは2ドル高。この週は地政学リスク再燃かと思いきや、その後はほとんどスルーされる流れとなるのでした。。。

5/9(水)の日経は高値-30円、安値-144円、終値-100円の2万2,408円。
2万5,000円の攻防が継続。さすがにイラン核合意破棄が水を差し、最大144円安まで下がりましたが、この日も日銀が買い支え大引けは100円安。トヨタが場中に決算発表と説明会を開催し、そこで東京海上の社長さんが直々にトヨタの章男社長に質問をしたというのは記憶に新しいところ。NY時間は原油先物が2014年11月ぶりの高値更新。エネルギー関連や10年債利回りが3%を超えたことから金融銘柄も牽引しダウは182ドル高。

5/10(木)の日経は高値+122円、安値+10円、終値+89円の2万2,497円。
この日はドル円が一時110円をつけたこともあり日本株も強含み。決算発表後の個別銘柄の動きはありましたが、相場を動かす特異なニュースはなし。NY市場は4月消費者物価指数が予想を下回り(後述)、性急な金融引き締め懸念後退からダウは196ドル高。

5/11(金)の日経は高値+272円、安値+48円、終値+261円。
SQを通過し株価は一段高。個別でそんなに上げた感じがなかったので、ヒートマップを見てみるとファナック、東京エレクトロン、TDKといった電気機器セクター100円近く押し上げていました。その一方、前日の悪決算を発表したマザーズの雄そーせい(4565)が死亡。同銘柄は1万円を切ったときからwatchしてまして、なんとなく欲しいなぁと思っていましたが、分からないものは売買すべきでないことを学んだ瞬間・・・。あと、ぐるなび(2440)やクックパッド(2193)なども死亡していたのですが、Googleなどにサービスが取って代わられる事業はホント厳しそうです。NY時間は金利も上がらず、VIX指数は2月のショック前の水準まで下がり、心地よい温度なのかダウは91ドル高。エヌビディアが決算発表で下落しましたが、市場予想を上回る数字。利益確定売りとともに、仮想通貨向け売上高の減少懸念が売りを誘ったようです。ハイテク指数を引っ張る銘柄なだけに、市場予想を上回ってイケイケ継続なのか、踊り場となるのか、相場全体にも影響しそうです。

大型株中心に適時開示で決算結果と来期予想をナナメ読みしてますが、けっこう保守的な来期予想が多いです。特に為替レートの前提が105円となっている輸出関連銘柄が多く、ドル相場次第では上振れも期待できそう。武田を始めとした巨額のグローバルMAや北朝鮮の地政学リスク減退を鑑みると円も弱くなりそうな気も・・・。

その他に先月から、秋口の日米政局変動をにらみ、そろそろ個別の売り建てに慣れておこうかと思っておりまして、ちょびちょび売りから入っています。大量の売り残にビビり手仕舞いましたが、行方を見守っていたテレビ朝日(9409)が悪決算で売られ軍配は売り方さんに。売り方さんのグリップ力あっぱれ。あと、マンション市況は需給、資材コスト高、人材コスト高等々で今後しんどいでしょという勝手な思惑から新日本建設(1879)を売り建て中。玉追加しているところなのですが、決算は無難に通過し出来高伴い年初来高値の一段高!! よく見たら上場来高値更新の美しい高火力上昇チャートで丸焦げだーwww 大京(8840)も4年ぶり高値つけていましたがマンション系強いですね。長谷工(1808)も場中決算発表し反発しています。建設系の来期見通しはシビアに見積もっている先が多いですけど、むう・・・。

その他にも、2020年以降の不透明な日本経済の代替投資先として、インドネシアindex買いたいなーと思ってました。2年前に同国に行ったのですが、雑誌やTVで見た昔の日本のような高度経済成長の雰囲気。米国金利上昇に伴い新興国株が弱含んでいるので、ちょいと勉強して買ってみたいなあ。

 ②国債利回り

まずアメリカの国債利回り推移のグラフはこちら。

アメリカ10年債は、前週の流れを受けて週初2.95%から始まり、5/9(水)に3.00%をつけ、5/11(金)は2.97%で終了しました。

ジワジワと3%の壁を侵食していくように私は思っているのですが、4月CPIが5/10(木)に発表され、金利上昇が小休止となっておりますので結果を見ておきたいと思います。

4月消費者物価指数(食品・エネルギーを除く):257.025
前月比:+0.1%(季節調整値、予想+0.2%)
前年同月比:+2.13%(予想+2.2%)
※食品・エネルギー含む総合指数は前月比+0.2%(予想+0.3%)、前年同月比は+2.46%(予想+2.5%)

