今週の投資戦略(2018/6/4~ イタリア政情不安・貿易問題・米雇用統計)

うぎゃー!!!
前週2万3,000をつけた日経平均が一時2万2,000円を割りました。週末の米国市場は持ち直してきたけど、今年はSell in Mayな気がするんだよなぁ。

先週も色々とマーケットを動かす話題がありました。
以下を中心に振り返りを行いながら、明日以降の相場に備えておきたいと思います。

  • イタリア政情不安(5/29 火)
  • 米国による、EU・カナダ・メキシコへの追加関税適用報道(5/31 木)
  • 5月米国雇用統計(6/1 金)
  • 米朝会談 再度実施の宣言(6/1 金)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週6/1(金)の日経平均は2万2,171円で引け、前週5/25(金)の2万2,450円と比べて279円安となりました。

ダウ・日経・ドル円の推移はこちら。
日本株の為替連動トレンドに変わりはありません。

先週の東証一部の売買代金は週を通して13.7兆円と前週の11.7兆円から大幅増加。1日の平均は2.74兆円(前週は2.34兆円)となりました。

また、日銀ETF買入れは合計2,256億円となり、5/28(月)・5/29(火)・5/30(水)にそれぞれ720億円、5/29(火)・5/30(水)・5/31(木)にREITがそれぞれ12億円、あとは日々の12億円の買入れが行われています。前週5/23(水)から6営業日連続の買入れと凄まじい状況です。

5/28(月)の日経は高値+97円、安値-40円、終値+39円の2万2,489円。
週末に米朝首脳会談再開の兆しが見え、日経は寄付き後に同日高値をつけていました。しかしこの日は米国市場が休場ということもあってか売買代金は1.81兆円。動意に乏しい1日でしたが、日経平均安値-40円にも関わらず日銀の買いが入り大引けは+39円。ファストリだけで日経を22円も押し上げています。日銀4営業日連続の買い。おいおいすげぇな・・・。

5/29(火)の日経は高値-50円、安値-249円、終値-131円の2万2,358円。
この日は前夜から先物が弱含んでおり、場が開いた後も軟調な展開。イタリアの政情不安・脱ユーロ懸念によりユーロ円が126円台に突っ込み、久しぶりに200円超の下げとなりました。電気機器、化学、そしてソフトバンク単体で下げを主導。14時30分頃から底値圏から反発し、やはり出ました日銀さん。5営業日連続の買入れです。

休場明けの米国市場はクラッシュし、10年債利回りは前日2.93%のところ、なんと2.77%まで低下。ダウは一時-506ドルまで下落し大引けは-391ドル。金利低下をモロに受けたのが金融株で、JPMが-4.27%、BofAが-3.98%、GSが-3.4%と死亡しました。この日のイタリアの10年債利回りは5月上旬に1.7%付近だったのが3.4%近くまで急上昇、2年債利回りも0.9%付近から2.8%付近まで拡大し、ユーロ円は125円台前半まで売られました。

5/30(水)の日経は高値-279円、安値-427円、終値-339円の2万2,018円。
イタリアの政情不安に端を発した株安が日本にも波及。寄付き後から弱含み電気機器が日経平均を97円押し下げ。また、グローバルな金融銘柄がきつい下げとなり三菱UFJが-3.40%。野村は-2.08%となり、これはなんと2016年11月のトランプラリー後の安値!またまたまた日銀買入れが入り6営業日連続。無茶しやがって・・・。

米国時間はADP雇用統計が発表され+19.0万人予想のところ+17.8万人と予想下ブレ1-3月GDP改定値も予想+2.3%のところ+2.2%。経済指標は予想まで達しませんでしたが、10年債利回りは前日の2.77%から2.84%まで上昇。ダウも一時+353ドルまでなり大引けは+306ドルの2万4,667ドル。イタリア政情不安懸念の緩和と言われてはいますが、そう簡単に正常化するかいな?とこの日は思っておりました。

