今週の投資戦略(2018/8/20~ トルコショック・マザーズ安値更新・米中対立回避への伏線)

うおっ、、、夏休みボラキタコレ!

市場参加者が少なくなる夏休み中にトルコという新興国問題がタイミングよく重なり、売り仕掛けに遭ったのかと。世界の超低金利が投機マネーを膨らませ、それにアルゴ取引も加わって、一般人には手に負えない感じになっていると思います。

こういうときはアナログで「安くなったぜ!指値えいやーっ!」で買って、寝かしておくのが自分の身の丈に合った取引かなぁと割り切っております。

さて、先週の相場を動かした主なニュースは以下のとおり。今回も振り返りを行いながら月曜日以降の相場に備えておきたいと思います。

  • トルコのエルドアン大統領とトランプ大統領やマネーマーケットとの対立(8/13 月)
  • 強い7月米国小売売上高(8/15 水)
  • マザーズ安値更新(8/16 木)
  • 米中次官レベルでの貿易交渉(8/16 木)
  • 11月の米中首脳会談報道(8/17 金)

うーん、こうやって見ると、アメリカさんが世界にケンカ吹っ掛けてばかりですな。日本は平和ですねぇ( ^-^)_旦””

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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週8/17(金)の日経平均は2万2,270円で引け、前週8/10(金)の2万2,298円と比べて28円安となりました。

日経平均、ドル円チャートはこちら。

ダウ、日経平均、ドル円チャートはこちら。
米株強く日経平均も戻しても良さそうですが、こうやって見ると為替が重いのが分かりますね。

東証一部の売買代金は週を通して11.0兆円と前週の11.5兆円から減少。1日の平均は2.20兆円(前週は2.31兆円)となりました。お盆なりに商い少ないです。

また、日銀ETF買入れは合計775億円となり、8/13(月)に703億円、8/14(火)にREITが12億円、あとは日々の12億円の買入れが行われています。後述しますがETF買入れのステルステーパリングやってる感があります。

8/13(月)の日経は高値-174円、安値-447円、終値-441円の2万1,857円。
お盆期間中に投機筋の仕掛けがあるかと心配していましたが結構な下落幅となりました。前週末トルコリラが急落しましたが、トルコのエルドアン大統領が反米姿勢&利上げ反対方針を示しこの日も更に下落。南ア・ランドなど新興国通貨も下落の渦に巻き込まれ世界的なプチ金融ショック。待ってましたと投機筋の出番となり日本株も全面大幅安。8月の商い薄い時期に中国ネタで下げることも想定していましたが、今回のトルコのように大概は意表を突くネタで市場を壊してくるもんですね。

NY時間のダウは-125ドルの25,187ドルでクローズ。朝方はプラス圏で推移し新興国リスクはアメリカには影響ないかと思いましたがその後崩れていきました。ちょい上げで安心感を誘っておいた後に下げていくのは心情的によくありません。トルコリスクに絡みドイツ銀行が-2.0%となり、CitiやJPモルガンも-1.5%。なお、米国金利は変わらずでした。

8/14(火)の日経は高値+499円、安値+190円、終値+499円の2万2,356円。
はい、急反発。前日の下げを上回る上げ幅となりました。トルコリスクは行き過ぎたとの市場コメントが中心でしたが、そもそも人為的な相場だと思いますので外部環境の理由なんてどうだっていい気がします。東証一部売買代金も2.0兆円でこの値幅にしては少なすぎ。マーケットはお盆休み中の賭場になっています。日経が2万1,500円になったらETFを大きく買っておきたいのですが、思うようになりません。

NY時間のダウは+112ドルの25,299ドルでクローズ。トルコリスクの戻しで下げていた金融株が上昇。金利もジリジリ上昇してきました。うーん、アメリカ市場は崩れないような気がする。日本株を安く仕込みたいけど2万2,000円より上で推移するのかなぁ。