コアコア指数の伸び率は市場予想を下回りましたが、前年比2%超えは2カ月連続。トランプ関税に伴う資材高や原油価格の上昇が現実として起きていますので、今後も上がるんじゃないのかなあ。

つづいて日本の国債推移のグラフ。

日本国10年債は0.05%を挟んでの動きが3週間ほど続いています。
米国10年債も3%超えを窺い、米欧ともに金融正常化に向かってますが、そろそろ日銀も緩和継続と言いながらも次のほのめかしが必要となる時期じゃないですかね。VIXショックもほぼ癒えてきたころだし。

物価に大きな影響を与える消費増税(2019年10月)まで1年4カ月。自民総裁選が2018年9月。秋口には何かあるかと思いながらも緩和継続 or Notのゼロヒャク選択・・・。うーん、とモヤモヤしていたら熊野さんの「ガス抜き理論」があって、なるほどねぇと思いましたので記事をシェアしておきます。

③日米金利差とドル円

先週も日米金利差は高い水準を維持。
ドル円相場もVIXショック以来の110円をつけてグラフ的に正常な位置に戻し始めています。
下表の赤の枠線が5/7~5/11の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

ドル円相場に関連してこんなBloombergの記事がありましたのでシェアしておきます。

国内だけでは生き残れない日本企業のグローバルMAは今後も高水準でしょうし、北朝鮮問題がクリアになっていけば一段の円安も。政治面で想定外の事態が無ければドル円も底堅いように思います。まあ、あまり円安になりすぎるとトランプ砲が炸裂するんでしょうけどネ。

④投資部門別売買状況

4月23日(月)~5月2日(水)の投資部門別売買状況。
外国人は5週連続の買い越しに。これで4月の外国人は18年連続の買い越しとなりました。

主要部門の先物の状況はこちら。

2018/4/23~2018/4/27

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで4,348億円の買い越し、先物は4,359億円の売り越し。
  • 外国人は東証一部現物で1,340億円の売り越し、先物は4,521億円の買い越し。
  • 個人は東証一部現金で2,516億円の売り越し、信用で185億円の売り越し。先物は130億円の買い越し。
  • 投信は東証一部現物で453億円の買い越し、先物は113億円の買い越し。
  • 信託は東証一部現物で259億円の売り越し、先物は7億円の買い越し
  • 日銀ETF買入れは合計774億円となり、4/25(水)に714億円、あとは日々の12億円の買入れ。

2018/5/1~2018/5/2

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで976億円の買い越し、先物は361億円の売り越し。
  • 外国人は東証一部現物で25億円の買い越し、先物は977億円の買い越し。
  • 個人は東証一部現金で618億円の売り越し、信用で87億円の買い越し。先物は176億円の買い越し。
  • 投信は東証一部現物で201億円の売り越し、先物は1,191億円の売り越し。
  • 信託は東証一部現物で491億円の売り越し、先物は104億円の買い越し
  • 日銀ETF買入れ額は24億円となり、日々の12億円の買入れ×2のみ。

4月はアノマリーどおりの外国人買いが入り日本株を牽引しました。
個人は2月3月で逆張り買いを入れ、4月から売りに入っているので儲けられたようで良かったです。

5月以降の日本株を外国人がどう受け止めるかですが、企業来期見通し自体は保守的で上方修正余地あり。あとは北朝鮮の進展をどう見るか、そして自民総裁選をどう見るか、アベノミクス継続となるかどうか。

うーん、、、全般的に上のように思いますが、一時的なリスクオフというか、プチブラックスワンもありそうで積極的に買い向かう気にもなりません。利確こなしながら押し目を拾うパターンでいこうかなぁ。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

5/15(火) 4月小売売上高(米)
5/16(水) 1-3月期GDP(日)、4月住宅着工件数(米)
5/17(木) 3月機械受注(日)
5/18(金) 4月消費者物価指数(日)

その他に個別では5/14(月)のSMBCを皮切りに銀行・金融決算が増えてきます。ホールド中のMUFG君は今年も自社株買いしてくれるかなぁ。決算自体は無難でしょうけどグローバル収益増えていてほしいなあ。

GWはweekly記事お休みしましたが、久しぶりに書くと頭の体操になって楽しいものです。今後もまったりひっそりマイペースに続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。

庭の花もきれいになってきました。春ですねぇ。

みなさま良い週を~!!!

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