今週の投資戦略(2018/8/27~ トランプ側近選挙法違反・利上げが嫌な大統領と冷静なFRB)

ちょっと日本株が反発してきました。
これは一時的なものなのか、それとも継続性のあるものなのか・・・。売買代金を見ると超薄っぺらいのですが、季節性なものでこれから商い膨らんでいくことを願いたいところです。

先週の相場を動かした主なニュースは以下のとおり。今回も振り返りを行いながら月曜日以降の相場に備えておきたいと思います。

  • トランプ大統領「利上げは気に入らない」(8/20 月)
  • トランプ大統領元個人弁護士「大統領の指示で選挙法に違反した」(8/22 水)
  • FOMC議事録(8/22 水)
  • 米中関税第2弾発動(8/23 木)
  • 米中貿易関連の次官級会合(8/23 木)
  • ジャクソンホール会議(8/24 金)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週8/24(金)の日経平均は2万2,601円で引け、前週8/17(金)の2万2,270円と比べて331円高となりました。

日経平均、ドル円チャートはこちら。
為替と株価のなんと分かりやすい相関だことw

ダウ、日経平均、ドル円チャートはこちら。
日経平均もダウが上抜けたように2万3,000円を抜いてくれないかな~。

東証一部の売買代金は週を通して9.1兆円と前週の11.0兆円から減少。1日の平均は1.83兆円(前週は2.20兆円)となりました。てか売買代金少なすぎ。ちなみに、昨年の8月最終週(8/28~9/1)は9.9兆円、その前の週(8/21~8/25)は8.8兆円なので季節要因もあるかもしれません。ただ、北朝鮮のミサイルが飛びまくっていた時期なのでそれも要考慮です。

また、日銀ETF買入れは合計60億円となり、日々の12億円の買入れが行われるのみでした。日経平均で見ると月曜日以外は全日プラスで引けてますので、ステルステーパリングと言うよりも日銀は買う必要がなかった模様です。

8/20(月)の日経は高値+18円、安値-120円、終値-71円の2万2,199円。
米株は堅調そのものですが、なんだか為替も重く輸出関連が弱め。そして、伊藤忠によるTOBが完了したユニー・ファミマが日経平均を48円も押し下げていました。東証一部売買代金は1.67兆円に過ぎずエネルギーは小さいです。

NY時間のダウは+89ドルの25,758ドルでクローズ。この日はトランプさんがインタビューで「利上げは気に入らない」と発言。これで長期金利は2.87%から2.82%まで縮小。株は好感し上昇しましたが為替は円高ドル安方向に・・・。

8/21(火)の日経は高値+107円、安値-146円、終値+20円の2万2,219円。
109円台に入ったり戻ったりするドル円に連動して指数も上げ下げ。また、菅官房長官が「携帯電話料金は今より4割程度下げる余地がある」と述べたことが報道され、KDDI、ソフトバンクが合わせて54円日経平均を押し下げ。東証一部売買代金は1.92兆円で前日に続きまさに夏枯れ。

NY時間のダウは+63ドルの25,822ドルでクローズ。金融セクターやキャタピラー、ボーイングなどが1%近くの上げ。一時ダウは130ドル近く上昇しましたがトランプ大統領元選対本部長の有罪判決もあり引けにかけて上げ幅縮小しました。

8/22(水)の日経は高値+171円、安値-57円、終値+143円の2万2,362円。
直前の日経平均先物は+100円近くなっていましたが、トランプ大統領の個人弁護士を務めていたコーエン被告が「ある大統領の指示で口止め料を払い選挙資金法に違反した」といった旨の証言を法廷で行い、先物は上げを帳消しに。トランプさんの不倫相手のセクシー女優に対する口止め料ですが、中間選挙にも影響しそうです。株価は前日の件でソフトバンクなど通信が弱く一時マイナス圏に入りましたが、その後は電気・自動車中心に上げて3桁プラスでクローズしました。