5/31(木)の日経は高値+236円、安値+80円、終値+183円の2万2,201円。
日経平均は反発しましたが、よくある下げトレンド中の半値戻しのように感じました。ダウが300ドル上げたのに対し日経はこの程度。外需銘柄中心に上げていましたが前日下げた分の自律反発のような感じ。東証一部の売買代金は月末要因もあってか4.4兆円まで膨らみ大商いとなりました。

この日のダウはやはり下げ、前日比-251ドルの2万4,415ドルでクローズ。欧州不安の火種が残る一方で、トランプ政権が鉄鋼・アルミの追加関税をEU・カナダ・メキシコに発動することを発表早速カナダ・メキシコが報復関税実施を発表。EUもWTOへの提訴と報復関税導入準備を開始。これには米国内からも批判の声も多いようですが落としどころが読めません。

6/1(金)の日経は高値+115円、安値-103円、終値-30円の2万2,171円。
日経平均は前日の弱い米株を受け寄り付きから軟調。しかし為替が円安方向に振れ輸出銘柄に買いが入ったり、売られ過ぎた金融が買い戻されたりで3ケタ台のプラスに転じる場面もありましたが、夜間に控えている雇用統計もあり、最終的には売りに押され結局マイナス引け。

米国市場は、強い雇用統計(後述)、強いISM製造業景況指数(予想58.1に対し結果58.7)、ほどよい金利上昇となり+219ドルの2万4,635ドルでクローズ。また、この日は6月12日に予定され一度は中止が発表された米朝首脳会談が行われることが発表されたことも重要なファクターとなっております。

また、週始めマーケットを揺さぶったイタリアも連立政権がなんとかできたようで、脱ユーロの是非を問う選挙は一旦は見送られるようになった模様。ただ、緩い財政を希望するイタリアと厳しい財政規律を求めるユーロの今後の駆け引きは続きそうです。

ダウの反発を見てると日本株も2万3,000円程度まで戻していいように感じますが、どうも買う気になりません。そんなこんなでモヤモヤしている自分の頭の中を整理してみました。

  1. 米朝会談について、失敗すれば日本株崩壊。成功したらしたで、日米同盟の結束を気にしなくてよくなるトランプ大統領は対日貿易の口撃を再開してくる
  2. 秋口の米国中間選挙、自民総裁選、アベノミクスの行方が不透明
  3. 中間選挙や総裁選に向けたリップサービス、消費増税対応予算への期待
  4. 本邦企業の保守的設定の想定為替レート上振れ可能性

i),ii)はどう出るか分からない丁半博打で売り方からしても煽りネタは十分。トランプさん絶対恐ろしいこと言い出すと思いますw

iii),iv)も恐らく行われるでしょうが、これらを今から期待するには時期尚早。秋口くらいまでi),ii)に揺さぶられ日本株は伸び悩みながら、iii),iv)が本格議論されてきそうな時期に買い向かっていこうかなあと考えています。

 ②国債利回り

まずアメリカの国債推移のグラフはこちら。

上で述べたとおり、イタリアの政情不安・EU離脱懸念から債券市場が一時クラッシュしました。アメリカ10年債利回りは5/29(火)に前営業日2.93%のところ2.77%まで低下。その後はイタリア情勢の一旦の鎮静化と6/1(金)の強めの雇用統計やISM製造業景況指数を受けて2.89%までは戻しています。

その雇用統計を簡単ですが書き残しておきます。
改めて調べてみると失業率も平均時給も雇用者数もだいぶ強い値じゃないか!!!
直近のFOMC議事録はハト派な感じでしたが今後どうなることやら・・・。

2018年5月失業率 :3.8%(前月3.9%、前年4.5%、予想3.9%)
2018年5月平均時給 :26.92ドル(前月26.84ドル/+0.3%、前年26.21ドル/+2.70
%、予想 前年+2.6%)
2018年5月非農業部門雇用者数 :前月比+22.3万人(予想+19.0万人)

