今週の投資戦略(2018/10/1~ FOMC利上げ・日米貿易交渉・日経高値更新)

先週も株価は連騰しまして買い方の皆様改めておめでとうございます。

日経平均チャートは日足では上ヒゲの長い十字線になりましたけど、月足で長い陽線描けて取りあえず良かったです。日米貿易交渉も一旦は通過。FOMCは解釈が難しいですが変なショックはなかったはず?

さて、先週の相場を動かした主なニュースは以下のとおり。今回も振り返りを行いながら月曜日以降の相場に備えておきたいと思います。

  • 米中追加関税発動(9/24 月)
  • FOMC(9/25 火、9/26 水)
  • 日経平均終値2万4,000円突破(9/26 水)
  • 日米貿易交渉(9/27 木)
  • 日経平均1991年11月来高値更新(9/28 金)
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①日経平均、ダウ平均、ドル円

先週9/28(金)の日経平均は2万2,4120円で引け、前週9/21(金)の2万3,869円と比べて251円高となりました。

日経平均、ドル円チャートはこちら。
折れることなく伸びてくれ~!!!

ダウ、日経平均、ドル円チャートはこちら。
円安で海外マネーも入ってくるはず・・・。

東証一部の売買代金は週を通して12.3兆円(4営業日)と前週の12.8兆円(4営業日)から減少。1日の平均は3.08兆円(前週は3.21兆円)となりました。

また、日銀ETF買入れは合計751億円となり、9/26(水)に703億円、あとは日々の12億円の買入れが行われています。

9/24(月)の日本市場は休場。
秋分の日のため日本の市場はお休み。

NY時間のダウは-181ドルの26,562ドルでクローズ。この日は米中相互の追加関税が予定どおり発動され、また、中国側が米国との貿易交渉のテーブルにつかないことが発表され株価は軟調な展開に。しかしNasdaqは+0.08%となったり、10年債利回りは1bps上昇の3.08%となったり、円も強含まなかったり、リスクオフとは言えない感じ。

9/25(火)の日経は高値+81円、安値-61円、終値+71円の2万3,940円。
この日は9月権利落ち前最終売買日。ダウが180ドル下げていたので日経もさすがにマイナス圏に沈んでいましたが、底堅く切り返してきてビックリ。ファストリが2.5%も下げましたが、資生堂が+4.1%、コーセーが+8.5%、ヤーマンが+2.9%、JALが+2.2%とインバウンドが上げを牽引していました。そーせいもプラスになったりマイナスになったり値の荒い展開で、他の新興銘柄もこれにつられて上げ下げしているように思いました。

NY時間のダウは-70ドルの26,492ドルでクローズ。朝方はプラス圏で推移していましたが、この日も話題は貿易関係で、ライトハイザーUSTR代表がNAFTA交渉が難航するカナダに対し「カナダは必要な譲歩を行っていない」、「カナダに残された時間は少ない」と述べたり、トランプ大統領が国連総会の一般討論演説で中国について「貿易不均衡は認められない」と述べ買い方の力は限られました。ただNasdaqは前日に続き微上げの+0.18%、10年債利回りは一時3.11%まで上昇しています。

9/26(水)の日経は高値+93円、安値-107円、終値+93円の2万4,033円。
8連騰キター!!!!権利落日でしたがなんと日経はプラス推移し高値引けで2万4,000円突破!TOPIXも-0.04%と配当タダ喰いとなりました。上海総合指数も+0.92%となり買い支援材料に。9月末決算関係ない小売セクターが日経を50円上げてたので、個別はまちまちでしたけど、まあ強い。

NY時間のダウは-107ドルの26,385ドルでクローズ。この日はFOMC2日目で為替が113円台に入ったり、ダウも+114ドルまで上昇する場面もありましたが、政策金利0.25%引き上げが決められたFOMC通過後は材料出尽くしで為替は112円60銭台、ダウも100ドル超のマイナスで引けました。10年債利回りが前日の3.10%から3.06%まで縮小し、金融株が軟調に。FOMCは後述しますが解釈が難しい内容で何だか消化不良に感じました。

