今週の投資戦略(2018/6/18~ 米朝会談・FOMC・ECB・BOJ金融政策発表)

先週のマーケットは材料目白押しの週でしたね。
米朝首脳会談が週前半ありましたが、その後の各国中央銀行の重要会合で米朝会談はもはや過去のものとなったか気がします。

さて、先週のポイントは以下のとおり。今週も振り返りを行いながら明日以降の相場に備えておきたいと思います。

  • 米朝首脳会談(6/12 火)
  • 米国消費者物価指数(6/12 火)
  • FOMC(6/13 水)
  • ECB理事会(6/14 木)
  • 金融政策決定会合(6/15 金)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週6/15(金)の日経平均は2万2,851円で引け、前週6/8(金)の2万2,694円と比べて157円高となりました。

むう、チャートを見ても2万3,000円に跳ね返されていますね。

ダウ・日経・ドル円のグラフはこちら。
チャート的にダウも金融引き締めの効果が表れてきているように思えます。安定的な上昇が一番好きです。

先週の東証一部の売買代金は週を通して11.9兆円と前週の12.7兆円から減少。1日の平均は2.39兆円(前週は2.54兆円)となりました。

また、日銀ETF買入れは合計763億円となり、6/14(木)に703億円、あとは日々の12億円の買入れが行われています。最近の買入れは1ロット720億円でしたので17億円減額となっています。ステルステーパリングを意識してしまいますが、2017年1月も1ロット703億円でした。

6/11(月)の日経は高値+162円、安値-27円、終値+110円の2万2,804円。
翌日に米朝会談を控える日経平均は寄付きから前日比変わらず付近で推移していましたが、後場から為替が円安方向に向かい株も続伸。いつもは電気機器や化学が強いのですが、この日はそうでもなく、ファストリが日経平均を45円押し上げたり、7&iが年初来高値更新したり内需系が強いように感じました。ゼンショーも年初来高値更新で10年来チャート見ても最高値更新中で凄いですね。

米国時間のダウは+5ドルでクローズ。一時+86ドルなりましたが米朝会談やFOMCなど重要イベントが控えており様子見の展開となりました。

6/12(火)の日経は高値+207円、安値-7円、終値+74円の2万2,878円。
この日は歴史的なイベントとなる米朝首脳会談(AM10時~)が行われました。寄付前から先物が高く推移し始値から+173円スタートし、そのまま9時10分には2万3,000円を突破しました。米朝会談にらみの神経質な展開で一時マイ転しましたが、後場に再度2万3,000円をトライしそうになるものの結果+74円でクローズ。フシ目突破しながらこれだけ上下し、一大イベントを無事??通過したので商い伴っているかと思いましたが、東証一部売買代金はたった2.30兆円。この後FOMCが待ち受けているから手控え状況とはいえ、5月21日・22日に2万3,000円を突破したけど商い少なく失速したパターンと似ていました。

米国時間のダウは-1ドルでクローズ。この日は5月消費者物価指数の発表があり、結果は予想と一致(後述)。高水準の物価指数でしたので、金利も動くかと思いきや、FOMC開催中のせいか前日と同様に株も金利も小動きでした。ただ、金利変動が限られる中、ドル円はドル高方向に向かい110円台半ばまで上昇しました。

6/13(水)の日経は高値+115円、安値+17円、終値+88円の2万2,966円。
この日の日経は円安を追い風に続伸。輸出関連が全体的に上昇し、また、ソフトバンク単体で25円押し上げました。ただ、日経平均は2万3,000円のフシ目を超えることはできず、東証一部売買代金も2.24兆円と勢いに欠けました。やはりFOMCを越えなければ大口も手を出せない模様。

米国時間のダウは-119ドルでクローズ。世界のマネーマーケットが注目したFOMCが行われ、0.25%の政策金利の引き上げと、2018年の利上げ見通しが残り1回から2回(年4回ペース)に上方修正されました(後述)。引き締め路線を受けてリスクマネーはやや収縮し株価は下落しました。

