今週の投資戦略(2018/6/11~ イタリア政情鎮静化、中国貿易譲歩、G7サミット)

私も申し込みました、メルカリIPO!
当選できればいいですけど、このIPOに中小型株からやたら資金が吸い取られてた気がするのは気のせいでしょうか・・・?

しかし先週の株価は堅調この上ない感じ。それもそのはず、トランプ大統領が黙っていましたからw 米国10年債利回りも3%を下回り、リスク資産にとってつかの間の安息といったところでしょうか。

さて、先週のポイントは以下のとおり。
振り返りを行いながら明日以降の相場に備えておきたいと思います。

  • イタリア政情鎮静化(6/4 月)
  • 中小型株軟調。メルカリIPOの影響?(6/5 火)
  • 中国、米国への貿易譲歩(6/5 水)
  • G7サミット開始(6/8 金)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週6/8(金)の日経平均は2万2,694円で引け、前週6/1(金)の2万2,171円と比べて523円高となりました。

日経・ドル円・出来事チャートはこちら。

ダウ・日経・ドル円チャートはこちら。

東証一部の売買代金は週を通して12.7兆円と前週の13.7兆円から減少。1日の平均は2.54兆円(前週は2.74兆円)となりました。

また、日銀ETF買入れは合計60億円となり、日々の12億円の買入れのみでした。日経平均も4連騰でしたし、前週は6営業日連続の買入れが行われていましたので、日銀も小休止でしょうか。

6/4(月)の日経は高値+344円、安値+184円、終値+304円の2万2,475円。
日本株は大幅反発。イタリア政治が一旦落ち着き、前週末の米国の強い雇用統計などを受け為替も安定。日経平均を押し上げたセクター順に、電気機器が+78円、化学が+36円、自動車が+28円、機械が+26円と外需も買い戻され、建設、食品といった内需も幅広く買われました。ただこの日は25日線に頭を押された格好に。

週明けのNY市場はダウは+178ドルでクローズ。ナスダックは7,606ポイントと史上最高値を更新。10年債利回りも2.94%まで上昇しましたが3%を超えないうちは株にとって心地よい水準のようです。

6/5(火)の日経は高値+127円、安値-5円、終値+64円の2万2,539円。
日経は寄付き後から高く始まりましたが、その後は動意に乏しい日。マザーズ指数は-1.8%。そーせいが-8.5%、mixiも-5.1%と新安値をつけていたりで、メルカリIPOにマネーが向かっているせいか新興株や中小型株がどんどん弱含んでいました

米国時間のダウは-13ドルでクローズ。5月ISM非製造業景況指数が予想+57.6のところ結果+58.6と好調。欧州ではイタリアのコンテ首相が「欧州は我々の居場所だ」とEU諸国の不安払拭に努めていました。むう、イタリアEU離脱は考えなくてよくなったのかも。

6/6(水)の日経は高値+123円、安値-41円、終値+86円の2万2,625円。
前夜のダウの変動は小さく、この日も方向感に乏しいかなと思いましたが、ジリジリと値を上げていきました。ファストリだけで日経平均を43円押し上げ、建設も地味に上げていました。これはおそらく、前日の経済諮問会議で安倍首相が外国人労働者受入れ拡大を表明したことでしょうか。特に人手不足が激しい、建設、農業、介護、宿泊、造船といった業種を対象に受入れを見込んでいるとのことです。これ、人材不足に悩んでいる企業も相当数ありますから、PL上の原価削減につながったり、人材系の新たなビジネスにつながったり、結構な地殻変動がありそう。ちなみにパソナやアウトソーシングといった人材関連銘柄は人材需給が緩むと思われたせいか売り優勢となっていました。なお、この日もマザーズ指数は-1.5%となり、そーせいが安値更新。日経平均はプラス推移する中、中小型株は売りの波が止まりません。

米国時間は+347ドルでクローズ。米国10年債利回りが2.92%から2.97%まで上昇しBofAが+3.1%、JPMが+2.3%、GSが+1.7%と相場を牽引。また、中国が米国に対し制裁関税を行わない場合700億ドル規模で米国産農産物やLNGを購入すると提案したことが報道され、中国銘柄のボーイングが+3.1%、キャタピラーが+2.2%と相場を牽引しました。

6/7(木)の日経は高値+231円、安値+123円、終値+198円の2万2,823円。
日経平均は堅調そのもの。ドル円相場も底堅く動き後場にあった利益確定売りにも負けず続伸。指数を特に押し上げたのが化学セクターで、資生堂が+5.6%。この銘柄はインバウンド隆盛前の1,800円程の時に欲しいなあと思って眺めていましたが今や9,000円超え!10,000円もトライしそうで大型株もこんな値動きするんかいと勉強になります。また、マザーズ指数も反発し+2.2%となりましたが、弱いものは弱くサイバーダインは年初来安値更新していました。

米国時間のダウは95ドル高でクローズ。その一方、ナスダックは-0.7%となり5営業ぶりの反落。facebookがファーウェイなど中国の携帯端末メーカーとデータ共有をしていたことが発覚し1.6%安になってました。

6/8(金)の日経は高値+56円、安値-129円、終値-129円の2万2,694円。
この日の日経平均は為替がやや円高方向に振れ電気機器主体に下げ安値引けとなりました。ソフトバンク単体で26円も下げています。まあ、4連騰で上げ幅652円もありましたので自然調整ですな。

米国時間のダウは+75ドルの2万5,316ドルでクローズ。同日開催のG7サミットの足並み不揃いも懸念され一時76ドル安までなりましたが結局プラス引け。金利が2.93%と抑えられていることも影響しているように思います。