9/27(木)の日経は高値+56円、安値-255円、終値-237円の2万3,796円。
過熱感のある日本株はようやく下げました。まあ、権利落日に上げたので、妥当っちゃ妥当な水準なのですが、ローソク見ると1/23高値を超えられないまま上ヒゲで嫌な感じ。113円台だった為替も112円50銭台に入り体力無い時であれば売り崩されるパターン。日本株の底堅い買い意欲と、中間選挙に向けた投資家寄りの政策期待があれば上を奪回できると思ってますけど。あと、この日は寄付前に、日米貿易交渉入りで合意し、交渉中は自動車への追加関税は発動されないことが表明されたと報道されています。取りあえず悪材料がなくなったことはポジティブに捉えてよいかと。

NY時間のダウは+54ドルの26,439ドルでクローズ。ダウは一時+171ドルまで上昇しましたが、引けにかけて上げ幅縮小しました。GDP確定値も発表され改定値と変わらずの年率4.2%。ドル円は前日のFOMC通過後、円高に振れていましたが1日で挽回し113円半ばまで上昇しています。その他、取引時間後にSECがテスラを提訴と報道があり、調子を取り戻していた同社株は10%を超える下げ幅となりました。

9/28(金)の日経は高値+490円、安値+225円、終値+324円の2万4,120円。
前日日経平均は下げましたが簡単に1日で奪回。そしてザラバ高値は1991年11月14日(高値2万4,550円)ぶりの水準に。ドル円も113円台が定着し電気・機械・自動車セクターも上げていましたが、ソフトバンクとファーストリテイリングで100円押し上げています。東証一部売買代金も期末ではありますが3.19兆円とそこそこの商いです。

NY時間のダウは+19ドルの26,458ドルでクローズ。ダウは一時+76ドルまで上昇しましたが、長期金利低下で金融株が軟調で上値が重いです。トランプさんも選挙に向けて市場に甘いことを言って高値更新していくことを期待していますが・・・。

さて、個別では不正銘柄は基本買わないようにしていましたが、勉強だと思ってスルガ銀行(8358)を1単位だけ買ってみました。ファンドなり他の地銀なりが買収してくると妄想していますが、その一方で、現在の金利水準では地銀はオワコンなわけで、金融庁やハゲタカ達はこの会社をどう料理するのか。そしてフェアバリューは果たしていくらなのか、引当はどの程度積まれるのかなどなど考えるのは楽しいです。ないと思いますが日債銀のときのようにソフトバンクのような事業会社とかがスポンサーに名乗りを出すと面白いのですけど。

その他監視中の銘柄ではメルカリがいいゴールデンクロスなりました。ここは短中期で欲しいけど押し目待ちに押し目なしか。あと安川電機も弱くエントリーのタイミング計ってますが、中国リスクが払拭されるまでは下げトレンド続きそう。ホールド銘柄ではサイバーダインが短期ゴールデンクロス形成。ダインはこの水準の株価なら知れば知るほど欲しくなる・・・。ロゼッタも陽線連続チャート。ここはガチホ予定ですが10/15の半期決算がどうなるか。外食ではトリドール持ってますが、吉野家は下方修正出して死亡。吉野家もせっかく利益が出る体制になってたのに残念ですね。外食は国内で見ると人件費やら悪天候やらで厳しそうですが、海外に積極的に攻めている銘柄は応援したいです。

最後にヤバイのがテスラ。マスク氏とホリエモンの経営者としての叩かれ具合が似ているな~と思っていましたが、証取法違反でホリエモンが捕まったように、マスク氏もやられました。せっかくモデル3の体制が整いつつあったのに、うちのパナソニックが被弾。来週も上値重そうだなーとげんなりしてると、なんと日曜日にマスク氏が罰金を支払ってSECと和解したとの朗報が!!!

