今週の投資戦略(2018/7/17~ 対中追加関税でも対話の糸口を探る市場、米6月CPI)

久しぶりの3連休。ゴールデンウィークぶりなので2カ月超も祝日無しだったのですね。
そして猛暑が続く日本列島ですが、こちらはクーラーなしで過ごせているのが奇跡的です。

さて、先週の日経平均ですが、(月曜)2万1,838円→(火曜)2万2,321円→(水曜)2万1,774円→(金曜)2万2,692円、と文字で書いただけではイメージ掴みにくいですけど、上にも下にも荒れた展開。「リスクオフの円高」という定例文句も通用しなくなってきてこれまでの定説で売買するのは難しい状況。企業の本質を見極めて市場に向かないといけませんね・・・。

さて、先週の相場を動かした主なニュースは以下のとおり。振り返りを行いながら今週の相場に備えておきたいと思います。

  • 米国、対中追加関税検討報道(7/11 水)
  • 米国消費者物価指数(7/12 木)
  • 日経平均一時500円超の上げ(7/13 金)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週7/13(金)の日経平均は2万2,597円で引け、前週7/6(金)の2万1,788円と比べて809円高となりました。

今のドル円ラインを軸に取ってみました。過去を見ても2万2,000円~2万3,000円くらいが心地よい水準でしょうか。目先は為替レート中心の株式相場環境になりそうです。

ダウ・日経・ドル円チャートはこちら。
先週は日経の弱さをバカにしましたがスミマセン日経さん、反騰してきました。

先週の東証一部の売買代金は週を通して11.8兆円と前週の11.6兆円から増加。1日の平均は2.36兆円(前週は2.32兆円)となりました。むう、上げ幅809円もあるのに売買代金は少ない。

また、日銀ETF買入れは合計765億円となり、7/11(水)に705億円、あとは日々の12億円の買入れが行われています。

7/9(月)の日経は高値+317円、安値+37円、終値+264円の2万2,052円。
前週末のアメリカの堅調な雇用統計を受けて日本株も続伸。ただ、ここ最近同じこと書いてばかりですが東証一部売買代金はたった2.0兆円。この上げ幅なのに・・・。

NY時間のダウは+320ドルの24,776ドルでクローズ。業種別では金融が+2.32%(BofA +3.64%、JPM+3.09%など)となり相場を牽引。キャタピラーも+4.11%と貿易戦争は終わったかのような個別銘柄の動きとなりました。

7/10(火)の日経は高値+269円、安値+144円、終値+144円の2万2,196円。
ディフェンシブ銘柄以外は上げとなりましたが、結局長い上ヒゲを作りながら25日線上で終了。そして結果論ですが翌日はドスンと下に。ここ最近のところ弱小個人は大口短期筋のコバンザメになるしかありません。

NY時間のダウは+143ドルの24,919ドルでクローズ。フシ目の2万5,000ドルまであとわずか!前日上げた金融株は下落しながらも、ボーイングは+1.53%で貿易摩擦懸念がマインド的に軟化してる模様。この日も米政権やトランプ砲は比較的穏やかに。あんたら静かにしとけば株は上がるのよ。

7/11(水)の日経は高値-152円、安値-452円、終値-264円の2万1,932円。
寄り付き前にスマホ見てみると先物が250円安くらいになってて吹きましたw 米株は3桁プラスで引けてたはずだと思いながらニュース見をてみると米政府が追加22兆円相当の対中関税リストを発表。あーもう疲れた。ザラ場はドスンと400円超の下げとなりオワタと思っていましたが、為替は円安方向になり下げ幅縮小。リスクオフの円高というのがなくなってきましたが、これはこれで信じていいのか判断が難しいです。

NY時間のダウは-219ドルの24,700ドルでクローズ。中国政府も報復宣言し、やはり被害を受けたのはキャタピラーさんで-3.18%。Nasdaqもダウよりは下げ幅小さいものの、この日は-0.54%となっていました。そして夜間にドル円が112円を突破。関税あっても強いドルがあればいいというのは理にかなうのですが・・・。

7/12(木)の日経は高値+301円、安値+87円、終値+255円の2万2,187円。
約半年ぶりの円安水準を受けて大型株中心に強い展開。Topixが+0.46%だったのに対し日経平均は+1.17%となっています。どうやらNT倍率は19年4か月ぶりの高水準だそうです。東証一部売買代金は2.3兆円で決して大きくないのですが、ファストリが+67円、ソフトバンクが+62円それぞれ単体で押し上げており、自動車・電機は大して上げてなことからも商いが膨らんでないことが分かります。値がさ株主導で指数を上げ下げしてリスキーだなぁと思って買いに走れないのですが考えすぎかなぁ。

NY時間のダウは+224ドルの24,924ドルでクローズ。マイクロソフトやインテルなどITが牽引。そしてNasdaqは史上最高値更新となりました。また、6月消費者物価指数が発表され、ほぼ予想通りですが強い数値が出ております(後述)。