この週はトランプ氏や米政権からいつもの一国主義的発言が行われず概ね安泰に終わりました。ほんと余計なこと言わなきゃ株価上がるのに・・・。また、米国10年債利回りも3%を下回って推移したことも株にとって適温だった模様。金利に関して言うと、直近のFOMC議事録はハト派寄りの内容でしたが、パウエル氏は就任から株式市場のことは後順位で、あくまでインフレファイターとして冷徹にマクロ経済と向き合っていたイメージがあります。経済指標は引き続き好調なので、タカ派発言が出た場合は急に潮が引く気がします。

2018年後半には株も高く推移するように思ってますが、先週は少額ですが2万2,600円で日経平均ショート入れました。うーん、これは損切る羽目になるかどうか。そして売りを入れときながらトリドール(3397)が3,000円を割ったので買ったりもしていますw チャートは完全に落ちるナイフのトリドールさんなのですが、丸亀製麵と豚屋とん一に感動して監視してまして・・・。あと売り建てていた新日本建設(1879)を一旦手仕舞い。最初の売りから20%近く踏みあげられ死ぬかと思いましたが、なんとかプラスで生還・・・。

なんか今週は上げ予想のアナリストさん多くて強気になり切れない私も心が動いているのですがw、株チャプターの最後にマイナスネタの記事シェアしておきます。IMFの経済見通しは特に参考にしているのですが、世銀の見通しも有益かな?

 ②国債利回り

まずアメリカの国債推移のグラフはこちら。

アメリカ10年債は、前週2.7%台まで下落したところ、週始め6/4(月)は2.94%台まで上昇。6/6(水)は2.97%まで上昇し、6/8(金)は2.93%でクローズしています。

今週6/12(火)から2日間にわたりFOMCがあります。
今回利上げが行われることは既定路線。今年の利上げ見通しがあと1回となるか、または2回となるかが見どころです。

ちなみに前回のFOMC議事録からは、①6月利上げは既定路線とされる、②インフレ率が目標からオーバーシュートしても黙認され得る、③直近はインフレ率が2%に達しているが下がる可能性もあるので注視する、といった面が読み取れハト派に思えました。

上述のとおりパウエル氏は冷徹に引き締め継続だと思っておりますので、10年債利回りも3%超え再びトライだと思いますがね~。

Bloombergの記事も参考までにシェアしておきます。

つづいて日本の国債推移のグラフ。

先週はもっぱら0.05%半ばで推移していましたが、6/8(金)は0.04%でクローズしています。

今週は日本でも6/14(木)から2日間にわたり日銀金融政策決定会合が行われます。ステルステーパリング実行しているけど、政策は現状維持でしょうね。

③日米金利差とドル円

先週の米国金利は落ち着いた動きでドル円のレンジも限られました。
下表の赤の枠線が6/4~6/8の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

円も一時見られたような強い感じが見受けられません。
ドルはしぶとく強く推移していくと考えていますが、米朝会談、FOMCをどう消化するか。
米朝会談は上手くいくことが織り込まれているようにも思いますので、成功裏に終わってもあんまり円安ならなかったりして。

④投資部門別売買状況

5月28日(月)~6月1日(金)の投資部門別売買状況。
8週続いた外国人の先物買いに終止符が打たれました。また先週に続き逆張り個人が本領発揮し買い越しとなっています。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで393億円の売り越し、先物は3,089億円の買い越し。
  • 外国人は東証一部現物で3,034億円の売り越し、先物で2,586億円の売り越し。
  • 個人は東証一部現金で1,471億円の買い越し、信用で722億円の買い越し。先物は23億円の売り越し。
  • 投信は東証一部現物で1,402億円の売り越し、先物は48億円の売り越し。
  • 信託は東証一部現物で673億円の買い越し、先物は2億円の買い越し
  • 日銀ETF買入れは合計2,256億円となり、5/28(月)・5/29(火)・5/30(水)にそれぞれ720億円、5/29(火)・5/30(水)・5/31(木)にREITがそれぞれ12億円、あとは日々の12億円の買入れ

外国人の現物売りが続いていますが、大和証券のレポートを読んでますとMSCIの構成銘柄入替要因の可能性もと書かれておりました。個人が2週連続現物買い越しですが、ちょっとでも高くなると売り越しになる主体なので、外国人が個人の売りを吸収してくれればいいのですが。そして詰まるところ外国人の売りを日銀が吸収するというw

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

6/12(火) 米朝首脳会談、FOMC1日目、5月消費者物価指数(米)
6/13(水) FOMC2日目
6/14(木) 日銀金融政策決定会合1日目、5月小売売上高(米)
6/15(金) 日銀金融政策決定会合2日目

今週は特に大きなイベントがあります。
米朝会談は一度破棄されたにも関わらず行われますので上手くいくことがコンセンサスなのではないでしょうか。株式市場的には更なるプラスサプライズを期待したいところ。
FOMCは10年債利回りが2%台なので、ちょっとしたことで3%を超えて株に悪い影響がないことを願うばかりです。ま、ここもと金利主導のマーケットとなっているように感じていますので債券市場メインに見ときたいですね。

さて、ひっそりとブログを続けているわけですが、なんと男子のバイブルたる週刊大衆さんから、わたくしKUKIWAKAMEがインタビューを受けましたwww

株ネタではなく地方移住ネタですが、ブログの100倍くらい面白く書いてくださっていますのでよかったら買ってみてください。6月4日発売の「週刊大衆ヴィーナス7月4日号」に載っています。

明日からもほどほどに頑張りましょー!

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