つづいて日本の国債推移のグラフ。

日本の10年債利回りは株安のリスクオフとともに5/30(水)に0.03%台前半まで低下しました。株価下落で日銀ETF買入れが入りまくる中、債券市場ではステルステーパリングが実施されていました。

Bloombergの記事にもあるとおり完全に意表を突かれたかたち。

これまでは米国金利が上昇傾向にあれば為替も自ずと円安方向にふれるので、日銀としてもテーパリングを進めやすいという背景がありました。しかし米国金利も急速に縮小し手詰まり感満々なわけですがこのタイミングはすごいですね。綱渡りの政策は続きます。

余談ですが福島銀行に「収益力の改善を求める業務改善命令」がくだされました。金利がないなか外債運用に走ったら走ったで怒られるし、かわいそうに・・・(´・ω・`)

③日米金利差とドル円

先週も米国金利の急低下に伴い日米金利差も大きく下方に拡大しました。
下表の赤の枠線が5/28~6/1の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

円高ももう少し長引くかと思っていましたが案外早く109円台に戻してきました。
グラフを見てのとおり、利回り差が2.8%前後では105円付近まで突っ込んでるわけですが、しぶとく108円台でキープされています。私はアメリカが世界に貿易戦争ふっかけるならば、長期的には強いドル路線にならざるを得ないように思っています。

④投資部門別売買状況

5月21日(月)~5月25日(金)の投資部門別売買状況。
外国人が8週ぶりに現物&先物で売り越しに、それに対し、個人が9週ぶりに現金&信用で買い越しとなりました。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで1,708億円の買い越し、先物は222億円の買い越し。
  • 外国人は東証一部現物で3,404億円の売り越し、先物は2,125億円の買い越し。
  • 個人は東証一部現金で334億円の買い越し、信用で1,265億円の買い越し。先物は764億円の買い越し。
  • 投信は東証一部現物で812億円の売り越し、先物は1,988億円の売り越し。
  • 信託は東証一部現物で444億円の売り越し、先物は857億円の売り越し。
  • 日銀ETF買入れは合計2,256億円となり、5/23(水)・5/24(木)・5/25(金)にそれぞれ720億円、5/21(月)・5/23(水)にREITがそれぞれ12億円、あとは日々の12億円の買入れ。

この週は日経平均が一時2万3000円を突破しましたが、フシ目にも関わらず商いは少なかったです。外国人の先物の買い戻しは続いていますが、現物買いが続かなければ元の木阿弥。

朝鮮半島が安定化すれば外国人買いも入るかなぁとも思いますが、それよりも貿易国の日本ですので、中間選挙までのトランプ口撃リスクを考えると、外国人もなかなか日本株を買えないのではないかと思います。朝鮮情勢が安定化しても、それが大してファンダメンタルズに効くわけではないから、一時的にリスクオンになっても底上げ効果は知れてるのではないのかな。突発的な有事リスクというのは無くなるけれどね~。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

6/5(火) 5月ISM非製造業景況指数(米)
6/6(水) 4月貿易収支(米)
6/7(木) 日米首脳会談
6/8(金) 1-3月GDP改定値(日)、メジャーSQ、G7首脳会議

日米首脳会談や米朝首脳会談、貿易問題など国際政治が動いてきました。
政治問題が出たり引っ込んだりですが、これらはいかようにも不安心理を煽るように言えるのでメジャーSQも油断禁物。私は引き続きセルインメイをベースに動向を見守る方向です。

ところで昨日まで東京に行ってました。今回は車で行ったのですが、車を置くごとに結構な駐車場代取られてザルのごとくお金が流れていく・・・。街で休むにしてもコーヒー買わなきゃだし、東京にいると金の必要性に駆られます。

そして田舎に帰ると天気が良かったせいかイチゴが獣に喰われることなく残っていました。

日暮れ前から庭でBBQしましたが土地が広いのは実にいいことだ。

東京は好きですけど田舎とのデュアルライフが自分的には一番です。

来週もほどほどに頑張っていきましょー!

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