6/14(木)の日経は高値-68円、安値-228円、終値-228円の2万2,738円。
米国の利上げ見通しを受け前場から日経平均は反落。やや下げ渋る場面も見られましたが、後場から為替が110円台前半だったところ109円台後半まで円高方向に振れ、また、上海総合指数も年初来安値をつけ、日経平均は安値引けとなりました。ほぼ全業種下げ、水産、銀行、石油、海運が微上げ。

米国時間のダウは-25ドルでクローズ。一時+131ドルまでなるものの、金利低下を受け金融株が足を引っ張るかたち。この日はECBの金融政策発表(後述)が行われております

6/15(金)の日経は高値+147円、安値+32円、終値+113円の2万2,851円。
この日はほぼ寄り天から始まり前場はジリ安。後場に日銀金融政策決定会合で現状通りの緩和継続がアナウンスされ反発していきました。業種を見ると高安まちまちで、相場を牽引していたのがまたファストリ(日経44円押し上げ)で、医薬品セクターも35円日経平均を押し上げています。

米国時間のダウは-84ドルでクローズ。米中貿易摩擦の新たな話題で一時280ドル安までなり、最近売りサイドの私はそれ見たことかと自信満々に思っていましたが、しぶとく戻してきて涙。いつまでやるのか意味不明ですが、トランプさんが対中貿易で5.5兆円規模で関税賦課を表明。それに対し中国も同規模の5.5兆円で牛肉、豚肉、ウィスキーなどを対象に関税賦課を表明。超絶権力者の喧嘩は一般人には落としどころが分かりません。

さて、当方@22,600で日経平均売り玉をキープしているところですが、先週は新たに米朝会談で材料出尽くしとFOMCの金融引締めを狙って@23,000円で売り玉追加しました。しぶとく2万2,900円くらいまで戻しては落とされですがどうなることやら。その他にも買い玉も持ってるけど、ジリ高日経をよそにうちのポートはマイナスだお(´ω`) ショートで利食えたら現物でまた買うお(´ω`) 涙

ところで、上海総合指数が下げ止まりません。なんだか中国マーケットがきな臭くなってきました。トランプ大統領は北朝鮮問題に道筋をつけることができ、中国に対し強気に出てこれるようになったと思います。やたら米朝の仲良し感出してきているしw
また、別の視点では米国政策金利も上昇し新興国からのマネー流出があったり、債務過大企業にとって今後の金利上昇はジワジワ効いてくるように思います。中国企業の債務問題がかつて取り沙汰されていましたが、今後何かにつけてくすぶってくるかもしれません。
国民性なのか何なのか、いつも世界ナンバーワンを謎な正義感を持って目指す米国ですから、台頭してくる中国の出鼻を本気でくじくよう経済戦争というか工作を仕掛けているのでしょうね。ビジネスマンかつ保守のトランプさんは様々なカードを持ってコンピティターである中国と対峙していきそう。これも中間選挙までのアピールだと思いますが、そうあってほしいものです・・・。

そして、国内の朗報としては新潟県知事選で自民推薦候補が勝利し秋の自民総裁選で安倍三選が見通しやすくなったということでしょうか。自民不利の新潟かつ内輪の小泉進次郎議員などのゴタゴタも乗り越えての勝利ですから、だいぶ不安定になっていた安倍さんにとってかなりの追い風になるように思います。

 ②国債利回り

まずアメリカの国債推移のグラフはこちら。

アメリカ10年債は、週始め6/11(月)は2.96%ではじまり、5月CPIの発表のあった6/12(火)も2.96%で変わらず。タカ派のFOMCとなった6/13(水)は一時3%を付け2.98%でクローズ。そのまま金利上昇の流れを個人的には想定していましたが、ECBの政策を受けてか6/14(木)は2.94%まで縮小し、6/15(金)は2.93%で週を終えました。

まず最初に6/12(火)に5月消費者物価指数が発表されましたので内容を見ておきましょう。

5月消費者物価指数(食品・エネルギーを除く):257.469
前月比:+0.2%(季節調整値、予想+0.2%)
前年同月比:+2.23%(予想+2.2%)
※食品・エネルギー含む総合指数は前月比+0.2%(予想+0.2%)、前年同月比は+2.80%(予想+2.8%)