NY時間のダウは-89ドルの25,733ドルでクローズ。4日続伸となっていたことや、上述のトランプ大統領の政情不安、2日後に開催されるジャクソンホール会議もあり上値が重い展開。ダウ構成銘柄も資源高で資源銘柄が上昇した以外は多くの銘柄が下げていました。

8/23(木)の日経は高値+101円、安値+15円、終値+48円の2万2,410円。
ファストリが牽引し日経平均はプラスでクローズしましたがTOPIXは若干のマイナスでクローズ。自動車関連銘柄も全般的に下げていて、ドイツの自動車部品メーカー コンチネンタルが欧州・中国での販売不振で2度目の下方修正を行い-13%となったことが他の銘柄にも波及したようです。ドル円はドル高方向に進み、理由は合点いかないのですが、豪ドル安主導でドル高となり、それに円もつられているそうです。

NY時間のダウは-76ドルの25,656ドルでクローズ。この日から米国は対中関税第2弾を発動し、半導体など中国からの輸入品160億ドルに25%の関税が上乗せされました。また、中国も同規模の対抗措置を行っております。これと並行して、貿易に関する米中の次官レベルの会議が終了し、次の協議に向けて接触を続けていくことが発表されています。トランプさんも北朝鮮、EU、カナダ、メキシコなど一応はディールをまとめ上げてきていますので、米中も上手くいくことを勝手に想像しています。

8/24(金)の日経は高値+192円、安値+42円、終値+191円の2万2,601円。
日本市場は為替が111円40銭付近で推移し買い方としては安心な展開。しかし電気や自動車といった外需は下げていましたが、ファストリやこれまで下げていた通信が上昇。リクルートも高値更新となっています。久しぶりに200円近い上昇となり25日線、75日線などの平均線を越えていき安堵していましたが、東証一部売買代金は1.76兆円とまあ少ないこと。

NY時間のダウは+133ドルの25,790ドルでクローズ。この日はジャクソンホール会議があり、パウエル議長は段階的な利上げ方針を表明。金利は一時的に上昇しますが行って来いで戻す展開。「段階的」という表現が、「急速ではない」という意味で、株にとっては良かった面もあったようです。ダウもここまで2日続落で、ナイキやゴールドマンが下げてはいましたが、構成銘柄が全般的に上昇となり全面高となっていました。またNasdaqやS&P500は最高値を更新です。

先週は我慢できずコツコツ買いました。押し目っぽいJACリクルートメント(2124)を買い、ロゼッタ(6182)も押したところで追加買い、パナソニック(6752)も追加買い、401KでTOPIXを買い、昔ロングしていた6070にはショート入れました。

相場の方向感はイマイチ読めず、日経平均で見ると2万2,000円を割ったところで買いたいのですが、個別で見るとファナックやらキヤノンやらパナソニックやらグローバルな電気・機械が弱いので、その辺りを拾いながら秋口にかけての反騰を期待しています。相場はアメリカ次第ですが、9/20(木)の自民総裁選で盤石な安倍体制が世界にアナウンスされれば、少なくとも日本株ポジティブには捉えられるはず。

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 ②国債利回り

まずアメリカの国債推移のグラフはこちら。

アメリカ10年債は、週始めの8/20(月)は2.82%(前日比-5bps)で始まり、8/21(火)は2.85%まで上昇、8/24(金)は2.82%でクローズしています。

上述のとおり、8/20(月)にトランプさんの「利上げは気に入らない」発言で金利は急落。その後8/22(水)にFOMC議事録の公表があり、9月のFOMCでの利上げが行われることが示唆され、また、貿易戦争が経済の不確実性要因になることを全参加者が指摘しています。そして8/24(金)はジャクソンホール会議でパウエルさんが力強い経済を背景にすると段階的な利上げが適切と発言しています。パウエルさんはこれまで金利が上昇し株価が下落基調になっても冷徹に利上げ方針を示し、今回のトランプ大統領にも屈することなく、動じないキャラが定着してきたような気がします。ちなみに同会合でセントルイス連銀総裁は2019年に財政刺激策の効果が薄れるため利上げは打ち切るべきと発言し、意見はそれぞれといった感じ