8/15(水)の日経は高値+24円、安値-246円、終値-152円の2万2,204円。
寄付き後は小幅続伸し、その後小安い展開。投機筋も一往復で終わるはずないよなー、またどこか狙ってるのかなー、でもダブルインバース買うのも自信ないなー、と思っていたら横で中国株が崩れ日本株も連動w 14時半から下げ幅縮小し日銀入ったと確信していましたが、実は買入れ無し!!!いつもなら無慈悲な買いを入れる日銀ですが、ETFでもステルステーパリングを狙っているのかもしれません

NY時間のダウは-137ドルの25,162ドルでクローズ。ボーイング、キャタピラー、シェブロンが大幅下落となり、下げ幅は一時-334ドルまで達し日経夜間先物も2万2,000円割れ。原油相場も7月末は70ドルあったのが65ドルまで低下。金をはじめとした資源価格が下落しており、何らかの暗示かも・・・。なお、この日は7月小売売上高が発表され、前月比+0.5%と予想の+0.1%を超過し、引き続き個人消費が強いことを物語っています

8/16(木)の日経は高値+36円、安値-333円、終値-12円の2万2,192円。
寄付き後から2万2,000円を割って始まった日経平均はその後も弱含み一時300円超の下げ幅となりました。よし、2万1,500円来い来いと下げを待ちわびていたのですが、10時半から謎の急騰。何じゃこりゃー!?とすぐには分からなかったのですが、中国の商務次官が月内に米国を訪問し米財務次官などと公式会談を行うことが報道されていたようで、先物主導で上げていきました。しかし板見ててもパナソニック、キャノン、任天堂、マツダなどなど年安なってて、よくもまあ売られたものだと思います。

NY時間のダウは+396ドルの25,558ドルでクローズ。前述の中国高官の米国訪問を受けてボーイングやキャタピラーが大幅反発。また、ウォルマートの2Q決算があり、売上高が過去10年で最大の伸び、伸び幅はアナリスト予想の2倍、そして株価は+9%とダウを牽引。アナリスト予想の2倍っていうのは今後のアナレポの見方考えさせられますw

8/17(金)の日経は高値+148円、安値+52円、終値+78円の2万2,270円。
高寄り後の伸び悩み。ドル円が111円台に入り輸出中心に上げるかと思いましたが円が強含み、また、上海指数も底値割れし日本株も上げ幅縮小。なお、ファーストリテイリングで40円程度押し下げていたので、日経平均よりもTOPIXが強含んでいました。ここまで下げていた銀行もしっかりです。

NY時間のダウは+110ドルの25,669ドルでクローズ。寄付き後の米株は重く、また、為替が円高方向に振れ日経先物が150円安くらいになっていましたが、朝起きたら5ヵ月ぶり高値でクローズしているという無双の米国株。それもそのはず、ウォールストリートジャーナルが11月に米中が首脳会談を模索していると報道し市場はそれを好感。中間選挙は11月6日なので、それを狙った日程でしょうか・・・。米株は強いままですが、長期金利も2.87%まで下がっているので株にとっては適温なのかもしれません。

先週は下げろ下げろと待っていましたが、なかなかしぶとい日本株。
けれども最近の報道を見たりSNSなどを巡回しておりますと個人がだいぶ喰らった模様。為替で資金を融かしてしまった方もいるようですが、以下にあるようなプロが運用する投信で融かすのはやり切れない・・・。

そして暴落マザーズ・・・。

そーせい、ミクシー、サイバーダインが年初来安値更新。メルカリも決算を経て上場来安値更新。その他にも時価総額とPERが高いところが刈られていましたが、オイラ大地は着実な成長で逆行高。マザーズ銘柄は射幸心を出さず、新興なりの着実な成長をしている会社を買うことが肝要ですな・・・。

先週は個別では売り中心にデイ・スイングしていましたが、週後半にしばしば売買するロゼッタ(6182)に押し目ができていたように思いましたので買い、また、滅多に買わない電気セクターのパナソニック(6752)を買いました。パナはEV絡みでテスラが関係しているので、まだ下もある予感・・・。