 ②国債利回り

まずアメリカの国債推移のグラフはこちら。

アメリカ10年債は、週始めの9/24(月)は前営業日比+1bpsの3.08%で始まり、9/25(火)は一時3.11%まで上昇。FOMCのあった9/26(水)は3.06%まで下落し、9/28(金)は3.05%で週を終えています。

そのFOMCですが、いつも参考にしているロイターの記事をシェアしておきます。理解しやすいようドットチャートも貼っ付けておきますね。

ドットチャート。

様々な記事に書かれているように「緩和的」の文言が削除されると同時に、2020年付近での利上げ打ち止めというヒントが出てきました。市場は素直に反応し長期金利は低下し、1~3年ゾーンはほぼ変わらずで長短金利差は縮小。

先週のダウは長期金利の低下で金融株が足を引っ張りましたが、「経済は力強いものの、政策金利は上がっても3.5%付近まで」と捉えられるので、中長期的に株価にとっては悪くない内容なのではなかろうか??

つづいて日本の国債推移のグラフ。

JGB10年債は、週始めの9/25(火)は0.14%で始まり、株高でしたが米国長期金利の低下を受けてか9/28(金)は0.12%台で週を終えています。

色々考えたいのだけど時間がないので割愛・・・。さーせん、面白かった記事だけシェアしておきます。

③日米金利差とドル円

先週は先々週と比べて日米金利差の上限はほぼ変わらずで(2.95%→2.96%)、下限は上昇(2.87%→2.92%)しました。

ドル円相場もジリ高となり112円台で固め、113円台後半にまで水準を切り上げています。下表の赤の枠線が9/24~9/28の日米10年債利回り差と、薄ピンクの枠がその期間のドル円レンジとなります。

FOMC通過後は一時円高方向に振れ、利上げ打ち止め時期のヒントが出たのでジリジリドル安になるかと不安に思いましたが杞憂に終わりました。FOMCで相場の全体感が変わることがありますからコワイコワイ。

上表は相関係数高くないので当てになりませんが、線形より上方にプロットされる点も出てきました。だいぶ久しぶりのことなのでトレンド転換なったりしないかなー。

④投資部門別売買状況

9月18日(火)~9月21日(金)の投資部門別売買状況。外国人が先物で1.2兆円の買い越しとなり、自己が現物で約0.9兆円の買い越し。需給的には大相場の初動だと期待してます。

主要部門の先物の状況はこちら。

  • 証券自己は東証一部現金・信用合わせてで8,933億円の買い越し、先物は9,696億円の売り越し。
  • 外国人は東証一部現物で2,648億円の買い越し、先物で1兆2,197億円の買い越し。
  • 個人は東証一部現金で4,631億円の売り越し、信用で1,952億円の売り越し。先物は39億円の売り越し。
  • 投信は東証一部現物で2,234億円の売り越し、先物は1,624億円の売り越し。
  • 信託は東証一部現物で667億円の売り越し、先物は718億円の売り越し。
  • 日銀ETF買入れ額は合計48億円となり、日々の12億円の買入れのみ。

先週も載せましたが、2017年秋口の総選挙の時と自己の現物買いと外国人の先物買いが瓜二つ。2017/9/15の時に自己が現物で9,821億円買い越し、外国人は先物で1.24兆円買い越していました。その翌週は外国人が先物で9,177億円の買い越し。2018年に入ってから外国人は先物でまだ2.5兆円売り越しです。先物の更なる買戻しと、出遅れ気味の現物買いに波及してくることを願いたいです。

⑤今週のスケジュール

今週の見ておきたい経済統計などはこんな感じ。

10/1(月) 9月日銀短観、9月ISM製造業景況指数(米)
10/3(水) 9月ADP雇用統計(米)、9月ISM非製造業景況指数(米)
10/5(金) 8月勤労統計調査(日)、8月貿易収支(米)、9月雇用統計(米)

これ以外に10月2日(火)に内閣改造が行われます。安定政権となりますので海外マネーも入ってきやすい環境かと。

そして10月4日(木)は投資の日だそうです。「貯蓄から投資に」と言われてはや何年でしょうか。どうでもいい話ですが、1960年代には「銀行よさようなら、証券よこんにちは」というフレーズが流行ったそうで、ゼミの教授がやたらそのフレーズを言っていたのを覚えています。

来週もほどほどにがんばりましょー!

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