長期金利が2.8%台まで下がっているのは気になりますが、アナレポ読んでいると需給要因ではないかとの意見がありそれには納得です。以前も言及しましたが、世界の10年債利回りは、ドイツ0.34%、フランス0.69%、イギリス1.27%、カナダ2.26%、イタリア3.15%程度なので、そりゃ年金勢は米債買い向かうわなと。

つづいて日本の国債推移のグラフ。

JGB10年債は、週始めの8/20(月)は0.10%で始まり、8/24(金)は0.095%付近でクローズしています。8/21(火)に新発20年債の入札があり強い結果になり、一時利回りは低下傾向にありました。

何かしら日銀からのアナウンスが無ければヨコヨコ推移しそうですね。あとは米国をはじめとした海外金利動向に歩調を合わせての動きでしょう。

あと、8/24(金)に7月消費者物価指数の発表がありましたので見ておきます。
2017年8月は前年+0.7%で、その時期から0.7%~1.0%での推移です。賃金は少し上昇が見えてきたのですけどね~。

総合指数(生鮮食品を除く):100.9
前月比:+0.1%(季節調整値)
前年同月比:+0.8%
⇒※日銀の誘導目標+2.0%

生鮮食品及びエネルギーを除く数値は、前月比 +0.1%(季節調整値)、前年同月比 +0.3%

③日米金利差とドル円

先週は米国金利が5bpsほど低下し、日本の金利はほぼ変わらずでしたので、日米金利差は下方に拡大しました。ドル円相場もやや円高に振れる場面もありましたが、週後半にかけては111円台に入り、金利差だけでは説明できない環境です。

下表の赤の枠線が8/20~8/24の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

米経済はまだ強くドルの威厳はしばらく保たれそうなので、突発的なリスクオフがなければ、目先低ボラ110円前後での推移を想定しています。

④投資部門別売買状況

8月13日(月)~8月17日(金)の投資部門別売買状況。うおっ、外国人が現物&先物で7,000億円近くの売り越しに・・・。それを個人を筆頭にして国内勢が受け皿となりました。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで98億円の買い越し、先物は1,664億円の買い越し。
  • 外国人は東証一部現物で3,455億円の売り越し、先物で3,518億円の売り越し。
  • 個人は東証一部現金で1,679億円の買い越し、信用で559億円の買い越し。先物は167億円の買い越し。
  • 投信は東証一部現物で492億円の買い越し、先物は1,444億円の買い越し。
  • 信託は東証一部現物で133億円の売り越し、先物は523億円の買い越し。
  • 日銀ETF買入れ額は合計775億円で、8/13(月)に703億円、8/14(火)にREITが12億円、あとは日々の12億円の買入れ。

この週はボラが高まり投機筋が作ったような相場でしたので、海外の売りが膨らんでいるのも納得です(にしても結構売ったな・・・)。で、個人が拾ったわけですが、ここ最近のBOX相場では個人が下で拾って、上で売ってを繰り返しているので、ジンクス的にはまた上に行くような気がしています。

あと、これは願望にすぎませんが、日本にいれば総裁選の安倍優勢が分かるわけですが、それが肌感覚で分からない海外実需勢が政局の安定で総裁選前後に後追いして日本株を買ってくることも想定したいです。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

8/29(水) 4-6月期GDP改定値(米)
8/31(金) 7月労働力調査(日)、8月製造業・非製造業PMI(中)

上述のとおり昨年は8月最終週も商い少なめでした。今週は中国の統計がありますが、イベントも少ないので個別を吟味した展開となりそうです。

金曜晩に子どもの寝かしつけをして、そのまま寝落ちてしまい変な時間に起きてしまいました。誰にも邪魔されず早々にブログ書き上げることできたので、ちょっとこの後は気兼ねなく遊びに行ってきまつ。

来週もほどほどに頑張りましょー!!!

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