コアコア指数は2017年1月ぶりの高水準になっています。そして食品・エネルギーを含む指数は遡ると2012年2月以来の高水準となっていました。ガソリン価格の上昇が指数を引っ張ったようです。

そして6/13(水)のFOMC。
これの解説はプロのお言葉をそのまま参照しましょう。ロイターの記事をシェアしておきます。
先週も書きましたがパウエルさんは金融政策に冷徹です。当たり前かもしれませんが、人気取りにつながるようなエクイティマーケットへの甘さはなく、あくまでインフレファイターを貫いているように思えます。

そして6/14(木)のECB。
内容としては、①2018年12月に量的緩和を終了させ、②超低金利政策は2019年夏ごろまで維持させる(市場予想より3か月後ズレ)、というもの。

政策アナウンス後はユーロ圏の金利は急低下し、為替でもユーロが他の通貨に対し全面安、マイナス圏に沈んでいたEU圏の株価指数は急にプラスに転じていました。こちらもロイターさんの記事が完璧なのでシェア。

つづいて日本の国債推移のグラフ。

JGB10年債利回りは相変わらずの推移です。
そして最後に6/15(金)に日銀金融政策決定会合がありました。
まあこれはあちこちで報道されていますが、金融政策は現状維持で、アメリカやEUの政策と明確に差がついてきました。報道で言葉尻を捕らえられているだけかもしれませんが、もはや黒田総裁も根性論的な発言になっているのが究極に手詰まってきてる感がありますね・・・。

③日米金利差とドル円

先週は米国金利がイタリア情勢不安から戻してきましたので、日米金利差のお尻がやや縮まってきました。ドル円相場もややドル高傾向で、6/15(金)は日銀政策現状維持を受けてか110円90銭を付ける場面もありました。

下表の赤の枠線が6/11~6/15の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

引き続き円安を見込んでいますが、経済ファンダメンタルズ(円安)とトランプリスク(円高)の天秤だと思います。急に激重トランプが天秤に落ちてくる可能性があり、そうなるとやるせないので、為替リスクは取らないようにしています。

④投資部門別売買状況

6月4日(月)~6月8日(金)の投資部門別売買状況。外国人が2週連続で現物・先物合計売り越しでしたが今回は買い越しに転じました。その一方で2週連続買い越していた逆張り個人が株価上昇を受けてか売り越しに転じました。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで1,880億円の買い越し、先物は1,315億円の売り越し。
  • 外国人は東証一部現物で202億円の買い越し、先物で2,066億円の買い越し。
  • 個人は東証一部現金で2,181億円の売り越し、信用で815億円の売り越し。先物は450億円の売り越し。
  • 投信は東証一部現物で58億円の買い越し、先物は2,557億円の売り越し。
  • 信託は東証一部現物で1,116億円の買い越し、先物は1,664億円の買い越し。
  • 日銀ETF買入れは合計60億円となり、日々の12億円の買入れのみ。

6/12(火)は日経平均2万3,000円を一時突破しましたがその後が続きません。
外国人のパワーが必要なわけですが、今のところ円安要因くらいしか買うネタがない気がします。国内勢も円安要因だけだと自信が持てないでしょうから、心理的フシ目では売りを入れてくるのではないかなあと考えています。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

6/19(火) メルカリ上場、5月住宅着工件数(米)
6/20(水) 日銀金融政策決定会合議事要旨、5月中古住宅販売件数(米)
6/22(金) 5月消費者物価指数(日)

とうとう火曜日にメルカリ上場ですね。うちは私と妻のアカウントともども抽選から外れましたorz

金曜日にCPIがありますが経済統計の発表は少なく落ち着いた週になりそう。その分トランプさんの対中口撃そしていずれあるはずの対日口撃のリスクヘッジはしておいた方が良いように思っています。

さて今週はちょっと遠出しております。
飛行機は成田か羽田からしか乗ったことがないのですが、田舎から乗ると雲海から頭を出す日本アルプスが見えました。ニュージーランドに行った時もこのような光景見たことあるのですが、日本でも見られるとはかなり興奮。

明日からも頑張っていきましょー!!!

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