まだ余力はあるのでもうひと押し欲しいですが、買えなかったら買えなかったでいいや~、の気持ちを持ちたいものです。でも、我慢できるかな・・・。

 ②国債利回り

まずアメリカの国債推移のグラフはこちら。

アメリカ10年債は、週始めの8/13(月)は前週+1bpsの2.88%で始まり、株安となった8/15(水)は2.86%まで下落。その後株高傾向になりましたが8/17(金)は2.87%でクローズしています。リスクオフの流れが落ち着いてくれば金利上昇になると思いますが、金が売られ米国債が買われるってどういう需給の構造なのでしょう。

ちなみに、長短金利差は8月1週目にワイド化傾向となりましたが、トルコショック以来タイト化し2007年来のタイトな水準になっています。

つづいて日本の国債推移のグラフ。

JGB10年債は、週始めの8/13(月)は0.103%で始まり、トルコリスクを意識しながら0.1%割れたり戻したりのヨコヨコ推移。安定相場に戻りましたw

私が書くネタがありませんので、、、ロイターの識者はこう見るをシェアしておきます。専門家の多くは金利上昇(といっても僅か10bps程度ですが・・・)を想定しているようです。

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③日米金利差とドル円

先週の日本の長期金利は週を通し1bps前後の変動、米国金利も4bpsくらいの変動しかなく超狭いレンジでの金利差となりました。下表の赤の枠線が8/13~8/17の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

ちなみに8/16(木)にトランプさんが以下にあるよう「マネーは我々にとって重要なドルに流入している」とドル高に肯定的なツイートを行っています。

なお、2017年1月にドル円が117円付近で推移していたとき、トランプさんは「ドルは強すぎる」と発言し112円まで急落したことがあります。米中相互に関税をかける中、有利に輸入をする上ではドル高の方が良いし、国債発行するときもドル高の方が有利です。ドル円も110円程度であれば許容できるのかもしれません。

④投資部門別売買状況

8月6日(月)~8月10日(金)の投資部門別売買状況。外国人は2週連続の売り越しとなり、個人は2週連続の買い越しとなっています。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで1,014億円の売り越し、先物は1,763億円の買い越し。
  • 外国人は東証一部現物で367億円の売り越し、先物で1,184億円の売り越し。
  • 個人は東証一部現金で130億円の買い越し、信用で229億円の買い越し。先物は1,332億円の買い越し。
  • 投信は東証一部現物で30億円の売り越し、先物は2,171億円の売り越し。
  • 信託は東証一部現物で421億円の買い越し、先物は150億円の買い越し。
  • 日銀ETF買入れは合計763億円となり、8/10(金)に703億円と、あとは日々の12億円の買入れ。

外国人の先物売りは2,000億円はあるかなーと思っていましたが1,000億円少々ですみました。8/13(月)~8/17(金)の週の荒い相場を見ても外国人は売ってきているはず(最後に買い戻したかもだけど)。売りが3~4週続くと仮定すると、8/20(月)~8/24(金)の週、またはその次の週くらいには売り止むことを予想したいところ。

ただ、為替が円高になってしまったら売り継続になり、国内に押し目意欲は強いものの、上放れまで持って行くパワーは見当たらないので、為替頼みの展開になりそうです。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

8/22(水) 7月中古住宅販売件数(米)
8/23(木) 7月新築住宅販売件数(米)
8/24(金) 7月消費者物価指数(日)、

その他に、8/20(月)から米国で対中関税の公聴会、8/23(木)から米中の関税引き上げ、8/23(木)~24(金)でジャクソンホール会議が行われます。

昨年のジャクソンホールではイエレンさんの発言に注目が注がれましたが、特に目新しい材料はなく、引締め警戒感がゆるんで金利は低下しました。目下、米中問題やトルコ問題などマーケットは神経質な状況ですから、パウエルさんもあからさまな引き締め発言はできないでしょう。

ところで、日本全国この週末の気温はだいぶ低下しているみたいですね。
ウソのようですが我が家はストーブを点けて金曜日は寝ましたw 土曜の夜、これから寝るわけですが、今日もストーブ点けてます。明け方は11℃、東京の冬やんけ!!!

来週もほどほどに頑張っていきましょー!

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