7/13(金)の日経は高値+505円、安値+129円、終値+410円の2万2,597円。
いつぶりでしょう、上げ幅505円まで達しました。ドル円も112円半ばまで上昇。先物主導で上げたとマーケットニュースには書かれておりました。チャートも抵抗線突き抜け素直に上げは嬉しいのですけど、この日も東証一部売買代金は2.5兆円。ファストリが7%近くの上昇となり単独で126円日経平均を押し上げましたが、株高恩恵を受ける証券セクターはたった+0.8円。指くわえて上げを眺めてますけど仕方ないねぇ。

NY時間のダウは+94ドルの25,019ドルでクローズ。大台の2万5,000ドルを突破しました。
金融決算がまちまちでウェルズファーゴが市場予想より弱くJPモルガンは強い結果。ただ総じて金融セクターは弱く指数の足を引っ張るかたちに。

 ②国債利回り

まずアメリカの国債推移のグラフはこちら。

アメリカ10年債は、週始め2.86%で始まり金曜日は2.83%まで下落しました。前週7/6(金)も2.82%で引けていたのでヨコヨコの動きになってきました。

長短スプレッドも載っけておきますね。
株は強いように見えるのに、長短スプレッドが縮小していくのは何だか矛盾しているように思えます。しかしここまで顕著にスプレッドの縮小トレンドが続くと銀行株が下がるのも頷けます。

あと、7/12(木)の消費者物価指数の結果も載っけておきます。

6月消費者物価指数(食品・エネルギーを除く):257.697
前月比:+0.2%(季節調整値、予想+0.2%)
前年同月比:+2.25%(予想+2.3%)
※食品・エネルギー含む総合指数は前月比+0.1%(予想+0.2%)、前年同月比は+2.87%(予想+2.8%)

グラフを見てみると政策金利とコアCPIの伸びがシンクロしています。
2004年からCPIと政策金利が上昇し、長短スプレッドも縮小していきましたが最近の動きも似ているので参考になってくるかもしれません。

つづいて日本の国債推移のグラフ。

10年債利回りは週始め0.028%でしたが、株高を受けて週末には0.04%まで上昇しました。

さて、金利ネタですが、異次元緩和の弊害としてスルガ銀行がやらかしましたが、今度は東日本銀行が不適切融資でやらかしました。

発覚後のコンコルディアFGは8.5%安まで沈み、兄弟会社の地銀の雄ハマ銀はいい迷惑ですねw 地銀の営業の方と時折話しますけど、まあ大変そうですわ。

日銀の金利政策には為替レートが超重要なファクターとなっているようですが、ここもとの円安方向が幾分か続けば、少しは態度が変わってくるのかなと思ったり。

③日米金利差とドル円

先週の日米金利差はその前の週とほぼ変わらず。しかしドル円相場は一時112円79銭をつけ大きく円安方向に。

下表の赤の枠線が7/9~7/13の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

ドル高になれば高関税への耐性も高くなるというのは頷けますけどねえ。リスクオフの円買いが見られなくなってきたというのは新たなトーレディングシナリオを考えなければいけません。

④投資部門別売買状況

7月2日(月)~7月6日(金)の投資部門別売買状況。外国人の3週連続の売り越しに対し、個人は3週連続の買い越しとなりました。けっこう個人がしぶといぞ。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで3,082億円の売り越し、先物は4,014億円の買い越し。
  • 外国人は東証一部現物で362億円の売り越し、先物で2,646億円の売り越し。
  • 個人は東証一部現金で844億円の買い越し、信用で121億円の売り越し。先物は274億円の売り越し。
  • 投信は東証一部現物で23億円の買い越し、先物は529億円の売り越し。
  • 信託は東証一部現物で1,024億円の買い越し、先物は79億円の売り越し。
  • 日銀ETF買入れは合計777億円となり、7/4(水)に705億円とREITが12億円、あとは日々の12億円の買入れ。

外国人はここ3週で先物を1.1兆円売り越していました。そこでこの急な円安になったので急に買戻しが行われ先物主導で上げていったのではないでしょうか。そう思うと息の長い株高となるにはもう一材料必要になるように思います。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

7/16(月) 6月小売売上高(米)
7/18(水) 6月住宅着工件数(米)
7/20(金) 6月消費者物価指数(日)

その他に7/16(月)にトランプ&プーチン会談や7/20(土)にG20が行われます。

セルサイドのレポート読んでると反騰姿勢の記事を見受けますがまだ疑心暗鬼。年後半から盛り上がってくるかなーと思ってはいましたが、ちょっと早めにinした方がいいのかなぁ。

さて、夏真っ盛りなわけですが、それに伴って虫が大発生。ここ10日間ほどで家の軒下にできた蜂の巣を4つ撃退しました。昨日落としたのは蜂の子も出てきたので写真撮りました。けっこうグロ画像なので縮小しておきますが、クリックすると拡大できますので見たい方は見てくださいw

畑の野菜も育ってきました。こちらはトマトですが、キュウリやジャガイモなど近所の人がくれて毎日野菜には事欠きません。

明日からも頑張っていきましょー。この反騰相場に釣られてついつい買ってしまいそうだ・・・。

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